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<ストーリー>
尽生学園二年生・高辺智弘が下校の支度をしていたときのこと。なにか男と女が言い争いをしている声が聞こえます。高辺がそちらに注意を向けると、突然クラスメイトの女子・早瀬美奈が現れ、高辺を廊下に引っ張り出してきました。
廊下には、一人の男がいます。どうやら、美奈と言い争いをしていた男のようです。
この人が新しい彼。いきなりそう高らかに宣言する美奈に、当の高辺は呆然とします。一方、相手の男は泣きながら走り去ってしまいました。
ああ、そうか。つまり、相手の男を諦めさせるために自分を利用したのか。一応納得した高辺でしたが、嘘をつくというのはあまり感心できたものではありません。あとで美奈がおかしな噂を流されたり、たちのよくない仕返しをされたりするのではないか。少し心配になってきます。
自分の心配を美奈に伝えようとした高辺でしたが、美奈のやけに色っぽい物腰に、どぎまぎしてしまいます。美奈は、自分に対して目を合わせることができない高辺に対し妖艶な笑みを浮かべると、「これからセックスしない?」と囁きかけ…(ゼロアニメーションより)
<感想>
ひょんなことから複数の女性と性関係に陥る少年の姿を描く作品です。重要キャラクターである早瀬美奈がなにを考えて高辺智弘とセックスフレンドになったのか、というのがポイントになるお話であろうと思われますが、現状はただやりまくっているだけという感じで、今のところはたいして意味があるお話ではないでしょう。
絵に関してはあまりあぶらっ気がなく、シーンによってかなり出来にばらつきがあります。特に、24分ごろからの絵は失笑ものというかネタとして見て楽しめるレベルのへっぽこさで、まことにひどいものがあります。とはいえ、よいシーンは普通に美しく、このばらつきはやはり手抜きとしか言いようがありません。
そして肝心のエロ度ですが、尺もながく、ボリュームもタップリです。絵が上記のとおりへっぽこであるのが残念ですが、それを補ってあまりあるのがシチュエーションの素晴らしさです。
メインヒロインの美奈からして、突然クラスメイトに「セックスしよう」と言い出す色っぽい女の子。しかし、わたしが気に入ったのは実はメインヒロインではなく、図書委員の眼鏡娘・野々宮華緒梨です。
華緒梨は、学園医務室の保健教師野々宮妙子の妹。黄色いリボンが特徴的な、いかにも真面目という感じの女の子なのですが、実は図書館で、自分がレイプされることを妄想しながらオナニーするのが大好きという、驚くべき性癖を持った少女です。
この華緒梨が、図書館の片隅で一人、「なんでも言うことをききます。許してください」などとわけのわからないことを口走りながら激しくオナニーするというシーンは、かなりの衝撃がありました。この人、自分を犯している相手(という設定の妄想。現実には存在しない)に命令されて、下着をつけずに登校したりすることがあるらしく、なかなか筋金入りです。
よくない点も多い作品ですが、ただ野々宮華緒梨の存在だけで、わたしは超オススメします!