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<ストーリー>
主人公・ヒロは冒険大好き少年。魔女の洞窟を探してサバイバルの真似事をしたり、街の図書館で古代の伝説に関する文献を探したりと、夢見がちなところがあります。しかし、幼い頃からそういうことをしていたおかげでなかなか逞しい行動力があり、さっぱりとした性格でもあったため、幼馴染みの少女プリをはじめ、彼を好いている人は多くいました。
そんなある日、ヒロが図書館で調べ物をしていたとき、誤って本の山が崩れてしまい、頭をぶつけたヒロは気を失ってしまったのでした。目が覚めたときはすでに夜。しかし、自分のほかに誰もいないはずの図書館で、何か物音がします。
目をこらして見ると、なんと二人の女性が睦みあっていました。片方は、武術教官のパーラ先生。もう片方は知らない人ですが、歳若い少女のようです。
さすがにヒロも年頃の少年。こういうことにも多少興味があるので、とりあえずじっくりのぞきたかったわけですが、うっかり本棚を倒してしまい、二人は驚いて逃げ去ってしまいます。
あちゃー、失敗した、と残念がるヒロでしたが、ふと目を落としたとき、足元に「英雄伝説」というタイトルの古文書を発見しました。ヒロにとっては性欲より冒険。たちまち冒険者の血が騒ぎ出し、矢も盾もたまらず……(ゼロアニメーションより)
<感想>
とても楽しいファンタジー作品です!
絵に関しては色の使い方やコンピュータグラフィックっぽい背景など、個性的ながら、十分に美しいと思います。女の子キャラクターの造形も可愛らしく、また表現も丁寧で好感が持てます。
そして、作品の内容が素晴らしい。夢を追いかける爽やかな少年と、彼を見つめる幼馴染みの少女という、心温まるストーリー。作中、伝説の洞窟を探して咲き誇る花畑を二人手をつないで歩くシーンなど、なんでもないのに懐かしいような切ないような気持ちになります。
エロ度に関しては、主人公が一般的な少年と比較して子供っぽいせいもあり、直接的な刺激はそれほど強くありませんが、個性的な絵柄がよい方に作用しており、なかなか生々しさがあります。また、キャラクターの内面を想像させる象徴的なシーンがいくつかあり、妄想の余地があるという意味では実用性が高いです。
キャラクターの会話も味わい深く、お話も先が楽しみになる、超オススメの秀作だと思います!
<ストーリー>
夜な夜な、全裸で街を徘徊する少女。彼女はこの国のお姫様です。なんと、彼女は夜、眠りに落ちると同時に無意識状態で目覚め、裸で歩き回っては方々でいやらしいことをしてしまうという奇妙な病気だったのです。彼女を愛する母親の王妃や王妃に忠誠を誓う武術教官パーラも、どうすることもできないでいました。何しろ、この夢遊病は症状が起きているときに無理やり起こすと治療が困難になってしまうからです。
一方、我らが愛すべき冒険バカ、主人公ヒロを好きになってしまった花屋の娘・ファウナは、自分の気持ちをありったけラブレターにしたため、道端で待ち伏せをしていました。来た!ヒロさんだ!ファウナは一旦隠れると自らを落ち着かせ、ついに意を決して手紙を渡そうとしたのですが、突然道の向こうから現れたパーラがヒロを連れて行ってしまいました。
パーラは先日のこと―お姫様が夢遊病になり、図書館でパーラにいやらしいことをしてしまっていた時、偶然ヒロがそれを目撃してしまった―を他言無用するよう、念を押しに来たのです。もっとも、ヒロはお姫様の顔など知りませんし、逆にパーラに例の洞窟の情報を求める始末。根っからの冒険バカに安心したパーラは、情報探しなら、と占い師シャクティを紹介します。
早速シャクティに会ったヒロでしたが、なんとシャクティの占いはいわゆる「おっぱい占い」、すなわちおっぱいを揉ませることにより、その興奮と快感からインスピレーションを…(ゼロアニメーションより)
<感想>
キャラクター一人一人が個性的なうえに人生を精一杯生きている感じがしてとても好感の持てる作品です!
大きなストーリーはあるものの、様々なエピソードで彩られており、どちらかというと登場人物たちの日常描写がメインになっています。花屋の娘(とても可愛い!)が主人公にラブレターを渡そうとしたり、というようなストーリーと関係ない枝葉の描写がとても丁寧で、心が温まります。
今回はエロシーンがかなり豊富にあり、実用性も高い仕上がりなのですが、何気ないシーンが実にいい味を出しています。例えば、単純に女の人が服を脱ぐというだけのシーンがとても色っぽく、また、セックスでちんちんがおまんこに入るときの女の人の反応なども丁寧でエロ度に貢献しています。
ちょっと面白いことにキャラクターの名前が全部花にちなんだもので、誕生花から生年月日を、さらに性格も花言葉にちなんだものになっているようです。本当に丁寧なつくりの作品だと感心しますね!
お話はまだ終わっていませんが、残念なことにぐぐっても次回作以降の情報がみつかりません。どうやら打ち切りのようです。売れなければしかたないとはいえ、つまらない作品ならともかく、こんな面白い作品が打ち切りになるのは本当に残念です。
しかし終わっていないとはいえ、大きなストーリーより枝葉の方が面白い作品なので、わたしは超オススメしたいと思います。