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ゼロアニメーションの最新作品

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カンブリアン 1st stage 淫獣の感染

カンブリアン 1st stage 淫獣の感染


<ストーリー>
5億年以上昔、カンブリア紀として知られる年代。地球上ではごく単純な多細胞生物しかいなかった当時、突然生物が爆発的な進化を始めたのでした。

地球の歴史から考えればごくわずかな期間に、我ら人類が属する脊椎動物の祖先をはじめ、現在地球上に存在するあらゆる生物の祖先、さらにはもはや滅び去って化石にしか痕跡が残っていない生物など、多種多様な生物が現れたのです。これを、カンブリア・ビッグバンといいます。

そのカンブリア・ビッグバンに魅せられ、生物の進化に異常な執着心を持つ狂学者がいました。山岸晴彦。彼は、天才的な知性を持つ優れた学者でしたが、人間のクローンを作るというタブーに触れてしまい、学会から追放されていたのでした。

山岸が学会追放となって数年後。芝里大学バイオ研究所で研究員をしている蔵掛恵子に、山岸から連絡が入りました。画期的な研究成果が出たので、見に来て欲しい、と。恵子は山岸の元教え子だったのです。

相手が学会追放の狂学者ということで、後輩職員は会いに行かない方がいいと引きとめましたが、恵子は教え子として、さらに山岸への人間としての興味に突き動かされ、研究所に赴く事に…(ゼロアニメーションより)

<感想>
なかなかハードな設定のSF作品ですが、内容はかなりエロ度優先です。というより、ストーリーとあまり関係のないエロシーンがてんこ盛りになっています。

絵は極めて美しく、またエロシーンもボリュームたっぷりということで、エロ目当てには超オススメと言っていいのですが、わたしはあまり気に入りませんでした。というのも、どうもお話とエロのバランスがよくないように感じるのです。

作品の作りとして、回想や断片的な描写で大まかなストーリーを仄めかしつつ、描写ではエロシーンを充実させているのですが、どうもストーリーがわかりにくいです。

普通、回想や断片的な描写で見せるタイプで出来がいいお話は、核になるストーリーは家族や恋人など特定の人物への妄執がメインで、描写の難解さのわりには意外とわかりやすいことが多いです。ところが、この作品はカンブリア大爆発に妄執を抱くマッドサイエンティストという、存在自体がわかりにくい人物が中心になっており、難解の自乗で視聴者おいてけぼりという感じです。

これだけしっかりとした設定のSFなら、もっと他に見せ方があったのでは、と思わずにはいられません。もっとも、それでこれだけエロ度を高められるかと言われれば難しいのですが…。

そして肝心のエロ度ですが、遠慮のない描写で、実用性は高いのですが、ちょっとわたし好みではありませんでした。電車での痴漢のシーンや、女の子を鼻血が出るほどボコボコに殴りながらのレイプなど、生理的嫌悪感があります。触手シーンやノーマルなセックスシーンはなかなかよかったのですが…。
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カンブリアン last stage 増殖する淫獣

カンブリアン last stage 増殖する淫獣


<ストーリー>
深夜、蔵掛恵子の婚約者・篠原が同僚の小島加那とドライブを楽しんでいると、見覚えのある車を見かけました。同じく同僚・高村の車です。

婚約者のある身で、他の女とドライブというのはあまり褒められたことではないので、とりあえず篠原は加那に見つからないように身を伏せることを指示しました。そして二台の車はすれ違ったのですが、ふと高村の車の運転席を見た篠原は、驚くべきものを目撃しました。

なんと、恵子です。恵子は、運転する高村の肩にもたれ、眠っているようでした。

なぜおれの婚約者である恵子がこんな時間に高村と!?しかし、そのことを深く考える前に、篠原は下腹部の刺激に気を取られてしまいます。

見ると、身を伏せていたはずの加那が、篠原の腰に取り付いてちんぽを…(ゼロアニメーションより)

<感想>
1st stageの次がlast stageということで、どう見ても打ち切りです本当にありがとうございました、という感じですが、実にぐだぐだな作品です。

内容は駆け足で、ダイジェストの如き様相を呈しているにも関わらず、伏線は投げっぱなし、お話は終わっておらず、ストーリーという観点からは評価のしようがありません。

しかもそんな状態なのに出だし5分ぐらいにもわたってフラッシュバックという体裁をとった前作の使いまわしまでやっているということで、少々呆れてしまわざるを得ません。

おまけに、絵もあまり安定しません。下手な絵というわけではなく、文字通り絵柄が安定しないのです。歪んでいたり、ということではないのですが、キャラが妙に肥って見えたりとか、本来動きがあるべきシーンを止め絵で誤魔化しているのが垣間見えてしまい、高く評価することが出来ません。

製作側にどんな事情があったのかはわかりませんが、ちょっと悲しくなってしまうぐらい乱暴にやっつけられた仕事だと思います。

なお、酷評のようになってしまいましたが、一部妙にノリがよくて楽しいシーンもあり、全体としてはそこそこ見れた作品ではあります。どちらかというと、本気で作れば傑作になったはずなのに、手抜きのせいで並の作品になっている、という意味で残念な作品というべきでしょう。

なお、エロ度に関してはかなり高く、実用性も十分ですが、登場人物がクリーチャー化してしまうため、人によってはグロく感じられるかもしれません。流血シーンなども多く、一応精神有害の範疇かと思います。
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