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<ストーリー>
祖父と養女二人の三人家族だった鳥海家。しかし高齢であった祖父は亡くなり、鳥海千紗都・空の姉妹は二人力を合わせて生活していくことになりました。そのうち姉の千紗都は自らメイド服に身を包み家事全般を、妹の空は星和芸術学院にて勉学に勤しむ毎日です。
そんな鳥海家に、兄さま、すなわち奈良橋翔馬が帰ってきました。出版社に勤める翔馬は、祖父の訃報を聞きつけ、二人のそばにいることを決めたのです。
翔馬は10年前、鳥海の家で生活をしたことがありました。実の両親との折り合いが悪かった翔馬にとって、祖父と小さな女の子二人に囲まれたその一ヶ月は、暖かな家族の温もりの思い出であり、もう一つ、決して忘れ得ぬ悲しい思い出でもありました。
翔馬が帰ってきたその日、10年の年月を経て美しい大人の女性になった千紗都は翔馬への愛を告白し、処女を捧げると…(ゼロアニメーションより)
<感想>
短い時間の割りに情報量が多い作品です。10年前の思い出を効果的に挟みながら現在が描かれており、かなり複雑な設定を説明的にならないように工夫して描いています。また、時間の経過を表現するのが上手く、自然に作中時間で数ヶ月経っていることが仄めかされています。
絵に関してはきわめて美しく、背景も丁寧です。人間の顔は鼻が長いバランスとなっており、個人的にはもう少し目が下のバランスになっていてもいいのでは、と思いますが、その辺りは好みでしょう。人体の美しさも格別で、エロシーンの実用性に貢献しています。
肝心のエロ度に関しては、最初のエロシーンが処女のセックスであったため、少し大人しいか、と思ったのですが、後半かなり激しさが増します。上記時間の経過を表現するのが上手いと書きましたが、つまり数ヶ月の間に大分慣れてきて、時には激しいセックスもするようになった、ということで、なかなか味わい深いものがあります。
また、それとは別としてどうやら主人公・翔馬には裏の顔があり、純愛でありながらも調教モノのような感じに話が展開していくようです。
ラストはなかなか盛り上がるところで終わっており、先が気になります。非常に良く出来た素晴らしいクォリティの作品で、超オススメだと思います。
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