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トレス・マリアス 3人の聖処女 前編

トレス・マリアス 3人の聖処女 前編


<ストーリー>
腕は確かながら、あまりにも自己中心的なために大学病院を追い出された医師・不破。しかたなく医院を開業したのですが、苗字を不破ならぬ不和にした方がいいのでは、と思えるほど協調性がなく、さらに担ぎ込まれてきた子供が咳をしているのにタバコを消そうともしないなど他人への思いやりを欠き、そのせいで患者も寄り付きません。もはや診療所は開店休業状態で、すっかり薄汚れた雰囲気です。もっとも、悪っぽく、しかも少々強引なところがあるため、女には不自由していないようで、今日も暇つぶしに看護婦にちんぽを吸わせたり、おまんこに手首までつっこんでフィストファックを決めていました。

そんな暇な毎日をもてあましていた不破の運命を、一本の電話が変えました。「夜になると意識を失い仮死状態に陥る奇病」を治療するのに、どうしても不破の力が必要になったのです。

うまく治療できれば大学に戻れるかも、と勇んでいろいろな調査をした不破でしたが、患者に症状が全く現れません。患者は沖合いの島で修道女として暮らしており、どうやらその島にいるときだけ症状が起こるようなのです。不破は現地調査を決め込み…(ゼロアニメーションより)

<感想>
面白いのですが、いくつか設定が破綻しているところがあります。

主人公の性格は、おそらく「倣岸不遜で嫌われ者、そのために必要以上に誤解されることが多い」という感じなのでしょうが、どうも心底嫌なやつにしか見えません。そのせいで「島に妙な空気があり、住人が多少おかしくなっている」という大事な設定がぼやけてしまっています。すなわち、主人公が嫌なやつだから悪いことをするのか、島の邪悪な空気に染まって悪いことをするのかの区別がつきにくいのです。

また、舞台は現代日本の離島なのですが、義務教育がいきわたっていません。宗教的な理由から修道女たちに性教育が全くなされていないのです。どう見ても18歳以上なのに「生理」という単語を知らないのは無理がありすぎですし、性知識が全くないわりに後の方でレズ行為の経験があることが描かれていて意味不明です。アニメでは、実質中世ヨーロッパ風のお話なのに馴染みやすくするために日本の話として描く、というようなことがよくありますが、これはちょっと雰囲気の構築に失敗しています。

と、ここまで悪い点ばかりを書きましたが、実は出来の悪い作品と油断していたため、後半の意外な展開にびっくりしてしまい、なかなか楽しめました。これは怪我の功名というやつでしょうか。悪いところが目立ったため、良い部分がより衝撃的だったのです。ネタバレになるため、詳細な説明ができないのが苦しいところですが、設定の破綻に目をつぶれば、なかなか先が気になる面白いお話です。

絵に関しては平均点ながら、主人公の表情が嫌なやつっぷりを存分に発揮しており、なかなか笑えます。エロ度に関してはフェラチオ・フィストファック・性的悪戯・レズといろいろなシチュエーションがあり、また下品に描いているため実用性は十分です。悪い点も多く目に付きますが、見る価値はあると思います。

なお、一応ホラー系で分類しましたが、血の類は出てきていません。後編でどうなるかはわかりませんが…。
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トレス・マリアス 3人の聖処女 後編

トレス・マリアス 3人の聖処女 後編


<ストーリー>
何者かに襲われてしまった医師・不破。本を読んでいて知識のある修道女・沙月はそれが実在のものではなく、島に隠れ潜む邪教の呪いだと言います。その呪いに打ち勝つには、聖処女が「トレス・マリアス」という呪文を唱えなければならないのだと。もとより現代の医師である不破は、オカルト的なものを信じたりはしていませんが、一緒にいたシスター・ケイトの証言から自分に襲い掛かってきた者は幻覚であるらしいことを理解していました。

しかし、島は教会が教育に影響を及ぼすほど信仰が根を張っており、悪魔崇拝の影も形も見えません。

状況が手詰まりになる中、新たに修道女・梨々花が例の「夜になると昏睡する謎の奇病」を発症してしまい…(ゼロアニメーションより)

<感想>
悪魔崇拝をテーマにした猟奇ホラー、のはずなのですが、実際は1時間30分ぐらいのB級ホラー映画のようなノリです。しかし、このずっこけさ加減ははっきり言って笑えます。

もはや設定の滅茶苦茶さは気持ちいいほどで、ツッコミを入れて笑いながら見るのが正しい鑑賞法でしょう。舞台となる島の修道院では独自の教育がなされており、なんと修道女・梨々花は男性のちんちんを見たことがなく、というか、そういうものが男についていることすら知らず、不破に見せられて「このできものはなんですか」と尋ねます。また不破も相手の無知をいいことに、「医者の不養生だ。膿が出るから口で吸ってくれ」などとアホなことを言い出します。こんな話を真剣に見てもしかたないとしかいいようがありません。

ホラーにしては愉快過ぎる展開に加え、エロシーンは豊富でボリュームもたっぷり。エロ度はかなり高いです。絵は可もなく不可もなくという所で、それほど上手いとは思いませんが、実用性を損なうようなものでもありません。

しかし、わたしもけっこうたくさんエロアニメを見てきましたが、これほど変てこな作品はそうありません。こんな変な作品をそれなりにまとまりあるものにきちんと作っているという意味では評価できると思います。悪魔崇拝がテーマのわりに直接的なグロシーンもなく、ネタになるという意味でオススメです。
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