<ストーリー>
英才狂育
化学教師・嘉神慎(かがみしん)は、若いながら学生を育成することにかけては高い評価をもっている男。そんな彼を、有名でありながらも昨今は凋落し、落ちぶれつつある学校・私立秀華学園がスカウトしました。
慎の高い能力をみこんでのことでしたが、ああ、なんということでしょう。じつは、慎は、人当たりがよく、おだやかな外見とは裏腹に、女を犯して性奴隷のようにしてしまう変態鬼畜男だったのです。
当初より、そのことを見抜いていた女教師・佐倉ほのかを、まず手始めに奴隷としたあと、つづいて慎は管弦楽同好会会長にして幼なじみの少女・麻生柚月を…。
聖泉学淫
女子校の新任教師・防人伸介は、同僚の女教師・和泉詩織によって、水泳部と考古学同好会の顧問を兼任させられてしまいます。
しかし、気が弱く、生徒たちに「あいつのアレって小さいんじゃない?」などと根も葉もない噂をたてられるような伸介は、唯々諾々とその状況に甘んじることしかできませんでした。
ところがある日、伸介が疲れた体を引きずりつつ考古学同好会の部室にむかうと、なんと女子生徒のひとり結城沙耶がオナニーを…(ゼロアニメーションより)
<感想>
ゼロアニメーションでの当該ファイルは、20分弱のまったく関係ないアニメを2本くっつけたものです。聖泉学淫のほうが、はじまってすこしたってからタイトルロゴの登場する構成になっていたため、途中まで第二話がはじまるのかと面食らってしまいました。
さて、英才狂育のほうは、ありがちな鬼畜教師ものです。絵に関しては、いちぶキャラの感情表現がかなり見事ですが、平均点はそんなに高くありません。かなり手を抜いているらしいコマが散見され、ちょっと評価を落とさざるをえないのです。
しかし、声優さんの演技が神がかっています。これはすばらしい!
途中、キスシーンやフェラチオシーンなど、口がふさがっている場面でのセリフで、声がこもったような演出をしていて、工夫しているなあという感じだったのですが、後半の麻生柚月は表現力も高く、じつに聞きごたえがありました。
セリフ自体はわりとふつうなのですが、この演技を聞くだけでもこの作品を視聴する価値はあると思います。
聖泉学淫のほうは、古代の遺物が超常現象を引きおこす淫具だったという、ちょっとしたSFっぽい内容の作品です。こちらは英才狂育と打って変わり、絵の平均点が高いです。
セックスシーンなども安定感があり、セリフもちょっと説明的ながらキャラクターの関係や見ている人間が状況を理解しやすいようにしているので、好感が持てます。
ただし、良くも悪くも平均よりはすこし上というぐらいで、あまり華はないかもしれません。もちろん、安心して楽しめるわけですから、貶すようなことではありませんが。
この2作品はいずれもお話が途中で止まっています。このように、2本まとめて出されるからには、続きが出る見込みもないのでしょう。安売りワゴンセールのなかのひとつであれば、値段以上の価値があるという感じのものだと思います。
※スネカミ…英才狂育で、麻生柚月の髪型が極めて難解なことになっています。ドラえもんに登場する骨川スネ夫の髪型が物理を超越していますが、ちょうどあんな感じでした。
※アルコール浣腸…英才狂育で、麻生柚月が発泡ワインでアルコール浣腸を受けたあと、そのままアナルセックスで中出しされるシーンがあります。急性アルコール中毒を引きおこして危険なので真似をするのはやめましょう。
※温泉浣腸…聖泉学淫で、水泳部員・水嶋彩が温泉浣腸(肛門、もしくは腸内で尿をされること)をされます。感染症などを引きおこして危険なので真似をするのはやめましょう。
※聖泉学淫…聖水いわゆるおしっこプレイがテーマになっています。ただし、この作品において聖水を放出するのは常に男であり、女は常にかけられたり飲んだりして吸収するほうなのでご注意ください。