18禁Top Pageレビュー記事索引このブログのテキストについてワンクリ(ツークリ)詐欺についてランキング

最新記事一覧

Top Page > ONE ~輝く季節へ~ True Stories

ゼロアニメーションの最新作品

記事タイトル一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE1

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE1

<ストーリー>
主人公・折原浩平は死別などで家族がおらず、叔母の家に引き取られているという天涯孤独の高校二年生男子。しかし、幼馴染みの長森瑞佳や、転校生ながら悪友のようになっている七瀬留美といった女の子たちと、わりと楽しく生活をしています。

そんなある日、視覚障害者の先輩・川名みさきと仲良くなった浩平は、彼女とより親密になるため、クリスマスを自分の友人たちといっしょにすごすことを提案します。

ところが、みさきは約束があると断ってしまい…(ゼロアニメーションより)

<感想>
シリアスなラブストーリーとみせかけて、おどろくべき展開を見せる作品です。

まず、主題歌で七瀬留美(転校生)と激突しパンチラをだしたり、直後に冒頭で幼馴染みが起こしくるなど、ありがちなエロゲー展開が続きます。このあたりで、主人公がごく普通のエロゲ主人公だと思わせ、きっと仲よくなった女の子と次々やりまくっていくんだろうなあと予想させます。

そして実際、視覚障害者の先輩と仲よくなりセックスにまでいたります。

このあたりは、いちおう作中でそれなりの時間がたっているのだろうということはわかっていても、ちょっと脚を開くのが早すぎではとか、いろいろ考えないでもありません。まあ、エロアニメなのでいいかと思い、油断していたところで、衝撃的なことが起こります。

有名な作品であるため、わたしは残念ながら、事前にネタを知ってしまったため驚きが半減してしまっていましたが、それでも「おおっ」と呻いてしまいました。これはなかなか面白い!

なにぶん長編ストーリーの出だしなので、最後まで面白いかは断言できませんが、絵のクォリティの高さや劇作り・雰囲気構築のうまさを考えると(セックスまでの早さはエロアニメということを考えればしかたないでしょう)先が楽しみになります。

さて、肝心のエロ度ですが、こちらはストーリーの面白さとちがい、すこし残念です。なにしろヒロインは処女っぽく、反応が薄いです。また絵に関しては、体を見せるためにか無茶なアングルで描いているため、ちょっと奇妙な構図になってしまっています。むしろ、エロはいらないぐらいの勢いかもしれません。



※川名みさき…視覚障害者。この設定にどれほどの意味があるのかよくわかりません。最後まで見たらわかるのかもしれませんが、すくなくともこの段階では活きていないとしかいいようがありません。彼女の性格を形成するだけなら、目が見えない以外の理由でも問題ないからです。また、三十分たらずのアニメの一話で表現するには、キャラクター設定が複雑すぎるところもあります。この作品はエロゲー原作のようなので、しかたなのでしょうが。



※ファイル…ゼロアニメーションにおけるこのファイルは、エピソード1・2・3をすべてあわせたものになっています。いちおう、このブログはゼロアニメーションの作品をレビューする体裁になっているので、分割して書くことはしたくなかったのですが、さすがにこの規模の長編作品をいっぺんにやるのは乱暴すぎる気がするので、切りのいいところで一話とすることにしました。DVD等はもっていないので、正式な区切りはわかりません。ごめんなさい。なお、上記感想で衝撃的なところとしておいた部分は、見ればすぐにわかるかと思います。
このエントリーをはてなブックマークに追加

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE2

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE2

<ストーリー>
川名みさきとの別離を経験した主人公・折原浩平。しかし、彼は孤独な人間ではありません。幼なじみや友人たちとのふれあいのなかで、その傷を癒していきます。

時は流れ、春。新学期をむかえた浩平には、気になる少女がいました。里村茜。美少女ですが、浩平が惹かれたのはその点ではなく、なぜか彼女が、雨のなか、たった一人でだれかを待っている姿を見かけたからでした。

そのあまりにもさびしく悲しいたたずまいに、浩平はほうっておけない気持ちになり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
今回のヒロインはONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE1にも伏線のような感じで登場した少女・里村茜です。

病的に無口で、他人に心を開かない感じの女の子に、主人公が踏み込んでいくという内容で、たった三十分たらず、しかもエロが必要な作品にしては、なかなか説得力のある展開でした。

たとえば、主人公が強引に茜に近づいていき、親密になっていくところとか、はじめて名前で呼ぶようになるあたりは、展開のうまさもあって、見ごたえがあります。作中おこっている超常現象を抜きにしても、ラブストーリーとして、ふつうに秀逸な作品だと思います。

それでいて、のちに続く伏線のような描写もあり、またラストも、予想されたとはいえ痛みに満ちた展開になります。三作がひとつになったファイルであるとはいえ、この部分だけでも見たとしてもまったく損はないと思います。

さて、肝心のエロ度ですが、かなり高いと思います。瞳がキラキラした感じのデザインであるにもかかわらず、裸になると体つきはかなりエロく、また性器の描きこみも丁寧で、ちょっとグロく感じるほどです。また、体位なども工夫しており、セックスをきちんと描いています。

実用性に関しては、この顔と体のギャップをどう感じるかだと思いますが、すくなくともクォリティは高いと思います。

それにしても、二回連続でバッドな展開になってきたわけですが、次回が気になります。ただ、まだ超常現象が起こっていることはわかっても、どんな現象が起こっているのか明示されていません。わたしは事前にネタを多少なりと仕入れてしまっていたので、なんとなく理解できますが、まったく知らない人間が見たときに、ちゃんとわかるものに仕上がっているのか、すこし心配になるところです。
このエントリーをはてなブックマークに追加

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE3

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE3

<ストーリー>
里村茜がたたずむ空き地を、無言で通り過ぎた浩平。彼はその後も、普段どおりの陽気さで日々をすごしていますが、ふとした拍子にひどくさびしげな表情を浮かべるようになります。

浩平の変化を、幼馴染み・長森瑞佳は、敏感に感じ取っていました。

そんなある日、浩平から強引なやりかたでデートに誘われた瑞佳は…(ゼロアニメーションより)

<感想>
ONEシリーズ最終回です。心にしみるような作品でしたが、いちぶ手放しで褒めにくいところもあります。さきに、よくないところをあげようかと思います。

まず、設定がストーリー中ほとんど描かれていません。美しい言葉を使用したモノローグは詩的ではあるものの、具体性が皆無で、状況がよくわからないのです。この作品はエロゲーの原作が存在するため、そちらをしっていれば理解できるのかもしれませんが、アニメだけでそれを読み取るのは不可能だと思われます。

また、説明不足が悪いほうに作用し、オチが非常に唐突な感じがして、それまでの衝撃的な流れを台無しにしている感があります。正直なところ、四話構成にして、ラストの数分の部分を、二十分強ぐらいでドラマチックに描いてくれたら、とてつもなく感動的な作品になったのではと惜しくなるほどです。

さて、ここまで悪いところあげたので、つぎはよいところをあげます。絵・音楽とも美しく、とりわけ登場人物の表情はすばらしいものがありました。

とくに主人公の表情は、悲しみと寂しさがない交ぜになった感じで、日常シーンとのギャップもあり、じつに味わい深いものがあります。顔だけで心情を読み取らせるという意味では顔芸といってもよく、とてもクォリティが高いと思います。

そしてエロアニメとしての肝心のエロさですが、感動系の作品にしてはかなり実用性の高いことになっています。

とりわけ、はじめてのセックスのとき、主人公は病気で体がよわっている状態であるにもかかわらず、絆を求めて女の子を押し倒してしまうのですが、相手の女の子が『元気になってからしよ?』などと愛のあるセリフをいいます。もちろんそれでも強引にやられてしまうわけですが、こういう何気ないセリフまわしがリアリティを増すのです。

そして、処女(破瓜の血が表現されている)だった女の子が、やっている最中に普通に感じるようになってしまうというのも、即物的ではありますが、実用性に貢献しています。

とにかく、エロシーン全体に相手への愛が感じられ、エロいのに美しいと思えるすばらしい仕上がりでした。

作品全体としては、感情移入が必要な純愛系の作品なのに、ストーリーがわかりにくいという致命的な弱点があるため、微妙にオススメしにくいのが残念ですが、画面の美しさと詩的なモノローグ、音楽だけでも見る価値は十分だと思います。



※ネタバレ考察…作品の描写だけで読み取れる設定およびストーリーの考察をします。完全なネタバレをふくむので、気にするひとはこの下は読まないでください。



・主人公・折原浩平は幼少のある日、同年代の少女(長森瑞佳)から「えいえんはあるよ」という言葉を聞かされる。
・当時、深い絶望(設定を考えると、家族との死別かもしれない)に陥っていた浩平は、現実世界を見限り、永遠の世界という別世界へと移ることを決意してしまう(どのようにして世界を移動するかのメカニズムはまったく描写されていない)。
・そのご成長した浩平は、視覚障害者の先輩・川名みさきと恋仲になるが、ここに来て突然、永遠の世界へと向かうという決意が自動的に発動してしまう(なぜいきなり発動したのかは描写されていない。浩平はそのことに気づき、どうしようもない運命のように捉えながらも、抗う努力をしていた)。
・浩平は少しずつ永遠の世界の住人に近づいていく。その過程で、時間がたつにつれ、周囲の人間が浩平を忘れていってしまう。川名みさきが、そして二人目の恋人である同級生の少女・里村茜までもが、浩平との関係をわすれてしまう。
・だが、長森瑞佳だけは最後まで浩平のことを忘れることはなく、そのおかげでか、浩平は現実世界への帰還を果たす。
・永遠の世界への移動がはじまってから帰還まで、おそらく半年たらず(クリスマスすぎごろから翌年の六月まえ?)ぐらいと思われる。
・里村茜の大切なひと(城島司という名前の幼馴染み)が、かつて永遠の世界に行ったきり戻ってきていないので、このことは浩平の身の上だけに起こった超常現象ではなさそう。

ところで、この物語においては、よくあるゲームのようにパラレルワールド的にヒロインを攻略しているわけではなく、相手が忘れているとはいえ、主人公は数ヶ月のあいだに三人のヒロインと深い関係になります。最後に長森瑞佳とくっついてハッピーエンドという感じですが、帰還したときの描写を見ると、ほかのヒロインたちも浩平のことを思い出したはずです。彼女たちは、いったいなにを思うのでしょうか。
このエントリーをはてなブックマークに追加

アダルトショッピングドットコム