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ゼロアニメーションの最新作品

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ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE3

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE3

<ストーリー>
里村茜がたたずむ空き地を、無言で通り過ぎた浩平。彼はその後も、普段どおりの陽気さで日々をすごしていますが、ふとした拍子にひどくさびしげな表情を浮かべるようになります。

浩平の変化を、幼馴染み・長森瑞佳は、敏感に感じ取っていました。

そんなある日、浩平から強引なやりかたでデートに誘われた瑞佳は…(ゼロアニメーションより)

<感想>
ONEシリーズ最終回です。心にしみるような作品でしたが、いちぶ手放しで褒めにくいところもあります。さきに、よくないところをあげようかと思います。

まず、設定がストーリー中ほとんど描かれていません。美しい言葉を使用したモノローグは詩的ではあるものの、具体性が皆無で、状況がよくわからないのです。この作品はエロゲーの原作が存在するため、そちらをしっていれば理解できるのかもしれませんが、アニメだけでそれを読み取るのは不可能だと思われます。

また、説明不足が悪いほうに作用し、オチが非常に唐突な感じがして、それまでの衝撃的な流れを台無しにしている感があります。正直なところ、四話構成にして、ラストの数分の部分を、二十分強ぐらいでドラマチックに描いてくれたら、とてつもなく感動的な作品になったのではと惜しくなるほどです。

さて、ここまで悪いところあげたので、つぎはよいところをあげます。絵・音楽とも美しく、とりわけ登場人物の表情はすばらしいものがありました。

とくに主人公の表情は、悲しみと寂しさがない交ぜになった感じで、日常シーンとのギャップもあり、じつに味わい深いものがあります。顔だけで心情を読み取らせるという意味では顔芸といってもよく、とてもクォリティが高いと思います。

そしてエロアニメとしての肝心のエロさですが、感動系の作品にしてはかなり実用性の高いことになっています。

とりわけ、はじめてのセックスのとき、主人公は病気で体がよわっている状態であるにもかかわらず、絆を求めて女の子を押し倒してしまうのですが、相手の女の子が『元気になってからしよ?』などと愛のあるセリフをいいます。もちろんそれでも強引にやられてしまうわけですが、こういう何気ないセリフまわしがリアリティを増すのです。

そして、処女(破瓜の血が表現されている)だった女の子が、やっている最中に普通に感じるようになってしまうというのも、即物的ではありますが、実用性に貢献しています。

とにかく、エロシーン全体に相手への愛が感じられ、エロいのに美しいと思えるすばらしい仕上がりでした。

作品全体としては、感情移入が必要な純愛系の作品なのに、ストーリーがわかりにくいという致命的な弱点があるため、微妙にオススメしにくいのが残念ですが、画面の美しさと詩的なモノローグ、音楽だけでも見る価値は十分だと思います。



※ネタバレ考察…作品の描写だけで読み取れる設定およびストーリーの考察をします。完全なネタバレをふくむので、気にするひとはこの下は読まないでください。



・主人公・折原浩平は幼少のある日、同年代の少女(長森瑞佳)から「えいえんはあるよ」という言葉を聞かされる。
・当時、深い絶望(設定を考えると、家族との死別かもしれない)に陥っていた浩平は、現実世界を見限り、永遠の世界という別世界へと移ることを決意してしまう(どのようにして世界を移動するかのメカニズムはまったく描写されていない)。
・そのご成長した浩平は、視覚障害者の先輩・川名みさきと恋仲になるが、ここに来て突然、永遠の世界へと向かうという決意が自動的に発動してしまう(なぜいきなり発動したのかは描写されていない。浩平はそのことに気づき、どうしようもない運命のように捉えながらも、抗う努力をしていた)。
・浩平は少しずつ永遠の世界の住人に近づいていく。その過程で、時間がたつにつれ、周囲の人間が浩平を忘れていってしまう。川名みさきが、そして二人目の恋人である同級生の少女・里村茜までもが、浩平との関係をわすれてしまう。
・だが、長森瑞佳だけは最後まで浩平のことを忘れることはなく、そのおかげでか、浩平は現実世界への帰還を果たす。
・永遠の世界への移動がはじまってから帰還まで、おそらく半年たらず(クリスマスすぎごろから翌年の六月まえ?)ぐらいと思われる。
・里村茜の大切なひと(城島司という名前の幼馴染み)が、かつて永遠の世界に行ったきり戻ってきていないので、このことは浩平の身の上だけに起こった超常現象ではなさそう。

ところで、この物語においては、よくあるゲームのようにパラレルワールド的にヒロインを攻略しているわけではなく、相手が忘れているとはいえ、主人公は数ヶ月のあいだに三人のヒロインと深い関係になります。最後に長森瑞佳とくっついてハッピーエンドという感じですが、帰還したときの描写を見ると、ほかのヒロインたちも浩平のことを思い出したはずです。彼女たちは、いったいなにを思うのでしょうか。
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ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE2

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE2

<ストーリー>
川名みさきとの別離を経験した主人公・折原浩平。しかし、彼は孤独な人間ではありません。幼なじみや友人たちとのふれあいのなかで、その傷を癒していきます。

時は流れ、春。新学期をむかえた浩平には、気になる少女がいました。里村茜。美少女ですが、浩平が惹かれたのはその点ではなく、なぜか彼女が、雨のなか、たった一人でだれかを待っている姿を見かけたからでした。

そのあまりにもさびしく悲しいたたずまいに、浩平はほうっておけない気持ちになり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
今回のヒロインはONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE1にも伏線のような感じで登場した少女・里村茜です。

病的に無口で、他人に心を開かない感じの女の子に、主人公が踏み込んでいくという内容で、たった三十分たらず、しかもエロが必要な作品にしては、なかなか説得力のある展開でした。

たとえば、主人公が強引に茜に近づいていき、親密になっていくところとか、はじめて名前で呼ぶようになるあたりは、展開のうまさもあって、見ごたえがあります。作中おこっている超常現象を抜きにしても、ラブストーリーとして、ふつうに秀逸な作品だと思います。

それでいて、のちに続く伏線のような描写もあり、またラストも、予想されたとはいえ痛みに満ちた展開になります。三作がひとつになったファイルであるとはいえ、この部分だけでも見たとしてもまったく損はないと思います。

さて、肝心のエロ度ですが、かなり高いと思います。瞳がキラキラした感じのデザインであるにもかかわらず、裸になると体つきはかなりエロく、また性器の描きこみも丁寧で、ちょっとグロく感じるほどです。また、体位なども工夫しており、セックスをきちんと描いています。

実用性に関しては、この顔と体のギャップをどう感じるかだと思いますが、すくなくともクォリティは高いと思います。

それにしても、二回連続でバッドな展開になってきたわけですが、次回が気になります。ただ、まだ超常現象が起こっていることはわかっても、どんな現象が起こっているのか明示されていません。わたしは事前にネタを多少なりと仕入れてしまっていたので、なんとなく理解できますが、まったく知らない人間が見たときに、ちゃんとわかるものに仕上がっているのか、すこし心配になるところです。
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ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE1

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE1

<ストーリー>
主人公・折原浩平は死別などで家族がおらず、叔母の家に引き取られているという天涯孤独の高校二年生男子。しかし、幼馴染みの長森瑞佳や、転校生ながら悪友のようになっている七瀬留美といった女の子たちと、わりと楽しく生活をしています。

そんなある日、視覚障害者の先輩・川名みさきと仲良くなった浩平は、彼女とより親密になるため、クリスマスを自分の友人たちといっしょにすごすことを提案します。

ところが、みさきは約束があると断ってしまい…(ゼロアニメーションより)

<感想>
シリアスなラブストーリーとみせかけて、おどろくべき展開を見せる作品です。

まず、主題歌で七瀬留美(転校生)と激突しパンチラをだしたり、直後に冒頭で幼馴染みが起こしくるなど、ありがちなエロゲー展開が続きます。このあたりで、主人公がごく普通のエロゲ主人公だと思わせ、きっと仲よくなった女の子と次々やりまくっていくんだろうなあと予想させます。

そして実際、視覚障害者の先輩と仲よくなりセックスにまでいたります。

このあたりは、いちおう作中でそれなりの時間がたっているのだろうということはわかっていても、ちょっと脚を開くのが早すぎではとか、いろいろ考えないでもありません。まあ、エロアニメなのでいいかと思い、油断していたところで、衝撃的なことが起こります。

有名な作品であるため、わたしは残念ながら、事前にネタを知ってしまったため驚きが半減してしまっていましたが、それでも「おおっ」と呻いてしまいました。これはなかなか面白い!

なにぶん長編ストーリーの出だしなので、最後まで面白いかは断言できませんが、絵のクォリティの高さや劇作り・雰囲気構築のうまさを考えると(セックスまでの早さはエロアニメということを考えればしかたないでしょう)先が楽しみになります。

さて、肝心のエロ度ですが、こちらはストーリーの面白さとちがい、すこし残念です。なにしろヒロインは処女っぽく、反応が薄いです。また絵に関しては、体を見せるためにか無茶なアングルで描いているため、ちょっと奇妙な構図になってしまっています。むしろ、エロはいらないぐらいの勢いかもしれません。



※川名みさき…視覚障害者。この設定にどれほどの意味があるのかよくわかりません。最後まで見たらわかるのかもしれませんが、すくなくともこの段階では活きていないとしかいいようがありません。彼女の性格を形成するだけなら、目が見えない以外の理由でも問題ないからです。また、三十分たらずのアニメの一話で表現するには、キャラクター設定が複雑すぎるところもあります。この作品はエロゲー原作のようなので、しかたなのでしょうが。



※ファイル…ゼロアニメーションにおけるこのファイルは、エピソード1・2・3をすべてあわせたものになっています。いちおう、このブログはゼロアニメーションの作品をレビューする体裁になっているので、分割して書くことはしたくなかったのですが、さすがにこの規模の長編作品をいっぺんにやるのは乱暴すぎる気がするので、切りのいいところで一話とすることにしました。DVD等はもっていないので、正式な区切りはわかりません。ごめんなさい。なお、上記感想で衝撃的なところとしておいた部分は、見ればすぐにわかるかと思います。
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花の女子アナ ニュースキャスター・悦子 生でイキます! TAKE2

花の女子アナ ニュースキャスター・悦子 生でイキます! TAKE2

<ストーリー>
丸出駄目助の引き起こした人質監禁篭城事件は、大詰めを迎えていました。

なんと、被害者・若林真由美は衆人のまえで全裸に剥かれ、おまんこどころか肛門すら犯され、あまつさえ膣と直腸に精液を流しこまれるなど、暴虐の限りを尽くされてしまったいたのです。

火炎瓶で武装した駄目助はあたりにそれを投げつけては火を放つほどの凶暴さをしめし、もはや真由美は恐怖と苦痛とでパニックを起こし、ヘラヘラと笑いながら小便を漏らす始末です。

しかも、駄目助はどこから手に入れたのか、拳銃すらも所持しており…(ゼロアニメーションより)

<感想>
極めて毒の強い作品です。

上記ストーリー紹介でものすごい展開になっておりますが、もともと駄目助は包丁を所持していただけで火炎瓶も拳銃も持っていませんでした。すなわち、ぜんぶ『説得』に出向いたという主人公・山野辺悦子の自作自演になります。

このあたり、ドタバタギャグとしてはなかなか秀逸な表現であったものの、毒気が強すぎて不愉快になってしまいました。

もちろん、製作者さんは外見は美女でありながら中身が醜悪きわまりないマスコミ人・悦子のおぞましさを、ギャグをまじえつつきちんと描いているので、これがマスコミ批判の作品であるということは理解できます。しかし内容が悪趣味きわまりないため、正直オススメする気になれません。

その昔、カントリーミュージックを愛聴している黒人のひとに『君らにはブルースという人生の苦悩を表現したすばらしい芸術があるじゃないか。なんであんなくだらん流行歌を聞くんだ』とたずねた白人がいたそうで、対する黒人は『なんで金を払って人生の苦悩を味わわなきゃならんのだ』とこたえたそうですが、わたしもそんな気分です。クオリティはともかく、この作品、単純に楽しむのには向きません。

あるいは、マスコミに腹が立っているような気分のときに見たら、わが意をえたりと思えるのかもしれません。

なんにせよ、クオリティは高い作品なので、あとは見る側の気分の問題でしょう。なお、エロ度に関してはかなり強烈な陵辱シーンがあるので、加虐属性のかたには悪くないかもしれません。
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花の女子アナ ニュースキャスター・悦子 生でイキます! TAKE1

花の女子アナ ニュースキャスター・悦子 生でイキます! TAKE1

<ストーリー>
近未来、東京フラワーテレビの看板ニュースキャスター・山野辺悦子は、キャスターとしての実力と、カメラの前で脚をひろげ、パンツのなかに手をつっこんでいじくりまわすパフォーマンスなどにより人気を博していました

そんなある日、丸出駄目助という名のアルコール依存症男が、人質監禁篭城事件を起こしてしまいます。

被害者は若林真由美という女子大生で、駄目助は彼女の父が経営する銀行を首にたったがために、このような凶行をしでかしたのこと。悦子はニュースキャスターとして犯人を説得するため、カメラの青年とともに現場に向かいますが…(ゼロアニメーションより)

<感想>
ストーリー紹介の冒頭で近未来としましたが、登場人物がもっているノートパソコンが妙に発達していたり、安全総合武装警備保障という現在の日本には存在しない民間の警察組織ふうのものが登場したりしているので、おそらくSFの類になる作品です。

内容は、ニュースキャスターが表の顔とは裏腹に、暗躍して小規模な事件を煽りたて、大事件に作り上げていくというものです。ドタバタとしては楽しく、またわりと美形のキャラクターでも変顔をさせているので、なかなか笑えます。

エロ度に関しては、キャスターがカメラのまえで脚をおっぴろげ、あるいは人質がレイプされているところを実況しつつ解説したりする性にあけすけな世界観であるため、非常に高いです。とくにフェラチオに気合のはいった描写がされているため、フェラ好きな方にはオススメできます。

ただ、一箇所飲尿シーンがあります。尿を出すのが中年の男で、受けるのは若い女という組み合わせですが、あまり美しくないし、趣味も分かれると思いますので、ご注意くださいませ。



※マスゴミ…この作品の製作がどんな気持ちでつくったのかはわかりませんが、かなりマスコミに対して批判的なメッセージが込められているような気がします。あるいは、毒が強いギャグ作品なので、そう感じてしまうのかもしれません。たしかに笑えましたが、なにかひっかかるものがあり、そういう意味では万人向けではないかもしれません。
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野々村病院の人々 THE ANIMATION 後篇

野々村病院の人々 THE ANIMATION 後篇

<ストーリー>
電動車椅子が届いたおかげで、病院を自由に移動できるようになった主人公・琢磨呂。院内を散策しつつ、やってきた助手の涼子ならびに雑誌記者の川崎勉造と情報を交換します。

それによると、野々村病院では、死んだ院長・作治の医療ミスが噂されるほか、なんと麻薬の密売もおこなっているらしいとのことが、まことしやかに囁かれているのだそうです。

涼子たちが帰ったあとも病院をうろついていた琢磨呂は、樹桃子を見かけて話しかけます。しかし…(ゼロアニメーションより)

<感想>
非常にスピーディかつ理解しやすい展開で話が進み、最後まで楽しく見ることができました!シリーズとおして超オススメ!

前回野々村病院の人々 THE ANIMATION 前篇で、謎めいた雰囲気をふんだんにだしたところで、後篇では物語を合理的に説明かつ解決しています。

キャラクターとのイメージにギャップを作るのがうまく、それを利用して視聴者をだますテクニックなどは、なかなかのものだったと思います。伏線をつかってミスリードなどもしており、真相が意外というより、ああ、そういうふうになったからこうなるのかというような感じで、驚きつつも安心して見ていられました。

さて、お話は面白いとして、肝心のエロ度ですが、お色気サスペンスと考えれば極めて高いといえます。無修正ですし、シチュエーションの作り方も美味しいです。

とくにクライマックス部分でのエロは、なかなか緊迫感があり、ストーリーの面白さに貢献していると思います。

ただし、あくまでもお色気レベルであり、アダルトビデオレベルのエロさはありません。見ながら抜けるというより、シチュエーションで妄想してしまうタイプのエロさです。

なお、主人公は折れた足の先に手鏡をくくりつけて、看護師さんたちのスカートのなかをのぞいてまわるような変態です。このあたり、ギャグとしてもちょっとやりすぎで、ひとによっては萎えるかもしれません。

また、何箇所か、緊迫感を作るためなのか、有能な主人公らしからぬ失敗や、危険な偶然が起きているのも、気になるといえば気になります。

しかし、全体がよくできているからこそ、微妙な点が目立つということもあります。ふつうに傑作ですので、ぜひご覧ください!
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野々村病院の人々 THE ANIMATION 前篇

野々村病院の人々 THE ANIMATION 前篇

<ストーリー>
豪奢な一室で、精力的な風貌をした中年の男が、女と愛を語らっていました。女は愛人でしょうか。男は、彼女とのセックスを満足のいくものにするためか、腕になにかの薬物の注射をおこないます。

と、注射して数分ご、突如として異変がおこりました。なんと、男が苦しんでいます。のどのあたりをおさえ、悶えています。

やがて、息をしなくなった男をのこし、女はどこかに立ち去りました。いつのまにか、男の着衣は整えられており、状況はあたかも男が自殺したかのように…(ゼロアニメーションより)

<感想>
かなり正統的なミステリー、いわゆる犯罪推理ものの作品になります。エロアニメでこういうタイプの作品はあまり多くなく、分類がしにくいので、ひとが死ぬというところからホラー・猟奇系にしておきました。

さて、上記ストーリー紹介は冒頭の場面で、本編は探偵に調査依頼が届くところからはじまります。そのご、ギャグを絡めつつ主要な登場人物の紹介が続くのですが、なかなかうまいと思います。

主人公は、探偵ながらセクハラ親父かつハッタリのうまいペテン師タイプで、好みは分かれるでしょうが、かなりキャラが立っています。そして、この主人公がおもにセクハラでいじりながら主要な登場人物の顔と特徴を覚えさせており、ストーリー構成のうまさが光ります。

現状はまだ前半ですが、十分に後半の謎解きを期待させます。ミステリーとしてどのぐらいのレベルかはわからないものの、ふつうに面白いと思います。

そして肝心のエロ度ですが、エロいサスペンスドラマといった感じで、アダルトビデオレベルのエロさはありません。Vシネマが妥当なレベルであり、事実、実写版というのも存在するようです。わりとしっかりした内容の作品であるのに、パンチラ(パンモロ)なども豊富で、その意味ではエロアニメとしてがんばっているでしょう。



※登場人物
人数が多いので、いちおう書いておきます。

探偵
海原琢磨呂…探偵。腕っこき(設定上だけでなく、実際に観察眼のあるところが描写がされている)なのだが、女好きなために評判が悪く、客がこない。満足に食事をとる金すらない模様。
伊藤涼子…海原とは別の事務所に所属する探偵。海原とは旧知の仲。作中のちょっとした出来事から、なし崩し的に海原の助手にされてしまう。設定上は金髪らしいが、どちらかというと褐色にちかい。

病院関係者
野々村作治…病院の院長。自室で死んでいるところを発見される。物語はここから。
野々村亜希子…依頼人。夫の作治とは親子ほども年が離れている。
藤木栄作…亜希子専属の執事。大男。不気味な風貌をしており、探偵に対してふくむところがあるらしい。

看護師
牧野梨恵…看護師。ピンク髪の三つ編み。警備員になにかで脅されているらしい。
野際美保…看護師。腰まである栗色の髪。怪我をした海原を病室まで運んでいった。ざっくばらんな性格をしている。
間宮千里…看護師。水色のショートヘア。巨乳。

患者
樹桃子…入院患者のひとり。ピンクの髪におおきなリボン。車椅子に乗っている。
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癒してあげルン 西遊記

癒してあげルン 西遊記

<ストーリー>
『癒してあげちゃい隊』のメンバーが、西遊記風のパラレルワールドで活躍する話です。

悟空とはぐれてしまった三蔵法師ら一行が、とあるシルクロードの城郭を訪れたときのこと。たまたまはいった料理屋は高級エステという名の娼館でした。そこで、たまには癒されるのもいいかとサービスを受けることになった面々でしたが、なんと…(ゼロアニメーションより)

<感想>
予備知識がないと、とくに序盤が意味不明の作品です。

とりあえず、さきに視聴してからあらためて調べてみたのですが、どうやらこの作品は同人誌が原作で、本来は現代劇であるようです。そして、そのなかの『GOGO WEST』という西遊記をモチーフにした話をアニメ化したようです。

たとえるなら、パタリロにときどきある江戸時代の話のようなものかもしれません。ようするに長編シリーズのセルフパロディ回なので、しらない人間には意味不明なのもむべなるかなです。

さて、最初ほうはわかりにくいものの、お話の筋じたいはそんなに難しくありません。話のつくりもオーソドックスで、よくも悪くもマンネリ型の内容です。つまらなくはありませんが、とくに面白いとかいうようなものでもありません。

そして絵ですが、これは極めて美しいです。とくに、女の子のデザインがかなり色っぽく、目の保養になります。おまんこも丁寧に描きこまれており、また陰毛もほんのりとした和毛風味で、かわいらしいです。

ただし、顔は目の大きなデザインで、体の色っぽさと微妙にあってないかもしれません。まあ、このあたりは好みですが。

エロ度については、レズと触手っぽいシーンがメインで、ギャグ作品にしてはかなり高いです。ただ、どうも微妙に使えない気がします。肝心のところで場面が切り替わったり、もうイクというところでストーリーが展開するために事件が発生したりと、抜きどころというところがないからです。

いちおう、出だしからオナニーシーンをもってきたりして、がんばっているのはわかるのですが…。

全体的としては、かなり中途半端な作品です。エロかギャグ、あるいはストーリーに特化したほうが面白かったのではと考えると、残念な気がします。単品購入より、月額会員のひとが暇だったら見るのが妥当なレベルの作品でしょう。



※登場人物
いちおうキャラクターの説明をしておきます。

有栖川繭子(悟空)…癒してあげちゃい隊のメンバー。茶髪。
森山泉美(沙悟浄)…癒してあげちゃい隊のメンバー。長身青髪。
森山うさぎ(八戒)…癒してあげちゃい隊のメンバー。低身長桃髪ツインテール。うさぎなのに八戒とはこれいかにとおもっていたら、作中で豚鼻になるシーンがあります。
等々力つとむ(三蔵法師)…眼鏡。本来は癒してあげちゃい隊のメンバーの秘密をしり、暴露しないかわりに体を要求しているというようなキャラクターのようです。ただ、見た感じ、ギャグっぽいのでそんなに深刻ではないでしょうが。なお、一箇所眼鏡がずれるシーンがあり、意外にもえらくかわいらしい目をしていました。ショタ展開がほしかったところです。
ピータン…悟空のペット(?)の猿。
リーリ…高級エステの娼婦。つとむの相手をする。
リン…高級エステの娼婦。泉美の相手をする。
シャオタオ…高級エステの娼婦。うさぎの相手をする。
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