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<ストーリー>
主人公・トオルは元サッカー部員。幼馴染みのあすかに試合でハットトリックを決めることを約束し、見事その通りに実現してしまうだけの力量のある選手でした。しかしある日、あすかを庇う形で交通事故にあい、脚の怪我で選手生命を絶たれてしまいます。
それでもトオルはカメラという新しい趣味を手に入れ、友人たちと仲良く予備校通いをしていたのですが、残念ながらあすかとの関係はギクシャクしたままでした。トオルはサッカーへの夢を諦め、自分なりに納得していましたが、あすかは未だにトオルが以前のようにサッカーが出来ると信じていたからです。
また、トオルは事故の原因であるあすかに対して恨みこそ持っていませんが、その代わりにあすかの好意を素直に好意として受け取ることも出来なくなってしまいました。あすかの幼馴染みとしての好意が負担になってきたトオルは、あすかを乱暴に扱い…(ゼロアニメーションより)
<感想>
事故がきっかけで壊れかけた仲のいい幼馴染みという関係が、ある出来事により恋人関係として再生する様を描いた作品です。こう書くとかなりベタで感動的なお話を想像するかもしれませんが、中盤から突然超展開になります。
お話に関しては、一応何を意図しているのかは理解できるものの、ちょっとありえなすぎる展開であるため、説得力のかけらもありません。もっとも、超展開すぎて笑えるため、ネタにはなるでしょう。セリフは微妙に説明的なのがいい味を出しています。とはいえ、これが目当てでこの作品を見たくなる、というほどパワーあるセリフ回しではありません。
絵に関しては眉毛が太く、目が小さいなど妙に濃い劇画調で、あまり美しくありません。残念ながら魅力的な絵とは言えないと思います。
エロ度に関しては、展開に説得力がなさ過ぎるためにシチュエーションとしての美味しさがまるでなく、また絵にも魅力が少ないため実用性はかなり低いです。一応ラストに尺の長いセックスシーンがあり、これはなかなか悪くないと思いましたが、それでも「悪くない」程度でした。
見る価値については、エロアニメをネタとして楽しめる方なら、中盤の超展開に関しては一度ぐらいは見ておいてもいいのではないか、と思います。