18禁Top Pageレビュー記事索引このブログのテキストについてワンクリ(ツークリ)詐欺についてランキング

最新記事一覧

Top Page > フラッシュバックゲーム

ゼロアニメーションの最新作品

記事タイトル一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加

フラッシュバックゲーム 1

フラッシュバックゲーム 1


<ストーリー>
勝気な瑞穂、おとなしい紀子、年齢の割りに幼い印象の百合は仲良し三人娘。無料懸賞に当選した三人は、景品であるエステツアーに参加します。

案内を務めるのは爽やかな感じの好青年。また、運転手の男も、なかなかいい男とあって、百合ははしゃぎっぱなし。男嫌いの瑞穂はそんな百合を見て、尻軽と毒づきます。もっともこの3人にとってはこのような言い合いもいつものことで、別段雰囲気が悪くなったりもしませんでした。

案内されたホテルはなかなかいいところ。案内役の青年は3人にエステは3時からで、それまでは自由時間と告げます。ともかく3人はエステまでの時間、露天風呂で湯を浴びることに…(ゼロアニメーションより)

<感想>
アイソレーション・タンクという心理療法がありますが、どうやらそれをモチーフにした作品のようです。主人公はちょっと変わった女の子たちなのですが、その原因が過去の辛い体験によるものだった、という設定になっており、エステと称してその辛い過去に救いを与える、という内容です。

お話を作るという観点から考えて、変わった性格の人物に辛い過去がある、というのはいささか安直なパターンながら、嫌悪感を催す描写もしっかりと描かれていて、説得力は十分です。

どうやら一話につき一人ずつに重点を置いて「治療」が施されるという構成のようで、今回は男嫌いでやたらと勝気、いつも怒ったような顔をしている瑞穂について描かれます。瑞穂の過去は直接的に痛い描写が生々しくされており、ガチレイプや血が苦手な方は閲覧注意です。

絵に関しては十分に美しく、声優さんの演技も分かりやすくていいです。セリフもきちんと計算されているように感じ、過去体験の描写の痛々しさにも関わらず、見終わった後は面白かったと思えました。見ごたえのある良作だと思います。

なお、エロ度に関しては、ショッキングな場面の連続だったため、見ている最中はそんな気分になれませんでしたが、エロシーン単体で考えればわりと実用性が高いと思います。



※アイソレーション・タンク…外部から隔絶したタンクに人体が浮かぶように調整された人肌の液体を入れ、光・音・温度・重力などの感覚を遮断することによってリラックスなどの効果を得られる、らしい。もっともこの作品のタンクはそれを素材に創作された別物だと思います。
このエントリーをはてなブックマークに追加

フラッシュバックゲーム 2

フラッシュバックゲーム 2


<ストーリー>
エステツアーも二日目。案内された旅館は海の近くの穏やかな場所でした。エステは夕方5時からということで、瑞穂、紀子、百合の3人はビーチバレーをして遊ぶことにします。

楽しくボールを叩き合っていた3人でしたが、砂浜を転がるボールを見て、百合の脳裏に何かのイメージが浮かびます。

一瞬ぼんやりとしてしまった百合でしたが、ちょうどツアーの添乗員が迎えに来たこともあり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
前作フラッシュバックゲーム 1で「治療」を受けた瑞穂のさらなる治療と、新たに百合が治療を受けます。

百合は自分のことを「百合ちゃん」と呼び、おそらくは大学生ぐらいの歳なのに入浴の際にアヒルのおもちゃを手放せないなど、妙に幼い印象の娘。そのようになった理由、になるのかはわかりませんが、百合は幼い頃に変質者に性的ないたずらをされていました。どうやら百合はそのいたずらによって男性恐怖症のようになってしまったらしく、治療の際、男根を見ると涙を流して怖がる様が描かれています。

もちろん、現実にはこのようなやり方の治療で心の傷が治るはずもないですし、エステのメンバーがなぜか3人の過去を熟知しているなど、どうもありえない展開が続くため、リアリティ自体はありませんが、描写が丁寧なので説得力があります。とりわけ幼い百合に性的略取を行う変質者の描写は、なかなか迫力がありました。

絵に関しては、ちょっと脂っ気がないというか、さらっと描かれていてわたしの好みとは合わないのですが、それでも十分に見応えがあります。エロ度に関しても、それほど激しい描写はないものの、絵のアングルや声優さんたちの演技も素晴らしく、実用性は十分あります。とりわけ今回は意外にもレズシーンが豊富で、レズ好きの方にはオススメだと思います。

ただ一箇所、気になるところがありました。前作の冒頭で、百合は爽やかな好青年であるツアー添乗員たちにはしゃぎ声を上げ、瑞穂に「尻軽!」と指摘されています。男性恐怖症でも表面上男性に対して親しげな態度をとる娘(親しくなっても恋人関係になれない、セックスを怖がる)はたしかに存在しますし、それはそれで問題ないのですが、仲良しな友人に尻軽と言わせるのは描写として混乱のもとになるのではないでしょうか。この発言が記憶に残っていたせいで、百合の性格が少々つかみにくくなってしまいました。
このエントリーをはてなブックマークに追加

フラッシュバックゲーム 3

フラッシュバックゲーム 3


<ストーリー>
エステツアー3日目。瑞穂と百合が「第二段階」のエステを受けるということで、紀子は一人でエステマシーンに入ることになります。タンクの中で、紀子は不思議な夢を見ました。

そこは紀子の実家。紀子が大人と子供の境界にいた頃の出来事。一年前に亡くなった母がまだ生きていて、そして街で引っ掛けた二人の男に嬲られていました。

紀子の母。若くして夫を失い未亡人になった母は、ほとんど痴女と言ってもいいぐらいの淫乱で、毎日のようにテレクラで若い男をあさっていました。紀子はそんな母の姿に嫌悪感を抱きつつも、その痴態のあまりの淫らさに、思わず覗きながらオナニーしてしまいます。

一方、紀子が覗きながらオナニーしていることに気付かない男たちは、紀子の母のあまりの淫乱さに、おそらく娘の紀子も同じように淫乱に違いないと下品に笑いあいます。紀子はそれを聞いて、オナニーをしてしまったこともあり、その通りかもしれないと自己嫌悪に陥り…(ゼロアニメーションより)

<感想>
フラッシュバックゲームシリーズの最終回になります。非常に出来の良かった前2作に比べると、若干落ちるという印象です。

前作フラッシュバックゲーム 2で「治療」を受けた百合は、その過去設定がフラッシュバックゲーム 1でも匂わされていたので、すんなり受け入れることができたのですが、紀子の設定は今回突然出てきたため、いまいち描写に深みが感じられません。淫乱な母への嫌悪、というのはなかなか複雑な設定で、変質者の性的略取と違いワンカットで表現するのは難しいですが、それにしてももっとなんとかならなかったのかな、とは思います。

また、オチがあんまり感心できません。バッドエンドですが、それが悪いというのではなく、あまりにも安直だからです。そもそも、人間に幻覚を起こさせる最新エステマシーンとかセットが大掛かり過ぎて、こういうある意味現実的なオチでは興がそがれます。この人たちがこの目的のために一生懸命3人の娘の過去とかを調べあげたのか、と思うと、妙にいじましく寂しい気持ちになってしまいます。

さらに、紀子の過去設定が突然出てきたのと重なりますが、オチもとってつけたような感じがあります。このあたりは、やはり構成の失敗かと思います。前2作が上手かった分残念に感じますが、あるいはむしろ前2作の描写に力を取られすぎて情報を詰め込みきれなかったのかもしれません。

絵に関しては、少々乱暴なところが目につきます。構成の悪さも相まって、締め切りに間に合わなくてやっつけた、という感じすら受けます。実際はどうかわかりませんが、こんな風に感じさせられてしまうと、お世辞にも高い評価をつけることは出来ません。

エロ度に関しては、非常に高く、実用性があります。とにかく、全体の半分ぐらいが濃厚なセックスシーンで、プレイ内容や場面の作り、声優さんたちの演技も実に素晴らしい!笑ってしまうほどのエロさです。これで絵が丁寧でさえあれば、構成の失敗やその他もろもろなどものともせず、エロアニメとして文句なしの超傑作としてオススメするのですが、前述の通り絵が乱暴なので魅力が半減しています。半減してもこれ、というのはそれはそれですごいことだと思いますが…。

シリーズ単位ではオススメの傑作だと思いますが、最終回に関してはまあ普通、ということであまり期待しないで見るのが一番かもしれません。酷評のようになってしまいましたが、惜しいというだけで、面白いか面白くないかで言えば、間違いなく面白い作品です。
このエントリーをはてなブックマークに追加

アダルトショッピングドットコム