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ゼロアニメーションの最新作品

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ダーク・シェル 檻の中の艶(なまめき)第一話 エデンを失う時

ダーク・シェル 檻の中の艶(なまめき)第一話 エデンを失う時


<ストーリー>
第二次世界大戦後、分割統治された日本。しかし、統治は失敗し、内戦が勃発しています。かつて同じ日本人だった人々は、憎みあい、殺しあい、国土を荒廃させていました。

廃墟と化した繁華街を、本部と呼ばれる避難場所に向かう部隊と民間人女性の一団。部隊の細川は、「おまえたちを守っている」ということを盾に、当たり前のように民間人の女性に肉体を要求します。はじめ、目の前で両親を殺され、しかも直後に敵に犯されたために心が壊れてしまった妹の萌を守るために、姉の智子が代わりに犯されることになりました。

次に、そんな行為に激昂し、細川を上層部に訴える、と息巻いた清音が犯されました。清音の恋人・浩は部隊の兵の一人でしたが、気が弱いために古参の細川には逆らえず、見てみぬふりをします。清音が犯され、喘ぎ声が響くなか、浩は膝を抱えてうずくまり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
歴史パラレルワールド、もしくはIFものという感じですが、少々設定が乱暴すぎるのは気になります。しっかりした設定が構築しない(物語に必要ない)なら逆に語らないというのもありだと思いますが、ちょっと語りが中途半端に感じられました。国土がボロボロの内戦をしているのに、逃亡中の女性の衣服が普通だったり、テクノロジーとか教育もどうなっているのだろうかと、お話に入り込む前に枝葉で躓いてしまいます。

お話に関しては、謎のスナイパーに部隊と民間人の一団が襲われ、逃げながら「本部」を目指すというものです。途中なぜか「薫子」という女性のモノローグが入り、おそらくは重要な局面で明かされる謎なのだろうな、と予想させます。見終わった時点で先が非常に気になり、この点に関しては非常にできがいいと思います。

エロ度に関しては非常に高く、実用性が高いです。尺の長いセックスシーンが4人分あり、どのセックスも見所があります。特に、清音をスナイパーに殺されて切れた浩が、清音が死ぬ遠因(ほとんど言いがかりですが)になった良家の息女っぽい眼鏡っ娘の理恵を引っ叩き、裸に剥き、フェラチオを強要し、激しく犯すシーンはなかなか良かったです。気の弱い浩のいつになく恐ろしい顔に理恵が恐れおののき、怯え、許しを請いながら犯され、しかも感じてしまう姿はかなり爽快でした。

設定からもお分かりの通り、かなり鬱でグロな展開もあります。エロ度は高いものの、シチュエーションは決して気分のよいものではありません。閲覧の際はその点だけご注意ください。
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黒姫 桎梏(しっこく)の館 前編

黒姫 桎梏(しっこく)の館 前編


<ストーリー>
キャンプ場で盛り上がる数人の若い男女。彼らは興の向くまま、そばにある山を散策します。木々は生い茂り、森が深まる中、道に迷ってしまいました。

日も落ち、雨が降り始め、能天気な若者たちもさすがに焦り始めたころ、森の中で明かりを見つけました。近寄ってみると、ガーゴイルの彫像が飾られた門から玄関まで100mはあろうかという巨大な館。雨も激しくなり、進退きわまった若者たちは、勝手に館に入ります。

館には人の気配はあるのに、誰も見当たりません。不思議に思い、手分けをして館の内部を調べて回るうち、不思議なことが起こりました。なぜか、館の部屋の内装に若者たち自身の部屋が再現されているのです。そして、女性の悲鳴。すぐに駆けつけると、若者の一人、雪村さやかがベッドに下半身むき出しの状態で縛り付けられていました。それだけならまだしも、さやかのおまんこの中に巨大な白い幼虫が入りこもうと…(ゼロアニメーションより)

<感想>
出だしからして、古いアメリカンホラーのような感じを受けます。なんだか豚の皮を被ってチェーンソーとかを装備した大男が出てきそうな展開だな、と思ったら、出てきたのは美女でしたが、当たらずといえども遠からずの理不尽な展開になります。エロアニメというより、無修正のエロがあるホラーアニメだと考えた方がしっくりします。

何しろ、おまんこにカブトムシの幼虫のでかくなったようなやつが潜り込もうとするような気持ちの悪いグロシーンが出てきますので、見る人を選ぶ作品といえるでしょう。わたしは基本的にスプラッタ系のホラー自体は嫌いではないのですが、さすがにこれはちょっと引きました。

登場人物のセリフをよく聞いてみると、たまたま遊びに来た人たちが無意味に犠牲になったというより、何らかの因縁があるかのようにも感じられますが、前編である現段階ではよくわかりません。どっちにしても、巨大な洋館とかセットが大掛かりすぎるので、現実感もなく、因縁などが仮にあったとしてもたいした意味はないと思います。

なお、表現自体は非常に丁寧でいいです。例えば裸に剥かれた仲間を助けたときにはシーツを取って来て渡すようなところも描かれておりますし、その他細かい描写が非常にしっかりとしており、設定にまるで現実感がないにもかかわらず、見ている分には気にさせません。絵も、キャラクターのもみあげが妙に長い点を除けば美しいです。

何しろホラーなので、エロアニメで抜きたい方にオススメかどうかは難しいですが、緊迫感の表現もかなりのものなので、ホラー好きにはオススメとしておきたいと思います。



※桎梏(しっこく)…枷(かせ)のこと。自由を奪い、圧迫するものをいう。



※登場人物…人数が多いので書いておきます。

・若宮聖夜:黒髪。制服(?)を着ている。
・近見由香里:茶髪。頭に伊達眼鏡をつけ、体のラインがくっきり出る服を着ている。
・進藤冴紀:ショートボブ。ワンピースを着ている。
・雪村さやか:ツインテール。ロリっぽい服装。
・大神直哉:茶髪。マッチョっぽいタンクトップ姿。
・梶原淳:黒髪。気弱で背が女の子並に低い。
・朗:主人公。
・摩耶:謎の美少女。
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黒姫 桎梏(しっこく)の館 後編

黒姫 桎梏(しっこく)の館 後編


<ストーリー>
鉄格子のはめられた窓。その外で、冴紀は覆面を被った男たちにボロボロに犯され、ピクリとも動きません。外に出ることもかなわず、助けることさえできないで、呆然とたたずむ若者たち。もともと気の弱い淳は、精神的に追い詰められ、あらぬことを口走り、場の雰囲気はますます救いようのないものになっていきます。

ともかく、朗は状況を打開するため、淳を落ち着かせて女性たちの番をさせると、館の探索を続けます。館の主、そしてこの異常な状況を作り出したと思われる女性との奇妙な遭遇。さらに館を進んでいくと、淳に任せたはずのさやかが、覆面の男たちに犯されたところに遭遇してしまいます。

一方淳は、一時行方がわからなかった若宮聖夜のそばにいました。どうせ自分は死ぬとの絶望。そして気を失った聖夜。淳は聖夜にくちづけると、乳房を揉みしだきます。淳の欲望は歯止めが利かなくなり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
まず、ホラーとして、非常に出来がいいです。設定には無理がありますが、その点を差し置いても緊迫感といい、謎めいた雰囲気といい、ホラー好きには見る価値があります。また、今回は黒姫 桎梏(しっこく)の館 前編と違い、生理的嫌悪に訴えるよりも精神的な怖さの方に重点を置いていて、とてもいい感じです。エロシーンがなくてもホラーとして十分成立しうるであろうクオリティで普通に面白いです。

そして肝心のエロシーンですが、これも素晴らしい。まず、犯される女性たちの表情がいいです。何しろキャラクターたちは死の恐怖に怯えているため、どうせ死ぬかもしれないんだから、という感じであんまり抵抗せず、しかも感じてしまう状況になります。また、おっぱいを揉みしだくときの肉体の質感や、フェラチオの描き方も迫力があり、実用性は高いと思います。さらに、精神的に追い詰められた淳の行動やセリフがなんともいい味を出していて、目が離せません。

万人向けとは言えませんが、ホラーが大丈夫な方にはオススメとしておきたいと思います。
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螢子(蛍子) 第一夜 凌(いやしめ)

蛍子 第一夜 凌(いやしめ)


<ストーリー>
たくさんの奇妙な形をした人形が無造作に転がる部屋。中央の座には仮面を被った男性らしきなにものかが腰掛け、アルビノでオッドアイの少女―螢子(ほたるこ)が、背中からそれをしっかりと抱きすくめています。

ふいに、部屋の重い扉が開き、明らかに正気を失ったように見える女性が入ってきました。女性は弥津奴(みづぬ)さま、弥津奴(みづぬ)さまと意味不明な呼びかけを口走りながら、なにかを求めるように手を伸ばします。

その手が、手首ごと静かに床に落ちました。

転がっていたはずの人形が突然躍り上がり、女性に襲い掛かったのです。ちぎれた女性の腕から鮮血が噴出しますが、女性は痛みを感じていないかのように、笑みさえ浮かべてなおも螢子と、螢子が抱きしめる男性に近寄ろうとします。

不意に女性の乳房が歪み、さらに血が噴出しました。続いて女性に衝撃が走り、両足が吹き飛びます。やがて扉が閉じると、部屋中の人形がいっせいに立ち上がり、肉食獣が獲物に群がるように…(ゼロアニメーションより)

<感想>
凄まじいグロシーンからはじまり、ちょっとビビってしまいましたが、本編もなかなかディープです。展開がスピーディでテンポよく、演出も幻想的な雰囲気を醸し出していていいのですが、その分ちょっとわかりにくい点もあるので、整理してみることにします。

物語は涼という少女が、母の生まれた島に里帰りをしてきた、というところから始まります。島には古くからの因習のようなものがあり、絶大な力を持った杵築(きづき)と葦原(あしはら)という二つの家系があります。主人公の涼が属しているのは杵築家になります。島の住人にとってこの両家の命令は絶対らしく、杵築家に使える少女たちは主をひどく恐れています。杵築家の当主は弥津奴といい、体が弱いらしく、妹の螢子と、葦原家の当主で島の社の宮司である浩司としか会うことはありません。姿を見たことがある人間自体が少ない謎の人物のようです。

後に向けて、今はいろいろと伏線を張りまくっている状態で、お話については判断のしようがありませんが、初回のインパクトは十分で、先がとても気にかかります。

さて、肝心のエロ度ですが、これがまたグロシーンに負けないほど激しく、濃いです。主人公の涼も、清純そうな顔とは裏腹に、太ももまで切り裂いたジーンズと臍出しルックというかなり大胆な格好をしています。また、葦原家の娘、香澄は杵築家のメイドを昼間から手篭めにしてレズ行為を行い、さらに婚約者とも激しいセックスをするなど、この作品のエロ度に非常に貢献しています。グロは強烈ですが、耐性のある方であればむしろ超オススメの作品だと思います。
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螢子(蛍子) 第二夜 辱(はずかしめ)

蛍子 第二夜 辱(はずかしめ)


<ストーリー>
島に来てから、しきりと不吉でおぞましい夢をみるようになった涼。しかし、それは夢なのか?現実に、夢で見た惨たらしい儀式が行われているのではないか?涼は、夢で見た場所に赴いてみます。そこには、夢で見た花が咲いていました。

赤い花の匂い。涼は母を思い出します。自らを恥じながら、狂ったように男を求めずにはいられなかった母。男がいないときには、涼を犯そうとさえしました。母がそんな風になったとき、そこにあった赤い花。それは島に自生している美しい花でした。母は、島に行ってはいけない、螢子(ほたるこ)に会ってはいけないと言い残しました。

島の神社で、何事かの儀式がとり行われていました。涼は、家に仕えているお気に入りの少女・流花(るか)に親しげに声をかけます。呼ばれて振り向いた流花でしたが、隣にいた純子に足を引っ掛けられ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
面白い作品ですが、よく考えながら見ないとストーリーがつかみにくいところがあります。主人公涼の母親は、島から涼を呼び返す手紙を受け取り、同時に独特の香りを持つ花を送られ、そのせいでおかしくなったのだと思われます。その後、母親が行方不明になり、ことの真相を確かめるため、涼は島に行くことにした、ということのようです。その後の展開から考えて、おそらく花の香りには幻覚作用、あるいは催淫作用と習慣性もあるのでしょう。

そして、今作では蛍子の腹部にある奇妙な傷や日光に当たると体調が悪くなることの秘密についてのことも仄めかされています。これもまた謎めいていていろいろ想像させますが、ともかく流し見をするのはちょっと不可能なほどの深みと複雑さのある作品ですので、気合を入れてみることをオススメします。説明不足になるギリギリのところで研ぎ澄まされた見事な表現だと思います。

肝心のエロ度ですが、非常に高いです。作品全体的に奇妙な淫靡さが醸し出されているうえに、直接的なエロシーンも豊富です。また、レズシーンの濃厚さは格別で、レズが好きな人には超オススメ!グロ度が高いため、見る人を選ぶというところはありますが、普通に面白いので、耐性のあるひとはぜひ見てみてください!
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堕楽(DARK)前編

堕楽(DARK)前編


<ストーリー>
主人公の八神信次が通う学園に、不思議な噂が流れていました。あるアダルトサイトに、学園の女子生徒のエロ画像が流出している、と。そんな中、八神は最近知り合った友人の小島里志に、ゲームの攻略サイトだ、とアドレスをもらいます。

何の気なしにそのサイトにアクセスした八神でしたが、そこは女子学生を陵辱する画像が多数掲載されているサイトでした。恋人との初セックスのとき、勃起せずにうまくいかなかった八神は、女を犯し陵辱する画像に衝撃を受けるとともに、激しい興奮を感じます。

そんなある日、八神は小島に唆され、保健室で女子学生をレイプし…(ゼロアニメーションより)

<感想>
絵が駄目です。これはひどい。それも、技術的に拙いのではなく、手抜きをしているところが実に腹立たしいです。なにしろ、服を着ていたはずの人物がいきなり裸になり、その次の瞬間また服を着ている、というネタのようなシーンが現実にあるほどなのです。他にも、細かいところが乱暴だったり、表情がおかしかったり、これでは困ります。

しかし、見る価値がないかといわれると、これが悔しいことにかなり面白かったりします。

はじめの7・8分ぐらいは、絵も下手だし退屈だしで見るのをやめようか、と思ったぐらいなのですが、10分ごろから突然よくなります。絵は相変わらずなのですが、主人公の八神と友人の小島が遠慮も会釈もなく鬼畜なやり方で近しい女子を犯しまくり、かなり爽快です。これで絵が丁寧なら高評価なんですが…。
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堕楽(DARK)後編

堕楽(DARK)後編


<ストーリー>
八神と小島の連続強姦はとどまることを知らず、古文の美人女教師を陵辱して脅し、おまんこにローターを装着させながら授業を行わせ、調教した元恋人に後輩水泳部員をだまして呼び出させた挙句に嬲り犯すなど、やりたい放題です。

そんな中、八神は自分のしていることの快楽と、その背徳におぼれることを自覚しながらも、どこまでも暴走する小島に違和感を覚えはじめます。一方、八神を見つめる幼馴染み・美紅は…(ゼロアニメーションより)

<感想>
やはり、どうにも絵に丁寧さがありません。そのせいで、評価をかなり落とさざるを得なくなります。

後編ということで、ストーリーには一応の解決が得られています。ちょっと無茶な展開が続く上に、とってつけた感がぬぐえないオチであるため、あまり説得力がありません。途中、激しく予想外な展開になりますが、予想外以上の価値が全くなく、見てるこっちが気まずくなります。

エロ度に関しても、主人公がレイプの最中にあれこれ悩んだり相棒の暴走っぷりに引いたりしているため、素直に楽しめません。息がぴったりで滅茶苦茶やっていた前作堕楽(DARK)前編に比べると、爽快感が落ちると言わざるを得ません。

前作は、絵がひどい以外は見れた作品ですが、こっちは残念ながら見る価値はあまりないかもしれません。前編を見て気が向いた方は見てもいいかも、というぐらいだと思います。返す返すも、絵が丁寧であればここまで評価を落とさなくてもいいのですが…。
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紅蓮 第一幕 「鬼」

紅蓮 第一幕 「鬼」


<ストーリー>
日本の江戸時代に似た世界。人間のほかに、「鬼」と呼ばれる異形の知的生物が生息していました。鬼は、その恐ろしい姿や凶暴な性質により、人々から恐れられ、嫌われています。そして、鬼によって引き起こされる虐殺や拉致、強姦などさまざまな事件の情報収集・解決のための機関「紅蓮」が組織され、厳しい戦闘訓練などの後、日々鬼たちと死闘を演じていました。

主人公烈火は孤児だったのを紅蓮の頭領に拾われ、ともに育ち訓練をこなしていった月影を姉とも母とも思って慕っていました。しかし、鬼たちとの戦いのなか、月影とはぐれてしまいます。

傷を負った烈火は、意識を失いますが、人里離れた小屋の中で目を覚まします。親切な老婆が助けてくれたのです。暖かい食事を振舞われ、感謝しつつも、このような辺鄙な場所で一人で暮らす老婆を不審に思った烈火は…(ゼロアニメーションより)

<感想>
日本の時代劇風のお話ですが、封焔国という国が舞台のようです。キャラクターのファッションやあんパンなどという単語が出てくるところからファンタジー系に分類しました。ちょっとRPGを思わせるような展開で、なかなか面白いです。

絵はとても美しく、ストーリーも意外性といい構成といい申し分ないのですが、いささかグロ度が高いです。例えば、戦闘シーンにおいてはそこらじゅうで血柱が上がり、主人公たちが返り血に塗れ、ひどいことになります。また、鬼たちは村娘を攫って犯すのですが、肉棒が太すぎて体を突き破り、しかもその状態で頭からばりばり齧ったりと悪趣味きわまりありません。わたしはスプラッタホラーが嫌いではないので平気ですが、これは厳しいという人もおられるかと思います。

エロ度に関しては非常に高く、肉体の描き方がいい感じです。鬼が村娘を犯すシーンも、グロくなる前段階ではかなりエロく、淫獣系とどちらに分類するか迷ったほどです。また、ラストのセックスシーンは女性のセリフと設定からくるシチュエーションが実に素晴らしいです。

グロシーンが強烈ですが、平気な方は見て損のない作品だと思います。
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紅蓮 第二幕 「闇」

紅蓮 第二幕 「闇」


<ストーリー>
住民が皆殺しにされた村。しかし、紅蓮(ぐれん)の面々がそこにたどり着いたとき、村人を虐殺した鬼はすでに血まみれの肉塊に変わっていました。異国で魔物を狩っていた凄腕の退魔師、「鬼狩り」と異名をとる紅葉(くれは)の仕業です。今回の紅蓮の旅は、最近帰国していた紅葉を仲間に加えることで、紅蓮の戦力補強を図ることでした。

しかし、紅葉の姿はどこにも見えません。何しろ、途中でいろいろ道草を食ったため、遅すぎたということでどこかに行ってしまったのかも。茜(あかね)がそんな軽口を叩いている時、突然後ろにいた遥(はるか)に鬼が襲い掛かりました。鬼は、死んでいた一匹だけではなかったのです。

鬼は遥の脚をつかみ、無理やり開かせると、おまんこを旨そうにぴちゃぴちゃと舐め…(ゼロアニメーションより)

<感想>
主人公たちがパーティを組んで目的を達成するための冒険に出かけている、というRPGのような展開の作品です。敵との遭遇や、ボスキャラを倒すためにアイテムが必要な点など、まさしくゲームのような感じです。

しかし、ゲーム風の展開なのに、物語としての自然な流れはいささかも損ねていません。もちろん、細かいツッコミを入れようと思えばいくらでも入れられますが、見ている分にはあまり気になりません。むしろ、描かれていない部分を想像させるという意味で上手い描写と言えるかもしれません。

絵に関しては非常に美しく、しかも丁寧です。安心して見ていられる上に、男の引き締まった筋肉質な肉体と、女のしなやかな体の表現も見事。また、涎や愛液などの液体の表現も、美しいのにいい具合に下品で、エロ度に貢献しています。絵が素晴らしいというだけで十分エロいのに加え、喘ぎ声やセリフ、擬音なども強烈で、実用性十分です。

エロアニメなので、エロければ十分価値があるのですが、さらにアクションシーンが熱く、見ごたえがあります。また、伏線の張り方が上手く、先が非常に気になり、ストーリーも面白いです。

前作の紅蓮 第一幕「鬼」ほどグロい悪趣味さもなく(とはいえ一箇所、女の人の顔をグーで思い切り殴るシーンがありますが)かなり万人向けな仕上がり。オススメのエロアニメだと思います。
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紅蓮 第三幕 「炎」

紅蓮 第三幕 「炎」・ゼロアニメーション


<ストーリー>
ついに月影と再会した烈火。鬼との死闘のため、月影の体はボロボロになり、体中に抉れたような醜い傷跡をつけられ、片目を潰されてさえいました。しかし、烈火は月影を以前と変わらぬ眼差しで見つめます。

しばらく月影の看病をして過ごした紅蓮の面々でしたが、巨大な鬼が出た、との通報を受け、出動します。ところが、そのようなものは影も形もなく、誤報だったのでは、と話し合いながら帰路につく途中、ふと、ある気配に気付きました。

烈火がその気配に対して身構えると、以前殺鬼部隊である「鉄(くろがね)」に連れ去られた優しい小鬼が現れました。紅蓮の面々に再会し、嬉しそうな笑みを浮かべる小鬼でしたが、その体は傷だらけで…(ゼロアニメーションより)

<感想>
紅蓮三部作の完結編に当たります。今作はストーリー重視で、ぎっちり詰め込んでいる感じがして、30分に満たない作品にしては非常にボリューム感があります。構成やセリフの作り方がうまいので、これだけ早い展開なのに、状況が十分理解できるのは見事です。さすがに冷静に考えるとなんだそりゃ、と突っ込みを入れたくなるようなところもありますが、はったりの効いた迫力ある演出のおかげで深く考える前に流れに引き込まれます。

絵に関しては十分に美しく、ギャグとして崩すところもきちんと押さえていて、メリハリがついています。ストーリー重視の流れであるのにも関わらずエロ度も充実しており、実用性もしっかり確保しています。

ただ、紅蓮シリーズはシリーズ通して非常に悪趣味なグロ・精神有害描写が散見されます。今作もかなり強烈に悪趣味で引いてしまうようなシーンがあったので、グロが苦手な方は注意しましょう。

ところで、今作のヒロイン月影は体中に醜い傷を負い、包帯を巻かれ、片目が無残にも潰れています。このヒロインが主人公烈火と愛のあるセックスをするシーンは非常に味わい深いものがありました。綾波レイあたりからの流れを汲む、包帯眼帯属性(眼帯はしてませんが)をお持ちの方にはかなりオススメかもしれません。
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KOJI~快楽殺人調査官~ File.1 魔導開眼

KOJI~快楽殺人調査官~ File.1 魔導開眼


<ストーリー>
あらゆる欲望が渦巻く猥雑な夜の街。緑がかった奇妙な肌色をした貧相な中年が、屋台で酒を飲んでいます。隣には、ナメクジを醜悪に進化させたような異様な怪物。男はその怪物と、何事か語り合っています。しかし、屋台に別の客が現れた瞬間、怪物は消え失せました。

翌朝。高層ビルの頂上付近、設備のない人間には行き着くことさえ不可能な場所に、人の死体がありました。手足の骨を砕かれ、串刺しにされ、あたかもオブジェのように形を整えて安置されています。

明らかに人間業ではないその殺人に、警視庁は特殊能力を持った調査官たちを派遣しました。その一人、山田耕司は…(ゼロアニメーションより)

<感想>
どうも評価の難しい作品です。

絵に関しては美しいです。人物は少々安定しないというか、微妙にバランスがおかしいように感じないわけでもありませんが、これは個性の範疇にはいると思います。雰囲気の描き方が見事で、怪物などのキャラクター造形も見るべきものがあります。

また、人物の設定も深みがあり、いまだ明かされていない部分にいろいろなことがあったのでは、と想像させるものがあります。

ストーリーについても、怪物が人体を使ってオブジェを作り、それを追いかける超能力を持った捜査官という、とても面白みのあるモチーフだと思います。

アイディアもよく、技術的にも優れているとなれば、傑作であるはずなのですが、なぜかあんまり面白くありません。面白いか面白くないかで言えば、6:4ぐらいで面白くない、という感じです。どこがどうと説明しにくいのですが、どうも何か演出の方向性や構成の仕方が間違っているような気がします。一応、ジョジョの奇妙な冒険、もしくはハンターハンターみたいな方向性の作品なのですが、ものすごく切れ味が悪いです。

エロ度に関しては、無修正で色っぽいシーンもありますが、基本的にストーリー重視の作りでサービスカット以上のものではないと思います。血は赤で表現され、かなりのグロシーンもありますが、それほど衝撃的というほどでもありません。わりと普通の世界観なのに、緑の肌のおっさんが普通に生活しているのが衝撃といえば衝撃でした。
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フラッシュバックゲーム 1

フラッシュバックゲーム 1


<ストーリー>
勝気な瑞穂、おとなしい紀子、年齢の割りに幼い印象の百合は仲良し三人娘。無料懸賞に当選した三人は、景品であるエステツアーに参加します。

案内を務めるのは爽やかな感じの好青年。また、運転手の男も、なかなかいい男とあって、百合ははしゃぎっぱなし。男嫌いの瑞穂はそんな百合を見て、尻軽と毒づきます。もっともこの3人にとってはこのような言い合いもいつものことで、別段雰囲気が悪くなったりもしませんでした。

案内されたホテルはなかなかいいところ。案内役の青年は3人にエステは3時からで、それまでは自由時間と告げます。ともかく3人はエステまでの時間、露天風呂で湯を浴びることに…(ゼロアニメーションより)

<感想>
アイソレーション・タンクという心理療法がありますが、どうやらそれをモチーフにした作品のようです。主人公はちょっと変わった女の子たちなのですが、その原因が過去の辛い体験によるものだった、という設定になっており、エステと称してその辛い過去に救いを与える、という内容です。

お話を作るという観点から考えて、変わった性格の人物に辛い過去がある、というのはいささか安直なパターンながら、嫌悪感を催す描写もしっかりと描かれていて、説得力は十分です。

どうやら一話につき一人ずつに重点を置いて「治療」が施されるという構成のようで、今回は男嫌いでやたらと勝気、いつも怒ったような顔をしている瑞穂について描かれます。瑞穂の過去は直接的に痛い描写が生々しくされており、ガチレイプや血が苦手な方は閲覧注意です。

絵に関しては十分に美しく、声優さんの演技も分かりやすくていいです。セリフもきちんと計算されているように感じ、過去体験の描写の痛々しさにも関わらず、見終わった後は面白かったと思えました。見ごたえのある良作だと思います。

なお、エロ度に関しては、ショッキングな場面の連続だったため、見ている最中はそんな気分になれませんでしたが、エロシーン単体で考えればわりと実用性が高いと思います。



※アイソレーション・タンク…外部から隔絶したタンクに人体が浮かぶように調整された人肌の液体を入れ、光・音・温度・重力などの感覚を遮断することによってリラックスなどの効果を得られる、らしい。もっともこの作品のタンクはそれを素材に創作された別物だと思います。
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KOJI~快楽殺人調査官~ File.2 超能胎動

KOJI~快楽殺人調査官~ File.2 超能胎動


<ストーリー>
ついに猟奇殺人事件の犯人(というか怪物)を発見した耕司たち。しかし、残念ながら取り逃がしてしまいました。手がかりはまるでなく、死者が最後に見た映像を見ることができる能力者・通称ゾンビ女の深見沢純に頼るしかありません。

一方、警視庁の長官である神崎はなぜか耕司や純を監視していました。しかし、監視役として潜入させたメンバーの真子は、たいして役に立つような情報を手に入れていません。腹を立てた神崎は、真子に性的お仕置きを…(ゼロアニメーションより)

<感想>
独特のリズム感を持った作品です。シリアスな絵柄で、前作KOJI~快楽殺人調査官~ File.1 魔導開眼では違和感を覚え、どうも変な演出だと思ったのですが、今回は非常に面白く感じました。

登場人物は皆一癖あります。とりわけ、モデルにしたのかどうか知りませんが佐野史郎にすごく似た警視庁長官神崎とその部下はクールな表情でものすごく変な行動をとり、かなり笑えます。さすがに前田俊夫原作というだけあって、微妙なところを衝いてくる奇妙な笑いです。

さらに、純粋なストーリーも謎あり、意外性あり、アクションにも迫力があって飽きさせません。これは実に面白い!

エロ度に関しても、純はセックスでエクスタシーに達しないと能力が発動できないという設定があり、そのほかにも濃密なエロシーンが山盛り!実用性十分です。

なお、純のゾンビ女という異名は単に冷たい女ということだけではなく、どうやら純は生物学的に言うとすでに死んでいるようです。この純が過去に殺された(?)シーンやその他、前田俊夫原作らしいグロシーンも満載ですので、グロ耐性がない方はご注意ください。
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フラッシュバックゲーム 2

フラッシュバックゲーム 2


<ストーリー>
エステツアーも二日目。案内された旅館は海の近くの穏やかな場所でした。エステは夕方5時からということで、瑞穂、紀子、百合の3人はビーチバレーをして遊ぶことにします。

楽しくボールを叩き合っていた3人でしたが、砂浜を転がるボールを見て、百合の脳裏に何かのイメージが浮かびます。

一瞬ぼんやりとしてしまった百合でしたが、ちょうどツアーの添乗員が迎えに来たこともあり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
前作フラッシュバックゲーム 1で「治療」を受けた瑞穂のさらなる治療と、新たに百合が治療を受けます。

百合は自分のことを「百合ちゃん」と呼び、おそらくは大学生ぐらいの歳なのに入浴の際にアヒルのおもちゃを手放せないなど、妙に幼い印象の娘。そのようになった理由、になるのかはわかりませんが、百合は幼い頃に変質者に性的ないたずらをされていました。どうやら百合はそのいたずらによって男性恐怖症のようになってしまったらしく、治療の際、男根を見ると涙を流して怖がる様が描かれています。

もちろん、現実にはこのようなやり方の治療で心の傷が治るはずもないですし、エステのメンバーがなぜか3人の過去を熟知しているなど、どうもありえない展開が続くため、リアリティ自体はありませんが、描写が丁寧なので説得力があります。とりわけ幼い百合に性的略取を行う変質者の描写は、なかなか迫力がありました。

絵に関しては、ちょっと脂っ気がないというか、さらっと描かれていてわたしの好みとは合わないのですが、それでも十分に見応えがあります。エロ度に関しても、それほど激しい描写はないものの、絵のアングルや声優さんたちの演技も素晴らしく、実用性は十分あります。とりわけ今回は意外にもレズシーンが豊富で、レズ好きの方にはオススメだと思います。

ただ一箇所、気になるところがありました。前作の冒頭で、百合は爽やかな好青年であるツアー添乗員たちにはしゃぎ声を上げ、瑞穂に「尻軽!」と指摘されています。男性恐怖症でも表面上男性に対して親しげな態度をとる娘(親しくなっても恋人関係になれない、セックスを怖がる)はたしかに存在しますし、それはそれで問題ないのですが、仲良しな友人に尻軽と言わせるのは描写として混乱のもとになるのではないでしょうか。この発言が記憶に残っていたせいで、百合の性格が少々つかみにくくなってしまいました。
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フラッシュバックゲーム 3

フラッシュバックゲーム 3


<ストーリー>
エステツアー3日目。瑞穂と百合が「第二段階」のエステを受けるということで、紀子は一人でエステマシーンに入ることになります。タンクの中で、紀子は不思議な夢を見ました。

そこは紀子の実家。紀子が大人と子供の境界にいた頃の出来事。一年前に亡くなった母がまだ生きていて、そして街で引っ掛けた二人の男に嬲られていました。

紀子の母。若くして夫を失い未亡人になった母は、ほとんど痴女と言ってもいいぐらいの淫乱で、毎日のようにテレクラで若い男をあさっていました。紀子はそんな母の姿に嫌悪感を抱きつつも、その痴態のあまりの淫らさに、思わず覗きながらオナニーしてしまいます。

一方、紀子が覗きながらオナニーしていることに気付かない男たちは、紀子の母のあまりの淫乱さに、おそらく娘の紀子も同じように淫乱に違いないと下品に笑いあいます。紀子はそれを聞いて、オナニーをしてしまったこともあり、その通りかもしれないと自己嫌悪に陥り…(ゼロアニメーションより)

<感想>
フラッシュバックゲームシリーズの最終回になります。非常に出来の良かった前2作に比べると、若干落ちるという印象です。

前作フラッシュバックゲーム 2で「治療」を受けた百合は、その過去設定がフラッシュバックゲーム 1でも匂わされていたので、すんなり受け入れることができたのですが、紀子の設定は今回突然出てきたため、いまいち描写に深みが感じられません。淫乱な母への嫌悪、というのはなかなか複雑な設定で、変質者の性的略取と違いワンカットで表現するのは難しいですが、それにしてももっとなんとかならなかったのかな、とは思います。

また、オチがあんまり感心できません。バッドエンドですが、それが悪いというのではなく、あまりにも安直だからです。そもそも、人間に幻覚を起こさせる最新エステマシーンとかセットが大掛かり過ぎて、こういうある意味現実的なオチでは興がそがれます。この人たちがこの目的のために一生懸命3人の娘の過去とかを調べあげたのか、と思うと、妙にいじましく寂しい気持ちになってしまいます。

さらに、紀子の過去設定が突然出てきたのと重なりますが、オチもとってつけたような感じがあります。このあたりは、やはり構成の失敗かと思います。前2作が上手かった分残念に感じますが、あるいはむしろ前2作の描写に力を取られすぎて情報を詰め込みきれなかったのかもしれません。

絵に関しては、少々乱暴なところが目につきます。構成の悪さも相まって、締め切りに間に合わなくてやっつけた、という感じすら受けます。実際はどうかわかりませんが、こんな風に感じさせられてしまうと、お世辞にも高い評価をつけることは出来ません。

エロ度に関しては、非常に高く、実用性があります。とにかく、全体の半分ぐらいが濃厚なセックスシーンで、プレイ内容や場面の作り、声優さんたちの演技も実に素晴らしい!笑ってしまうほどのエロさです。これで絵が丁寧でさえあれば、構成の失敗やその他もろもろなどものともせず、エロアニメとして文句なしの超傑作としてオススメするのですが、前述の通り絵が乱暴なので魅力が半減しています。半減してもこれ、というのはそれはそれですごいことだと思いますが…。

シリーズ単位ではオススメの傑作だと思いますが、最終回に関してはまあ普通、ということであまり期待しないで見るのが一番かもしれません。酷評のようになってしまいましたが、惜しいというだけで、面白いか面白くないかで言えば、間違いなく面白い作品です。
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KOJI~快楽殺人調査官~ File.3 地獄曼荼羅

KOJI~快楽殺人調査官~ File.3 地獄曼荼羅・ゼロアニメーション


<ストーリー>
地下鉄は地獄と化していました。電車は無残にもひしゃげ、子供が遊びに飽きて放り出したかのように転がっています。そして、電車の中に詰まっていたたくさんの人間たちは死体となって散乱し、壊れ、あるいは潰れて壁にへばりついていました。

その惨状を作り出した張本人、そして猟奇殺人を引き起こしていた謎の怪物を捕らえるため、耕司をはじめとする超能力捜査官たちは自らの力を解放します。しかし、巨大で醜悪なそのモンスターはあまりにも強く、頑丈でした。怪物は捜査官たちを圧倒的なパワーで蹴散らすと、どこかに逃げ去ってしまいます。

後に残され捜査官たち。しかし、変身して化け物と肉弾戦を繰り広げた耕司の様子がおかしいです。なんと、耕司は怪物の尾による強烈な一撃を受け、意識不明の状態に陥ってしまったのでした。左腕に突き刺さった尾の毒針は予想以上に危険なもので、耕司は腕を肘から切断することに…(ゼロアニメーションより)

<感想>
KOJIシリーズの最終回になります。実に見ごたえのある傑作です。超オススメ!

まず、構成が非常にいいです!謎めいた雰囲気を出し、随所にエロシーンなども織り交ぜ、まったく飽きさせません。KOJIシリーズ1~3までが大きなストーリーを構築する上でのエピソード1という感じですが、これ単体でも十分に楽しめる作品です。

絵は十分に美しく、耕司が変身するシーンや化け物が正体を現すシーンの滑らかさは感心させられます。また、アクションも迫力があり、バトルを楽しむという意味でも十分なクォリティです。

さらに、エロ度が素晴らしい!ストーリーがしっかり描けているのにも関わらずエロシーンはボリュームたっぷりで、しかも非常に濃厚です。ストーリーが非常に悲しいものなので、見ている最中はそういう気分になりませんでしたが、エロシーン単体で考えれば極めて実用性が高いと思われます。

お話自体はきちんとまとまっていますが、上記の通り大きなストーリーが別に展開しており、そちらの方の伏線やらなにやらは全く解消されていません。はじめから壮大な雰囲気を醸し出すように作った、とも思えないので、これは途中で打ち切りになったのでしょう。面白いだけに、非常に残念です。

なお、今回はゾンビ女・深見沢純の過去、武装強盗団に家族を皆殺しにされ、自身もボロボロに犯された挙句に虐殺される、という描写をはじめ、精神にくるグロシーンが山盛りです。無意味なグロではなく、きちんとテーマに則った描写で、作品全体も見て損のない傑作ではありますが、グロ耐性のない方にはオススメできませんので、ご注意ください。
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新人ツアーコンダクター里奈 ツアーオプション⇔添乗員、強制乱交

新人ツアーコンダクター・里奈


<ストーリー>
かつて、山深い松沢村では女人の数が少なかったため、村人が共同で隣村から女を買ってきたことがありました。美しく飾られたその女を見て、村人は欲望を爆発させ、当たり前のように陵辱しました。

金で買われた悲しさから、女は黙って犯されていましたが、村人の中に幾分優しい男がいて、女はその男の子を身ごもりました。やがて二人は手を携えて村から逃亡します。

しかし、結局捕らえられ、男はその場で殺されました。女は男の死体の横でボロボロに犯され、そのために子も流産。愛する男と子を一度に失った女は発狂し、以降男を殺してまわるようになりました。その女、民子の怨念は呪いとして残り、松沢村では今も民子の幽霊が出るといわれています。

と、このような触れ込みで松沢村というあまり売りのない村がにわかに観光地として脚光を浴びるようになり、観光ツアーも組まれるようになりました。ところが、旅行代理店が予定していた添乗員が事故で大怪我をしてしまい、急遽新人のツアーコンダクター・安中理奈(あんなかりな)の初仕事ということに…(ゼロアニメーションより)

<感想>
いろいろな意味で見る価値のある作品です。

絵に関しては極めて美しいです。リアル志向で、一枚の絵として美しいだけでなく、人間の目の動きなど、アニメーションとしての美しさも素晴らしい!また、エロシーンでのおまんこを責めていた指先から滴る粘液などの表現も実に見事です。

しかし、これだけ絵が素晴らしいのにも関わらず、お話のトホホ具合もまたネタとして楽しめる趣があります。

よくある都市伝説に、若い女性をターゲットにした田舎の旅行ツアーに参加したら実は村ぐるみの強姦ツアーだった、というものがあります。この作品はそれをモチーフに、幽霊話のホラー要素を加えたものだと思いますが、話が終わってません。ラストの投げっぷりは爽快になるほどで、前後編にして1時間ぐらいの作品にすればクォリティの高さから考えても傑作間違いなしだったと思われます。惜しいとは思いますが、これはこれでなかなか楽しいので許せます。

また、主人公のセリフ棒読みっぷりがなかなか笑えます。今まさに着衣を剥ぎ取られて犯されようという場面での悲鳴やセリフの棒読みさ加減はただ事ではありません。これは声優さんに技量がないのか、あえてそうしたのか判
断に苦しむところですが、とにかく結果としていい味がでていますので、プラスになっていると思います。※本職の声優さんではなくAV女優さんのようです。やっぱり。

エロ度に関しては、主人公以外の女性キャラクターがなかなか色っぽい上に無修正で、実用性は非常に高く、抜き目的の鑑賞に耐えます。個人的にショートカットの淫乱娘が好みでしたw

作中主人公の名前に絡めてキャラクターが夢を語るシーンがあります。このあたり、もしかして製作側が自分たちの夢を重ねているのかも、という風にも思え、なかなか味わい深いものがありました。

なお、笑えるという風に上で書きましたが、リアル志向のホラーで、なかなかショッキングなシーンもありますので、閲覧の際にはご注意ください。
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ダーク・シェル 檻の中の艶(なまめき)第二話 すすり泣く肌

ダーク・シェル 檻の中の艶(なまめき)第二話 すすり泣く肌


<ストーリー>
謎のスナイパーの狙撃により、一人、また一人と殺されていく一行。恐怖と怒りの捌け口は性へと向かい、未亡人の優夏が犯されてしまいました。

恋人を犯された挙句に失った浩は完全に凶暴化し、優夏の肛門を舐めて辱めます。一方、優夏の古い知り合いで、もともと優夏を愛していた黒田は、ついに想いがかなう、夫を忘れさせてやる、とばかりに激しく言葉と指で優夏を責めます。

極度の緊張と恐怖によって麻痺していた優夏の理性は、二人の男たちに同時に嬲られたことで崩壊し、夫に許しを請いながら、そばで見ている智子たちが思わず引いてしまうぐらいに乱れ狂ってしまい…(ゼロアニメーションより)

<感想>
戦争の狂気を存分に描いた作品です。エロアニメで、犯されてるのに感じてしまうというシチュエーションはよくあることですが、この作品ではいつどこから弾が飛んでくるかわからない状況で、追い詰められた末に、という形なので、それなりに説得力があります。もっとも、そんな鬱なシチュエーションなので、実用性に関しては人によるとしか言いようがありませんが。

なにしろ、目の前で恋人が殺されてしまい、その恋人の亡骸の目が開いていて自分を見ているのに輪姦され、しかもイキまくってしまうという凄まじい状況なども描かれており、エロいことはエロいのですが、ちょっと辛いものがありました。

お話自体は十分に面白く、いろいろと考えさせるものがありました。精神的・絵的なグロさに耐性がある方にはオススメだと思います。
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学園ソドム 1

学園ソドム 1


<ストーリー>
ある日、穏やかな夏の日の午後、突然学園で爆弾が炸裂しました。一部の教室を残し、校舎は半壊してしまいます。無事だったのは化学教師・黄瀬良彦が授業を行っていた化学教室のみ。騒然とする生徒たちを落ち着かせようともしない黄瀬に、委員長・野上雪香が避難の引率を促しました。

しかし、黄瀬はニヤニヤと狂気の混じった笑みを浮かべ、吃りながら、あれは自分がやったことだ、と説明します。なんと、黄瀬は、学園を軽く消し飛ばせるほどの量の爆弾をしかけており、生徒たちはその人質となってしまったのでした。

実は黄瀬は日本の教育の貧困を憂うあまり発狂し、学園の生徒たちを巻き込んで自爆テロを決行しようとしていたのでした。そして、黄瀬は化学部の部員である神代光矢と村野直人を助手に選ぶと、クラスの女子生徒たちに狂気の陵辱を…(ゼロアニメーションより)

<感想>
同名のゲームをアニメ化した作品です。ただし、ゲームの方の学園ソドムは2作あり、そのうち2作目が諸事情により発売さておらず、こちらはその発売されていない2作目を原作とした作品です。

はっきり言ってわたしがこれまで見た中でもトップクラスの鬼畜作品です。これは酷い!なんという鬼畜!しかし、クォリティは高く、鬼畜好きな方には堪えられない傑作と言えるでしょう。わたしもこういうのは嫌いではありませんが、かなり厳しいシーンが散見されました。

絵に関しては美しく、また発狂した化学教師・黄瀬の顔つきも十分に狂気を表現しています。また、肉体の描き方も丁寧で、エロ度に貢献しています。とはいえ、あまりにも内容がキツ過ぎてエロい気分にはなれませんでした。

おっぱいや乳首、クリトリスを針で刺すなどの直接的に痛い拷問シーンがあるほか、爆弾テロで集まってきたマスコミに公開レイプを放映させ、犯された生徒の精神が壊れてしまうなど、凄まじい展開。爽快感を覚えるほどの鬼畜さではありますが、見る人を選ぶ精神有害な作品としか言いようがありません。鬼畜モノですが、どちらかというとグロさを感じる作品なので、ホラー・猟奇系に分類することにしました。視聴の際にはご注意ください。
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学園ソドム 2

学園ソドム 2


<ストーリー>
すでに時は夜。しかし、化学教師・黄瀬良彦による立て篭もり爆弾テロ事件は全く進展を見せません。

そんな中、風邪を引いたために運良く授業を休んでいた女教師・久米原彩美が現場に現れ、黄瀬に自分を人質にして生徒たちを解放するよう求めます。この美しい自己犠牲的な言葉を黄瀬は陳腐だと嘲笑しますが、何か思いついたようで、助手の神代光矢と村野直人に携帯電話を持たせて外に出し、直接会話を試みます。

黄瀬は電話で、そのままでは盗聴機などを持ち込まれるかもしれない、来るなら全裸で来い、と命令します。生徒たちのため、やむなく全裸にガーターベルトだけという恥ずかしい格好になった久米原でしたが、黄瀬が立て篭もる教室に入ると、すでに数名の女子生徒が、あるいは裸に剥かれ、あるいは乳房や性器に針を刺されるなど、ありえない陵辱を受けていました。

あまりのことに衝撃を受けた久米原でしたが、事態はさらに深刻でした。もはや人質の男子生徒たちは死の恐怖と女子たちの痴態に徐々に人間性を失いつつあり、久米原を取り囲むとよってたかって嬲り犯しはじめ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
今回は精神的にはともかく肉体的に痛いシーンはほとんどなく、エロシーンも豊富で実用性が高いです。面白いのは男子生徒たちで、前半では目の周りが黒くなり、後半では姿が完全に黒く塗りつぶされています。記事を書く参考のためによそのレビューを見たところ、これは男子生徒たちが人間性を失っていく様を表現しているのだそうで、実にうまいやり方だと思います。

そして、死傷者100名を超える大惨事に大喜びで群がるマスコミどもと、それによってますます狂気を深めていく黄瀬の対比が、よい社会風刺にもなっているのでは、と思います。乱暴で説明不足な部分もありますが、勢いよく凄まじい展開が続くのが爽快で、あまり気になりません。

ちょっと残念だったのは、作中一度黄瀬が暴走し、爆弾が炸裂するのですが、誰も死なないというところです。別に人が死ねばいいということでもないし、死ぬ人が出る展開だとまた問題がでてくるシーンなので、ちょっと構成の失敗だったかもしれません。とはいえ、このシーンがないと後の方の重要な伏線が足りなくなりますし、悩ましいところです。

しかし、黄瀬のキチガイっぷりはかなり迫力があります。アニメでここまでのキチガイを描いたことは特筆すべきでしょう。そうなるに到った設定もなかなかしっかりしており、納得のいくキチガイだと思います。

とにかく、穴もありますが非常に刺激的で、わたしは面白く感じました!もっとも、いろいろ調べた限り人によって評価がはっきりと別れており、間違っても万人にオススメはできないのですが。
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鬼点睛 第一話「鬼(のぞみ)」

鬼点睛 第一話「鬼(のぞみ)」


<ストーリー>
夜の飲食店。その天井から垂れてきた雫は、雨水ではなく人の血でした。

極道の事務所である階上の部屋は、13人分の構成員の破片が散らばる屠殺場と化していました。組同士の抗争か、あるいはシャブ中毒の組員が暴れたのかはわかりませんが、普通ではありえない惨状です。

惨たらしい場面には慣れているはずの刑事たちも思わず吐き気をこらえる地獄絵図の中で、一人の少女が保護されました。手脚には痛々しいまでの拘束の痕。そして、背中には鬼の彫り物。担当刑事の一人、呉麗子にはこの少女が暴力団に囚われ、長期にわたって監禁され、酷い虐待を受けていたことが一目でわかりました。

ともあれ、被害者であり目撃者でもあるこの少女・のぞみを落ち着かせ、あわよくばこの大量殺人についての情報を得ようと考えた麗子でしたが、のぞみは極度の恐怖体験のためか錯乱して暴れ、麗子や看護婦などに襲い掛かり、あまつさえ辺りに人がいるのにオナニーするなどの異常行動を…(ゼロアニメーションより)

<感想>
冒頭から可愛らしい少女が拘束され、刺青を入れられる場面があり、さらに一転してヤクザの事務所が殺戮されて死体が転がっている場面になるなど、グロくてショッキングなシーンがてんこ盛りの作品です。

特に出だしの刺青のシーンは、手脚を完全に縛り上げられたのぞみが咥え棒を噛まされ、いかにも古風な職人という感じのおじさんに針が何本もついた見るからに痛そうな器具で墨を入れられ、血まみれになりながら脂汗と涙と鼻水を垂らし、さらに小便まで漏らすという、本当に痛そうな描写です。時間が短いですが、かなり衝撃的でした。

お話に関しては展開が早く、少々ついていくのが大変で面食らってしまうところがありますが、緊張感があり、概ね好ましいです。一応ホラー・猟奇系に分類しましたが、走行している自動車の屋根にへばりついて窓ガラスをぶち割ってくる人物が登場するなど、アクションの要素が強く、スリラーと言った方が適切かもしれません。

絵に関してはキャラクターの顔がちょっと濃い目ですが十分に美しく、また体つきも色っぽいためエロ度に貢献しています。ただ、エロシーンについてはストーリーの都合で邪魔が入ることが多いため、少々不完全燃焼の感が否めません。また、尺もあまり長くないので、実用性に関しては残念ながら微妙といえるでしょう。なお、わたし自身が一番エロく感じたのは冒頭の刺青シーンだったりします。このあたりは人によるでしょうが…。
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鬼点睛 第二話「天使(はくま)」

鬼点睛 第二話「天使(はくま)」


<ストーリー>
會間のぞみ(えまのぞみ)の背中の鬼。刺青でありながら命をもち、時にはのぞみの背から抜け出て暴れまわる魔性の存在。のぞみの眼差しに自らに似た所を感じとった刑事・呉麗子は、のぞみを謎の男から守る際、暴走したその鬼によって犯されてしまいます。

麗子は気丈にも威儀を正し、知り合いの医師に診察を受けます。分娩台の上で血に染まりゆくガーゼと、麗子を気遣う医師。しかし膣内に多少の裂傷は受けたものの、幸いにも大怪我を免れた麗子は、すぐさま職場に復帰しました。

自分とのぞみを襲った謎の男、そしてのぞみの背中の鬼を彫った彫り師を探すため、捜査を続ける麗子でしたが、のぞみは預けられた教会から逃亡してしまい…(ゼロアニメーションより)

<感想>
洋画配給会社のアルバトロスが出しているサイコホラーにありそうな内容の作品です。もちろん、刺青の鬼というモチーフは日本的ですし、鬼の出現条件が「のぞみが性的に興奮すること」である点がいかにもエロアニメで、必ずしもそのままではありませんが、作中の雰囲気がよく似た作品をいくつか見た覚えがあります。

一応それなりに実用性の高いエロシーンも多いのですが、とにかく血塗れの残酷なシーンや精神的にキツイ設定が多く、かなり人を選ぶ作品だと思います。監禁のシーンなども、食器の横に注射器があったりしてかなり「うわぁ…」という感じです。作品の内容自体は面白く、興味深くもあったのですが、少々引いてしまいました。

絵に関しては十分に美しいのですが、女の人の顔が微妙に乱暴に思えるシーンがあり、少々エロ度を損ねています。エロアニメなのに男の顔の方が丁寧なのは一体どういうことなのでしょう(苦笑)。ただ、この作品の場合ははっきりいって抜き目的というよりホラーが好きな人が見るべきだとおもいますので、あんまり問題がないとも思います。

ともかく、ホラー目当ての方にはオススメ、それ以外の方は精神有害注意ということしておきたいと思います。



※會間のぞみ…會は会の旧字体です。
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鬼点睛 第三話「辯戈天(じゅん)」

鬼点睛 第三話「辯戈天(じゅん)」


<ストーリー>
のぞみと麗子を監禁した挙句に鬼に襲われ、片腕を失いながら逃亡した連続猟奇殺人犯・白馬。しかし、意外なことに、白馬はあっさりと身柄を確保されました。なんと白馬は、ゴミ処理場で、壊れた人形の背中に刺青を彫ろうとしていたのです。焦点の合わない目とのべつ恍惚とした笑みを浮かべた表情は、すでに白馬が正気を失っていることを雄弁に語っていました。

診察の結果、白馬は何者かに襲われ、残された右腕も使い物にならないようにされたことがわかりました。

ちょうど時を同じくして、彫り鬼を追う麗子の上司も何者かに襲われ、植物状態にされるという事件が起こり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
前作鬼点睛 第二話「天使(はくま)」で猟奇殺人犯としての狂気をあますことなくみせつけた白馬が、いきなり何者かによって集団暴行を受け、廃人に追い込まれるなど、衝撃的な展開を見せています。新たな展開で、先がかなり気になる作品です。

今回、何の脈絡もなく乱交シーンがあったり、主人公がレズの気を告白したりと、エロ度が無駄に高く、実用性も極めて高いのですが、反面グロ度も凄まじく高く、見る人を選びます。何しろ相手が妊婦であると知りながら面白がって流産させるために犯しまくるなど、鬼畜で非道としかいいようがない言語道断な鬱展開があります!作品のレベルは高いですが、精神有害な面があるので、視聴にはご注意ください。

お話に関しては、「背中から刺青で彫られた存在が現世に出てくる」という設定を上手く利用し、スタンドバトルのような展開に持ってきたのはなかなか意外でした。これは普通に面白いアイディアと言ってよく、過剰なエロとグロがなくても使えるネタなのでは、と思います。もっとバトルメインの、万人向けの作品にしてもよかったのでは、と少々惜しくなりました。



※辯戈天…七福神の一人、弁天様です。そう書くと親しみがわいてきますが、作中ではかなり迫力のある描かれ方をしており、十分な怖さがありました。
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鬼点睛 第四話「麗子」

鬼点睛 第四話「麗子」


<ストーリー>
警察署が何者かによって襲撃され、夜勤の警官20名以上が殺戮され、生き残った二人―呉麗子と會間のぞみ―も大怪我を負ってしまうという衝撃の事件に、警察もその威信にかけた捜査に乗り出します。しかし、麗子は暗澹たる気持ちに沈んでいました。

その理由の一つ。警察を襲撃したのはヤクザ等の組織などではなく、安藤準ただ一人であるという事実です。誰が弱冠14歳の少女一人によって20名以上の警官が皆殺しにされたなどという非常識な話を信じるでしょう。生き延びた麗子の証言など、ショックによる妄想で片付けられるのがオチ。真犯人である準を法的に捕らえることなど不可能なのです。

そしてもう一つの理由。のぞみが、壊れてしまいました。背中の鬼を準の針によって封じられたのぞみは、ペニスパンツを装着した準によって処女を奪われ、いいように嬲り犯されてしまったのです。いまやのぞみは呼びかけても反応がなく、濁った目をしたまま預けられた教会の敷地をふらつき、どこか虚ろな笑みを浮かべては自身の体に生傷をつけたりしていました。

自らのお腹の赤ちゃんを奪い、さらにのぞみをこんな風にした準に復讐するため、麗子は刑事の職を辞すると…(ゼロアニメーションより)

<感想>
鬼点睛シリーズの最終回になります。ずいぶんとストーリー要約しにくい作品です。何しろ、「少女の背中に彫られた鬼の刺青が女刑事のお腹の子の父」だとか「14歳の少女が一人で警察署を襲撃して夜勤の警官皆殺し」とか、はじめから見ていないと理解できない設定・状況がてんこ盛りだからです。ストーリーものの作品を途中から鑑賞することはもともとオススメできませんが、この作品は特に最初から見ることをオススメしたいと思います。

今回は最終回ということでかなり緊張感のある展開、インパクトのあるシーンが目白押しで、面白いか面白くないかでいえば間違いなく面白かったのですが、残念な点があります。ストーリーが主人公の失敗から展開していくため、見ながらどうにも「何やってんだこの人…」とツッコミを入れずにいられなかった所です。主人公が完璧超人であればいいとは思いませんが、実際問題として暗殺に行ってぼやぼやしている間にとっつかまり、所持品から仲間の居場所まで割られてしまうのはいくらなんでもあんまりだと思います。

また、今回刺青に描かれた存在が現世で暴れまわる現象の理由が語られています。これもあんまり説得力がなく、よろしくありません。一応、後のほうでそれを生かした演出がなされており、全く意味がないとはいいませんが、とってつけた感が拭えないのも事実です。

少々悪いところばかり指摘してしまいましたが、エロ度は極めて高く、シーンごとの演出も素晴らしいので、十分な面白さはありました。作品の性質上グロ度がかなり高いため万人向けとは言えませんが、グロが平気な方は楽しめる質の高い作品だと思います。
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淫魔妖女 第一話

淫魔妖女 第一話


<ストーリー>
砂漠の中にある街。しかし、そこはオアシスとは程遠い退廃と無気力が支配するような場所でした。

紛争から避難してきた女・マヤがその街に迷い込んだときのこと。路傍で休息を取っていたマヤのそばに、猫が寄ってきたのです。猫の愛らしい挙措に気を良くしたマヤは、自分の食料をわけ、話しかけたりして可愛がります。

ところが、マヤが猫に話しかけた言葉に、返事をするものがいました。もちろん、猫ではありません。気がつくと、あたりに数人の男たち。マヤは囲まれていたのでした。

マヤはたちまち男たちによって全裸に剥かれ、輪姦されてしまいます。そして気を失ったマヤは…(ゼロアニメーションより)

<感想>
近未来を舞台としたSFですが、同時に最後まで見ると妖怪譚のような趣きのある短編です。絵・お話・エロ度とも秀逸な素晴らしい作品で、超オススメです!

あたかも前作があるかのようにざくざくと始まり、さらに出だしは回想や夢などが入り混じり、時系列がわかりにくい作りになっています。演出としてはカッコイイものの、状況がよく分からず、どういうことなんだろうと思わせ、内容に引きこまれてしまいます。

そして、キャラクターのセリフが、中々絶妙です。よく考えると矛盾していたりキャラクターの反応や行動原理がぶれているような描き方をしているのですが、実は最後まで見るとしっかりと内容が通るようになっています。これは実に上手いと思います。

銃器や爆発物によるアクションシーンも迫力があり、また作中化け物と呼ばれるバズスという存在や、腹に一物を持っている執事ハルダの存在感も十分。また、最初からどうもキャラクターの掴みにくいカオスという曲者もいて、最後まで飽きることなく見せてくれます。

エロ度に関しては、鼻の穴もきちんと描かれている濃い絵柄にしては、主人公マヤはなかなか可愛らしく、また裸のシーンでも小柄でおっぱいも小振りでいい感じです。反応も色っぽく、実用性も十分。

この作品は触手責めとは言っても機械の触手なので、そのあたりで好みが分かれるかもしれませんが、全体のクォリティも高く素晴らしい作品です!ぜひあなたも見ましょう!
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淫魔妖女 第二話 MAYA

淫魔妖女 第二話 MAYA


<ストーリー>
猥雑な夜の街。男たちは快楽を求め、娼館を訪れます。しかし、そこにいるのは生身の女ではありません。生身の女以上に女らしく、男を悦ばせることに長けたアンドロイドでした。

中でも、娼館ソドムの人気は他を圧倒しています。ソドムで提供しているサービスは、人間以上の容姿・性器の感触を持ったアンドロイドを相手にさせること、そして特殊な機械を使い、アンドロイドが男に抱かれる際に感じる快感を男にフィードバックするというもの。しかし、これらはどこの娼館でも行っているサービスで、ソドムの人気の秘密とはいえません。

実は、ソドムの人気は、アンドロイドの製作者・イチローにありました。イチローはこの分野の天才と言ってよく…(ゼロアニメーションより)

<感想>
近未来を舞台としたSFです。内容としては、MAYAと名づけられた女性型アンドロイドの数奇な運命をたどる、というものになります。

出だし、イチローの製作したアンドロイドが、娼館ソドムの男・マツヤマの目の前で稼動させられるシーンがあるのですが、ここがすごかったです。イチローが操作するたびにアンドロイドが機械音の声をあげるのですが、それがだんだんと人間の声に近づいていき、ついには人間そのものの声になります。人形に命が宿ったという感じで、迫力がありました。

ここに限らず、各シーンの演出は神がかり的によく、しかも絵も美しい傑作!しかし、少々ストーリーがグダグダかもしれません。

例えば、天才技術者として尊敬を受け、きちんと金も払ってもらっているイチローが、なぜ逃亡しなければならなかったのかの理由がよくわかりません。イチローは作中の描写を見ても囲い込まれていたり弱みを握られている様子もなく、またMAYAは試作品であるため、非売品とでも言っておけば無理に売る必要もなかったのでは、と思います。何らかの裏設定があるのかもしれませんが、作中にはかけらも出てきません。

また、ラストは展開が早すぎて、衝撃的なのに笑えてしまうという変なことになっています。面白いのですが、これは製作の狙った面白さとは違うのでは、と思います。

見る価値のある超オススメの作品ですが、普通に傑作と褒めるよりは怪作と言った方がいいかもしれません。

なお、男の見ている前で愛する女が輪姦されるシーンがあったり、セックスの最中に興奮のあまり死亡するキャラクターが登場します。あまりグロいとは思いませんが、とりあえずご注意ください。
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淫魔妖女 第三話 魔夜

淫魔妖女 第三話 魔夜


<ストーリー>
応仁の乱以降、荒れに荒れた戦国時代。敵同士であった武士・十郎太と足軽・新兵衛も、互いに仕えていた勢力が崩壊してしまったため、職を失ってしまいます。もはやこんな状況で争っても仕方ない、とばかり、二人は道連れで旅をしていました。

ともあれ、次の主を見つけなければ飢えるばかり、ということで、ひとまず天下に名を轟かせた武田さまが治める甲斐の国を目指すことになります。

そんな道すがら、山道でのこと。気味の悪い老婆に、「この山には魔物がいる」と告げられた二人。調子の軽い新兵衛は気にせずどんどん進んでいくのですが、勘の鋭い十郎太は何か気になります。

と、突然十郎太の耳に女の悲鳴が…(ゼロアニメーションより)

<感想>
中世の日本を舞台とした妖怪譚です。作中、「天下を狙う甲斐の武田」というフレーズが出てくるので、おそらく織田信長台頭前後の時代であると思われます。わたしもその時代に詳しいわけではないので、考証がどの程度なのかはわかりませんが、とりあえずカッコイイキャラクターは丁髷で髪を剃ってない、というような感じです。

美形で勘が鋭い十郎太と面白くて行動力のある新兵衛の二人が怪物と遭遇するというお話なのですが、この二人、なかなかいいキャラクターをしています。何しろ化け物と戦う話なので、生きるか死ぬか、という展開になるのですが、新兵衛は死なないで欲しいと思ったぐらいでした。もちろんハンサムな十郎太の方も、カッコイイからと言ってすかしてはおらず、なかなか愉快な男たちだと思います。

女性キャラクターにしても、清純な魔夜と妖艶な主・明菜という風に上手に描き分けられています。

お話は妖怪譚としてはありがちながら、気味が悪くも美しい上質なものに仕上がっており、しかもキャラクターたちが立っているということで、かなりの傑作といっていいでしょう。

エロ度に関しては、絵も美しく、シチュエーションも優れていて実用性が高いです。また、珍しいことにわかめ酒のシーンなどもあります。

全体としては極めてクォリティの高い、普通に面白い優れた作品です。当たり前のように超オススメしたくなる出来のよいエロアニメなので、ぜひ見てみてください。
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淫魔妖女 第四話 マヤトーラ

淫魔妖女 第四話 マヤトーラ


<ストーリー>
中世ヨーロッパ。身重の妻を病気で喪ったばかりのカルバン伯は、親友リクレール伯と共に占い師のもとを訪れました。実は、カルバン伯の屋敷の前に、赤子が捨てられていたのです。妻と共に命を落とした、生まれてくるはずの我が子。その生まれ変わりのような気がして、育てたいと願い、実力ある占い師に相談に来たのでした。

しかし、占い師の老婆は、「その子を諦めろ」といいます。どうやら、極めて不吉な未来が見えたようでした。

とはいえ、カルバン伯はもはや心を決めてしまっていました。この子を育てる。カルバン伯の決心に、老婆は妥協案を提出します。運命に違う糸を加え、その糸で運命を縛ってしまう。そういう言い方で、とても困難な育児方を提唱したのです。

その後、十数年の時が過ぎ、マヤトーラと名づけられたその子は立派な男として成長しました。今や近衛第一連隊隊長として、街道を騎乗で通過するだけで女の子たちに騒がれるほど。しかし、最近は魔女狩りのスペシャリスト・ピッキンゲル伯と共に仕事をすることが多く、憂鬱なことが多くなっていました、

ピッキンゲル伯は国王の寵愛をいいことに、その魔女狩り手法は苛烈かつ杜撰を極め…(ゼロアニメーションより)

<感想>
魔女狩りの嵐が吹き荒れた中世ヨーロッパのお話のようです。例によってあまり歴史に詳しくないので考証がどの程度なのかはわかりません。わたしが齧った程度の知識とは少し合わない描写も多いのですが、ヨーロッパには国がたくさんありますから、中にはこんな感じのところもあったのかもしれません。

それはさておき、前半は極めて陰鬱な展開が続きます。ギャグシーンは全くなく、幸せなシーンもなく、しかも拷問シーンてんこ盛り。何しろ、魔女がいると通報を受けた村を一つ焼き払い、男は殺し女は犯すとか、釘が打たれた板でふとももを血が出るほどキツく挟むとか、焼き鏝で魔女の印をつけるとか、四肢を拘束してムチ打つとか、生きたまま火あぶりとか、前半はそんな描写ばかりです。見ていて、正直辛いものがありました。

しかし、後半、凄まじい超展開になります。これはなんというか、はっちゃけすぎて笑うしかなく、前半の暗さを帳消しにするほどの楽しい仕上がりでした。

伏線の張り方や演出は上手く、平均点は高いものの、作りが甘くいろいろとバランスが悪い作品です。必ずしも最高と褒めるわけにはいきませんが、後半の暴走っぷりはなかなか見る価値があります。シリーズの他の作品と比べると微妙に落ちるところがあるので、超オススメとはいきませんが、見て損はないかと思います。

なお、声優さんの演技に関しては、これまで見てきた淫魔妖女シリーズの中では随一だと思います。特に主人公・マヤトーラ役の人は、ハスキーな感じで役柄にマッチしており、エロシーンでの演技も含め、素晴らしいものでした。
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淫魔妖女 第五話 麻弥

淫魔妖女 第五話 麻弥


<ストーリー>
大正時代の日本。美術品の輸入を手がける名家・綾小路家に家政婦紹介所から身寄りのない少女・麻弥がメイドとして紹介されてきました。素朴な麻弥は、広大・壮麗を絵に描いたような屋敷に、プールのようなサイズの風呂と、度肝を抜かれるばかりです。

綾小路家の当主である旦那様は上品な貴公子でしたが、その息子で画家をしているマサオは一日中鎖付きの鍵をかけた部屋で絵を描いている偏屈な男。しかし、先輩のトモカは言葉遣いは厳しいものの、夜、寝る前にホットミルクを入れてくれるなど、親切なところもあり、麻弥は持ち前の元気と人懐っこさを発揮して毎日楽しく仕事をしていました。

そんなある日、麻弥が夜中、何かの物音で目覚めたときのこと。何か妙に頭が痛く、思考がよく回らないのですが、同じ部屋のトモカがいないことに気付きました。不審に思った麻弥は、ふらつく足取りで屋敷を歩きまわり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
江戸川乱歩の小説にありそうな、エログロな世界です。貴族の秘密の趣味、屋根裏の散歩など、雰囲気が上手く構築されています。爽快感のある作品ではありませんが、こういうドロドロしていながら妖しい雰囲気の作品が好きな方にはオススメだと思います。

絵に関しては極めて美しく、とりわけ女性キャラクターは魅力的です。一応このシリーズは、マヤという発音の怪物じみた魅力を発揮する女性を描くという点で共通しているのですが、正直なところ今回に関してはサブキャラクターの女性たちの方が魅力的だったりします。

綾小路家の息子・マサオの設定があまりにも悲しすぎるのと、先輩メイド・トモカの扱いが可哀想すぎるのがちょっとわたし好みではありませんが、エロ度も高く、全体としては十分に楽しめる作品!なにぶん鬱度が高いため、超オススメとするのは抵抗があるものの、見て損はない作品だと思います。
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ハイヌウェレ 収穫の夜 第一話 薔薇と雛器粟

ハイヌウェレ 収穫の夜 第一話 薔薇と雛器粟

<ストーリー>
叩きつけるような雨が降る夜。一人の少女が、背広姿の男に追われていました。場所は、橋のたもと。この橋を挟んで、治安の悪い地区に入る場所です。

少女は捕まり、押さえつけられ、衣服を剥ぎ取られました。男は、少女の叫び声や許しを請う言葉を意に介さず、そのまま少女に肉棒をつきたててしまいます。

出血し、抵抗する気力すら失った少女に、男は欲望をぶつけ続けます。少女がぼんやりと宙を見つめるなか、しかし突然男はうめき声を上げて倒れました。

気がつくと、一人の少年が、のた打ち回る男のそばで鉄パイプのようなものを手にして立っています。少年は、再びそれを振り上げると、男の頭に…(ゼロアニメーションより)

<感想>
DQNと表現するのがぴったりと来るような若者たちの、明日の見えない暴走を描いた作品です。

絵に関しては極めて美しいと思います。キャラクターの奇抜なファッションもなかなか興味深く、さらに女性キャラクターの肉体の表現も素晴らしい!おっぱいの大きさ、柔らかさなど、特筆に価します。

そして、エロ度もまた素晴らしい!肝心なところで場面転換するきらいがありますが、これは焦らしの効果があるともいえます。ボリュームもたっぷりで、前述のとおりの絵の美しさもあり、実用性は抜群です。

ただし、レイプや拷問など、相手に怪我をさせるような暴力的なシーンも多く、人により好みは分かれるかもしれません。おまんこ、もしくは肛門に鉄パイプのようなものをグサリ、というような痛いシーンもありました。個人的には、拷問のシーンで、腸に大量の液体を入れられ、妊婦のような腹にされたままいたぶられる、というシーンはなかなか強烈でした。

物語に関しては、ちゃんと考えて作ってあるとは思えません。絵のレベルの高さを考えると、物語の見せ方はお話にならないほどレベルが低いです。登場人物の設定も満足に作っていないようにすら見えます。この絵のレベルで製作がそんないい加減な仕事をしたというのもおかしいと思うのですが、出来上がった作品を見るとそう思えてしまうのです。

しかし、何度も言うように絵とエロ度が素晴らしいので、ここは好意的に、雰囲気を味わう作品なのだと考えましょう。登場人物の一貫性のない行動も、DQNを大げさに描いたのだと考えれば、なかなかかわいく思えます。

全体としては、暴力シーンが大丈夫なら見る価値はあるでしょう。女性キャラクターの美しさは目の保養になります。



※ハイヌウェレ…ハイヌウェレ型神話。食物の起源に関する神話の、雛形の一種。人間などによって殺害された神の肉体などから食物が生み出された、というような神話が、世界各地、とくにイモ類を主食としてきた地域に広く分布しているとのことです。ハイヌウェレというのはインドネシアの神の名前で、このタイプの神話の典型であるということで名前が冠されました。このアニメと何の関係があるかはわかりません。

※雛罌粟…ひなげし。虞美人草のことです。わたしは読めませんでした。なぜタイトルが薔薇と雛罌粟なのかはよくわかりません。重要と思われる二人のヒロインの比喩でしょうか。
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