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<ストーリー>
ある日、穏やかな夏の日の午後、突然学園で爆弾が炸裂しました。一部の教室を残し、校舎は半壊してしまいます。無事だったのは化学教師・黄瀬良彦が授業を行っていた化学教室のみ。騒然とする生徒たちを落ち着かせようともしない黄瀬に、委員長・野上雪香が避難の引率を促しました。
しかし、黄瀬はニヤニヤと狂気の混じった笑みを浮かべ、吃りながら、あれは自分がやったことだ、と説明します。なんと、黄瀬は、学園を軽く消し飛ばせるほどの量の爆弾をしかけており、生徒たちはその人質となってしまったのでした。
実は黄瀬は日本の教育の貧困を憂うあまり発狂し、学園の生徒たちを巻き込んで自爆テロを決行しようとしていたのでした。そして、黄瀬は化学部の部員である神代光矢と村野直人を助手に選ぶと、クラスの女子生徒たちに狂気の陵辱を…(ゼロアニメーションより)
<感想>
同名のゲームをアニメ化した作品です。ただし、ゲームの方の学園ソドムは2作あり、そのうち2作目が諸事情により発売さておらず、こちらはその発売されていない2作目を原作とした作品です。
はっきり言ってわたしがこれまで見た中でもトップクラスの鬼畜作品です。これは酷い!なんという鬼畜!しかし、クォリティは高く、鬼畜好きな方には堪えられない傑作と言えるでしょう。わたしもこういうのは嫌いではありませんが、かなり厳しいシーンが散見されました。
絵に関しては美しく、また発狂した化学教師・黄瀬の顔つきも十分に狂気を表現しています。また、肉体の描き方も丁寧で、エロ度に貢献しています。とはいえ、あまりにも内容がキツ過ぎてエロい気分にはなれませんでした。
おっぱいや乳首、クリトリスを針で刺すなどの直接的に痛い拷問シーンがあるほか、爆弾テロで集まってきたマスコミに公開レイプを放映させ、犯された生徒の精神が壊れてしまうなど、凄まじい展開。爽快感を覚えるほどの鬼畜さではありますが、見る人を選ぶ精神有害な作品としか言いようがありません。鬼畜モノですが、どちらかというとグロさを感じる作品なので、ホラー・猟奇系に分類することにしました。視聴の際にはご注意ください。
<ストーリー>
すでに時は夜。しかし、化学教師・黄瀬良彦による立て篭もり爆弾テロ事件は全く進展を見せません。
そんな中、風邪を引いたために運良く授業を休んでいた女教師・久米原彩美が現場に現れ、黄瀬に自分を人質にして生徒たちを解放するよう求めます。この美しい自己犠牲的な言葉を黄瀬は陳腐だと嘲笑しますが、何か思いついたようで、助手の神代光矢と村野直人に携帯電話を持たせて外に出し、直接会話を試みます。
黄瀬は電話で、そのままでは盗聴機などを持ち込まれるかもしれない、来るなら全裸で来い、と命令します。生徒たちのため、やむなく全裸にガーターベルトだけという恥ずかしい格好になった久米原でしたが、黄瀬が立て篭もる教室に入ると、すでに数名の女子生徒が、あるいは裸に剥かれ、あるいは乳房や性器に針を刺されるなど、ありえない陵辱を受けていました。
あまりのことに衝撃を受けた久米原でしたが、事態はさらに深刻でした。もはや人質の男子生徒たちは死の恐怖と女子たちの痴態に徐々に人間性を失いつつあり、久米原を取り囲むとよってたかって嬲り犯しはじめ…(ゼロアニメーションより)
<感想>
今回は精神的にはともかく肉体的に痛いシーンはほとんどなく、エロシーンも豊富で実用性が高いです。面白いのは男子生徒たちで、前半では目の周りが黒くなり、後半では姿が完全に黒く塗りつぶされています。記事を書く参考のためによそのレビューを見たところ、これは男子生徒たちが人間性を失っていく様を表現しているのだそうで、実にうまいやり方だと思います。
そして、死傷者100名を超える大惨事に大喜びで群がるマスコミどもと、それによってますます狂気を深めていく黄瀬の対比が、よい社会風刺にもなっているのでは、と思います。乱暴で説明不足な部分もありますが、勢いよく凄まじい展開が続くのが爽快で、あまり気になりません。
ちょっと残念だったのは、作中一度黄瀬が暴走し、爆弾が炸裂するのですが、誰も死なないというところです。別に人が死ねばいいということでもないし、死ぬ人が出る展開だとまた問題がでてくるシーンなので、ちょっと構成の失敗だったかもしれません。とはいえ、このシーンがないと後の方の重要な伏線が足りなくなりますし、悩ましいところです。
しかし、黄瀬のキチガイっぷりはかなり迫力があります。アニメでここまでのキチガイを描いたことは特筆すべきでしょう。そうなるに到った設定もなかなかしっかりしており、納得のいくキチガイだと思います。
とにかく、穴もありますが非常に刺激的で、わたしは面白く感じました!もっとも、いろいろ調べた限り人によって評価がはっきりと別れており、間違っても万人にオススメはできないのですが。