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ゼロアニメーションの最新作品

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奴隷市場 SLAVE 2 ~Cecilia~

奴隷市場 SLAVE 2 ~Cecilia~

<ストーリー>
サヴォイア公国の貧乏貴族の娘として、貧しくはあっても幸せにくらしていたセシリア。彼女は公国の王子ボーモンのお見合いの相手として城に呼ばれます。王子さま、いい人だったらいいな。そんな期待に胸を膨らませていた田舎の少女が向かったサヴォイア城は、地獄でした。

それから何年も経ったある日のこと。奴隷商パイトーンのもとに主人公・キャシアスが現れました。キャシアスにとっては奴隷市場 SLAVE 1 ~Bianca~の事件から、わずか二週間後のことです。彼はビアンカの代わりの奴隷を買い求めに現れたのでした。

じつはキャシアスは戦争を回避するための大使としての役割のほかに、万一それが不可能だった場合のスパイとしての顔も持っていたのです。キャシアス本人は、どちらかといえばビアンカの件がショックで新しい奴隷どころではなかったのですが、隠れ蓑として、女を家に囲っておく必要が生じてしまったのでした。

ところが、親友のファルコと女奴隷の品定めをしているなか、キャシアスは一人の金髪の女奴隷に目をとめます。その奴隷、セシリアは、おそらくは男全般に対する憎しみにも似た強い視線をキャシアスにぶつけ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
クォリティは高いながら、極めて鬱度の高い作品です。これは厳しい!

ストーリーの最初のほうで、断片的にヒロイン・セシリアの凄惨な過去が明かされます。それだけでもかなりキツイものがありますが、おどろいたことにこれがまだ序の口でした。まさかここまで遠慮もなく誰も幸せにならない(最終的にマイナス10がマイナス3ぐらいに持ち直しますが、あくまで不幸中の幸いレベルです)展開になろうとは。

とくに終盤、主人公がある理由から暴走を始め、さらにえぐいことが起こるという怒涛の展開は、描写の丁寧さやそれまでとのギャップ、効果音などもあいまって非常に強烈な印象を受けました。ネタバレになるので書きませんが、クライマックスの拷問シーンは、ほんの短いものながらわたしが見たエロアニメの拷問のなかでも三本の指に入るのではと思えるぐらいです。

話の出来自体はいいものの、わたしはこれを万人にオススメすることはできません。ただ、ゼロアニメーションではこの奴隷市場シリーズは三本全部同じファイルなので、どうしたものかなあという感じです。

いちおう、繰り返しますがクォリティ自体は本当に素晴らしいものがあります。キャラクターデザインは好みがわかれそうですが、背景などは美しく、また人物の動きは非常に丁寧です。エロ度に関しても、キスをするときに舌から先に出すというような細かい部分でいい仕事をしています。あくまでも鬱度だけでオススメできないということです。

なお、鬱度とは別に、この作品には失禁および(おそらくは)浣腸描写が存在します。すなわち茶黒い固形物がきちんと描写されているのでご注意ください。



※丁寧…冒頭ちかく、ファルコが反応を調べるためにモブの女奴隷を悶絶させる展開があります。その後キャシアスがセシリアに気をとられ、その女奴隷は放置されてしまうのですが、すこしして、主人公たちの後ろでその女奴隷が係りのもの(?)に運ばれていくところが描かれています。こういう細かいところが大事なのです。

※拷問…グロ好きでもこれが好きな人はかなり少ないのではないでしょうか。そういうのとは違う種類の嫌な拷問です。かのマーモ帝国の黒騎士・アシュラムが若いころに徒党を組んで街娼にこの種の拷問をしてまわったそうですが、彼にしたってせいぜい刃物をつかうぐらいでこんな後遺症がのこるえぐいやり方はしていませんでした。ひどいです。マジキチです。「おい?おい……おいっ、なにをするやめろ!」とリアルで言いたくなるような仕打ちでした。

※ぬいぐるみ…作中に小道具として登場するウサギ(?)のぬいぐるみ。魔法少女まどか☆マギカのきゅうべえとデザインがそっくりです。いちおう、発表の時系列でいうときゅうべえのほうが後です。まあありがちなデザインではありますが、今後このようなデザインのキャラを発表したらきゅうべえのパクリ扱いされてしまうんだろうなあと思う次第です。あちらのほうが有名なので、よく知らない人ならこのぬいぐるみもパクリと勘違いするかもしれませんね。



<登場人物>
フローラ…名前しか出てこない重要キャラ。ちょっと調べたところ、原作ゲームではさらに重要なキャラのようですが、カットされています。話のまとまりがよくなっているので、これは優れた決断といえるでしょう。

ドラクア…ふたりしかいない傭兵団「火吹き竜」の団長。白目がちで目つきが悪いのにしゃべり方が馴れ馴れしく、いい人か悪い人か判断がつきにくいです。この人役の声優さん、下手とは言いませんが発音が妙な感じです。火吹き竜が「フィフティーユ」と聞こえたり、サヴォイアがサバイアに聞こえたりして、名前を確認するのに苦労しました。

ルカ…ふたりしかいない傭兵団「火吹き竜」の副官。最初女に見えましたし声も女性声優ですが、いちおう男のようです。でもそのわりに戦い方が…。というかキャシアスもそうですがこの作品の小柄美形男は妙に女っぽくてホモ臭いです。

ボージェット…サヴォイア野郎。サヴォイア公国の大使のようです。サヴォイアはロンバルディア同盟の加盟国なので、ということはキャシアスの仲間のはずですが、こんなことをやっていていいのでしょうか。
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奴隷戦士マヤの総括

奴隷戦士マヤの総括

今回は奴隷戦士マヤの総括になります。ちなみに上記画像にはクールデバイス 11 アイドル堕天使 理奈が描かれています。前回SEEKの総括で使った画像に奴隷戦士マヤが描かれていたので、同じ画像をつかってもなあという考えからそうしました。

さて、記事を書こうと思って作者のこのどんと氏の名前でぐぐってみたところ、ご本人のホームページ(WILD DUCKのホームページ)が引っかかりました。直近の更新を見たところ2013年1月1日とずいぶん新しいのに、古式ゆかしいhtml式のサイトになっています。コンテンツ自体は美しい絵がたくさん載っていてとてもいいのですが、この形式(なんとフレーム対応!)だとぱっと見だけで何年も更新されていないページだと勘違いされてしまうのではと老婆心をおぼえてしまいます。

ホームページが古式ゆかしいのとはあまり関係ありませんが、このどんと氏といえばベテランの鬼畜系作家ということになります。ちょっとぐぐっただけでもふたなり、四肢切断など人をえらぶ表現がてんこ盛り!ただし、絵柄に関しては顔つきが今風ではないものの、かなり安定していらっしゃいます。

長く漫画を描いている作家だと、手癖というか味が悪いほうに作用して、体のバランスがおかしくなったり、絵のアングルなどのバリエーションが減ってしまったりするものですが(悪口になってしまうので具体例が出しませんが、何人か思い浮かぶのではないでしょうか)、このどんと氏の絵はいまでも十分に綺麗といえるでしょう。

奴隷戦士マヤに関しては、アングラな作品であるのと有名な作品であるのが重なり、再販などの繰り返しでの出版社も一定しておらず、どこが初出なのかわかりにくくなっています。おそらく1989年のバナナコミックスのものが最初なのではと思われます。平成元年ということで、雑誌等への掲載は昭和のころということになります。

もはや遠くなってしまった昭和ながら、この作品は未完とはいえ中断してはいないようです。ぐぐったら2ちゃんねるの掲示板の「祝!再開、このどんと-奴隷戦士マヤ」というスレッドでファンが語り合っていました。ホームページを見ると一枚絵とかもありますし、更新履歴を見ても十分な活動をされているのでしょう。

アニメ版のほうは、原作者であるこのどんと氏はあまり満足していなかったようです。いまはご本人のホームページの当該部分が工事中らしく確認できませんが、今回の記事のためではなく数年レベルのかなり以前に個人的に氏のホームページを閲覧した際、不満が並べてあったのを見た記憶があります。

わたしはアニメ版をレンタルビデオで視聴して氏に興味を持った人間だったので、それを読んでちょっと残念に感じたような気がします。原作者には不満でしょうが、アニメ版もなかなか面白いですし使えますよ!

ともあれ、原作も最後まで進んでおらず、必然的にアニメのほうも終わっていません。大昔、ジャンプでドラゴンボールが連載されていたころ、アニメのドラゴンボールZは原作に追いついてしまい、苦肉の策として音楽や繰り返しで時間をかせぐ、というようなことをやっていましたが、この作品も量的に足りない原作(※当時の刊行状況がよくわからないのでこう書きましたが、少なくとも現時点では愛蔵版が作れるぐらいの分量があります)をカバーするためか、とくに後半部分をがっつりと引き伸ばしています。

したがって、未視聴の方に説明する場合は、アニメは作品としての完成度はあんまり高くないといわざるをえません。レビュー記事で紹介したとおり、見れば十分に楽しいシリーズなのは間違いないものの、月額いくらで大量に落とせるなかにあると光るレベルであって、元からのファンでもなければ単品で購入するほどのものではないと思います。



関連シリーズ
SEEK
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SEEKの総括

SEEKの総括

せっかくなので2本以上あって完結(もしくは続編が出ない)状態の作品は総括レビューしなおすことにしてみました。最近更新怠けていたらずいぶんと検索順位なども落ちてしまい、ひどいありさまなのでちゃんと更新しないとだなあと思う所存です。

さて、SEEKですが、こちらはSEEK ~地下室の牝奴隷達~というアダルトゲーム原作の作品になります。いわゆるSM調教シミュレーションとのことですが、作品が登場したのは1995年で、その手のゲームの草分け的存在であるようです。

わたしはゲームはよく知らないので、とりあえずググってその手の販売サイトを覗いてみたわけですが、サンプル画像を見て一言、ううむ、古いなあ、です。いまから20年近くも前の作品の作品ですから、新しかったら逆に変ですけど。

時代性というものもありますし、ゲームのでき自体はよくわからないので、そちらのほうはうんぬんできませんが、アニメのほうはわりと有名作品のはずなのに平均的といわざるをえません。SM特化ということで、表現も個性的ではありますが、ストーリー性がほぼ皆無というのが痛いと思います。当時はそれなりに斬新だった表現でを使っていたのでしょうが、古くなると陳腐になってしまうのです。

わたしがゼロアニメーションでダウンロードした2006年ですらそうだったのですから、今時のアニメが好きなひとにはオススメできないと思います。どういう人にオススメできるかといったら、その時代のアニメを懐古的に楽しみたいひとで、なおかつ数本以上見たい作品があるひとでしょう。ゼロアニメーションに単品購入プランはありますが、この二作品は、いまとなってはその位置だと思います。

やはり、時代が変わっても通用するものは「物語」ではないでしょうか。単純なお話だけでなく、例えば登場人物ななにを考えてどんな行動をとっているのか、という部分です。クールデバイス 6 SEEK VOL.2 女王・沙貴のレビューで、「ちょっと心に残るものがありました」と書きましたが、結局その部分は音楽やエフェクトより、登場人物のひとり矢沢沙貴の「物語」性にあったのだと思います。



関連シリーズ
奴隷戦士マヤ
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クールディバイシスシリーズの総括

クールディバイシスシリーズの総括

わたしはネイティブ・ジャパニーズで英語も不得意なのですが、”COOL DEVICES”で「クールディバイシス」と読むようです。じつはわりと最近まで「クールデバイス」だと思いこんでいたため、当ブログで掲載している動画レビューページはみんなタイトルが「クールデバイス」になっています。まあそういは言っても日本語の発音の揺れ、オードリー・ヘプバーンが実際はオードリー・ヘボンみたいなものだと思って笑って許していただけるとたすかります。

さて、このクールディバイシスシリーズですが、ウィキペディア(クール・ディバイシスシリーズのページ)によると1990年代の半ばにTDKコアという会社から発売されていたシリーズが、のちにリイド社から再販されたと書いてあります。わたしの記憶ではこのシリーズはアニメのほかに音楽CDでのシリーズがあり、そのなかの聖少女というのを持っていました。正式タイトルは”クールディバイシスCDサウンドシアター「聖少女~第二章」”です。過去形で書きましたが捨ててはいないので家にあるはずです。とはいえ押入れのどこかだと思われるので探すのは、ううむ…。

なんにせよ、それはリイド社の製品だった気がします。※ググってみたらTDKだったようです,うろ覚えの記憶で書くものではありませんね。その音楽CDは、どちらかというとラジオドラマに近いもので、幻想的なBGMに乗せてキャラ同士の会話と詩的朗読セリフで構成されたお話、というような趣のものでした。クールディバイシスシリーズ自体は当時の平均的か、ちょっといいぐらいのエロアニメで、そこまでいうほど思い入れもなかったのですが、そのせいかアニメそのものよりもその音楽CDのほうが出来がよかったと感じた記憶があります。なにぶん大昔のことながら、すくなくともCDを売ったり処分する気になったことはなかったので、それなりのものだったと言っていいのではないでしょうか。

それから時間がたち、いつしかわたしはアダルト宣伝に手を染めるようになり(などと書くとまるで犯罪者になったみたいですね、ははは)、ブログでエロアニメのレビューなどをするようにもなったわけですが、当時は一本300円とかそんな金額でレンタルしていた作品が、数千円で数千本レベルで落とせるようになったというのは本当に感慨ぶかいものです。

と、そんなこんなで全11作のクールディバイシスシリーズですが、わたしが一番好きなのはKIREI~綺麗~になります。次点で奴隷戦士マヤ 1奴隷戦士マヤ 2でしょうか。CDまで買った聖少女はどうしたんだといわれるかもしれませんが、こちらは単純に原作者のうたたねひろゆき氏が好きだったからでして…。

ちなみにKIREI~綺麗~が好きな理由は単純にエロかったからです。クールディバイシスシリーズは幻想的な映像美を追求した作品や人気コミック・ゲームの映像化といったように作品ごとにコンセプトが違う感じになっていますが、この作品はたぶん本来エロ担当回ではない(幻想ホラーの類)はずだと思うのに、ただごとではないエロさを感じました。ひとえに声優さんの演技の賜物でしょう。声優さんは偉大ですね。



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