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ゼロアニメーションの最新作品

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姉妹いじり 前編

姉妹いじり 前編


<ストーリー>
親族が誰もこない告別式。両親を喪った孤独な姉妹・一色紫(ゆかり)と美紅は頼るものすらなく、姉の婚約者と名乗る男・岩城俊二の許に身を寄せます。

しかし、ロスにも支社を持つ大企業に勤めると称する俊二の正体は、実は組織の命により女を性奴隷として調教する凄腕の調教師でした。酷薄な運命の女性に、金持ちを魅了できるセックス・テクニックを教えることで、不幸ではあっても少なくとも安定した生活を享受し、自らもセックスを楽しむことができるようにしてやることを信念とする俊二は、一色姉妹の調教を最後に引退を予定しています。

クライアントへの「商品」の受け渡しは60日後。その間に、俊二は一色姉妹への調教、さらに引退する自分に代わって後の仕事に携わる調教師・高村保彦への教育を…(ゼロアニメーションより)

<感想>
「姉妹いじり」などという身も蓋もないタイトルであったため、色物の類かと思っていたのですが、案に反して素晴らしい傑作です!これは面白い!

まず、演出が素晴らしい!内容は調教師が女の子を調教するだけだというのに、この緊迫感。さらに怯えていた女の子が少しずつ心を開いていく様子。アニメとして一級品の演出です!

絵に関しては特に美麗という印象はありませんが、光と影の表現や調教室の雰囲気など、さりげない美しさがあります。さらに、人間の表情がいい!女の子の顔は目、特に瞳が小さく、アニメらしい可愛らしさは少なめなのですが、表情がとても生き生きしています。姉と妹、それぞれのキャラクターを十分に表現しており、さらにセックスシーンでの反応においても見事な効果を出しています。

そして、女の子が金持ちに調教され売り飛ばされてしまうという、どちらかといえば暗く、陰鬱な内容でありながら、主人公・俊二の心優しさから生まれた信念、一色姉妹の前向きな覚悟のため、必ずしも悪い印象になっていません。

また、エロ度が素晴らしい!薬物を使ったり無理な刺激を与えたりと言った即物的な調教ではなく、言葉と信頼関係を武器とし、心を犯していくという感じで、実にそそるものがあります。さらに、女の子の反応の仕方も、例えばローターをあてられ、最初くすぐったがっていたものが徐々に言葉数が少なくなり、ビクビクと震えだす、というように描写が丁寧で、実用性が高いです。

これは調教系の中でもかなり面白い作品で、しかも万人向けの良さがあり、超オススメです!
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姉妹いじり 後編

姉妹いじり 後編


<ストーリー>
岩城から、姉の紫と別々に調教を受ける美紅は、不思議な夢を見ます。

それは、まだ自分たちの身に運命が降り注ぐ前の頃の自分。取り立てて贅沢というほどでもない、ごく中流の家庭で、それなりに楽しく、幸せに過ごしていた頃のこと。その夢の中で美紅は、その頃のことを懐かしく思いながら、現在の酷薄な運命を呪い続けます。

しかし、夢はそれで終わりではありませんでした。そこに美紅自身が現れ、面と向かい自分を罵倒するのです。

夢の中で、自分を罵倒する美紅は次々と増えていきます。そうして、岩城の調教という快楽に身をゆだねる自分を淫獣と蔑み、自ら望んで岩城に股を開くと貶め、夢を見ている美紅は自己弁護に必死になるうちにわけがわからなくなってしまいまうのです。

現実。一色姉妹は岩城の心を犯すような調教を受け入れ、素直に快楽を求めるようになっていきました。しかしそんな中、姉の紫は徐々に心を蝕まれ始め…(ゼロアニメーションより)

<感想>
タイトルは下世話ですが、極めて劇性の高い傑作です!これは素晴らしい!

今回は主要な登場人物たちの心理描写に力が注がれています。重要になってくるのが紫と美紅の姉妹が見る夢、そして紫の、現実の記憶とも狂気に陥った末に見た幻想ともつかない記憶です。この辺りの描写が上手いため、かなり難解な描写であるにも関わらず後半の登場人物たちの行動がとても理解できるものになっています。

そして、キャラクターの心理描写をしっかり描きつつ、きちんとした伏線を用意し、設定も構築してあり、ストーリーの面白さも十分!ラストの衝撃は素晴らしいものがありました。

エロ度に関しては、エロシーンの質・量とも十分なのですが、姉の紫が静かに壊れており、その滲み出てくる狂気がすごすぎて、あまりエロい気分になれませんでした。早い話、鬱が入ってしまうわけです。この辺り、人により好みが分かれるかと思いますが、ラストの衝撃もあわせ、見る人を選ぶところがあり、手放しでオススメとすることはできません。

ところで、この作品はTV版新世紀エヴァンゲリオンの25・26話で使われた「キャラクターが精神世界で自問自答する」という心理表現を用いています。製作がよほどエヴァを好きだったんだろうな、と想像させますが、この作品での使い方はストーリーともマッチしていてかなり上手いです。

エヴァの当該回での表現は、キャラクターの内面を表現する技法としては斬新なものでしたが、当時は仕事が間に合わず誤魔化したとすら言われていたぐらいで、そもそも最終回にもってくるべきものではありませんでした。はっきり言ってストーリーや設定を生かしたやり方とは全く言えず、むしろインパクト重視の一発ネタっぽい使い方でした。

それでもわたし自身はけっこうあのはっちゃけた終わり方が好きだったのですが、今回同じ技法をきちんと心理表現として用いている作品を見て、やはり使い方が良ければ優れた手法であったのだと思いました。
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