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ゼロアニメーションの最新作品

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Maple Colors 第一幕 Hな激闘編

Maple Colors 第一幕 Hな激闘編

<ストーリー>
演劇に関しては有名な紅華学園に転校してきた主人公・佐久良次郎。しかし、編入されたクラス・2-Bは、壁中に罵倒の落書きが書き込まれるなど、学園ぐるみの嫌がらせを受けていました。

クラスのリーダー的存在で『キャプテン』などと呼ばれている葵未来が、憤怒のあまり金属バットを持ち出して走っていくのを目撃した良次郎は、放っておくわけにもいかず、あとを追いかけていきます。

ようやく追いついてみれば、2-Bのクラスメイトのひとり、目々倉下駄郎がいじめという名の暴行を受けているところでした。

相手は三人。しかも見るからに気の弱そうな下駄郎を寄ってたかって嬲っていたというのは明らかです。こういうことが大嫌いな良次郎は、とりあえずいじめっ子たちをたたき伏せてしまいますが、そこに現れたエリート演劇部長・愛善幸仁が…(ゼロアニメーションより)

<感想>
ギャグとエロのバランスがよい秀作です。

ひとつのクラスが学園ぐるみで嫌がらせを受けている、というのは書いてしまうとかなりの鬱っぽい設定のようですが、実際はそこまで重くはありません。嫌がらせの内容は範馬刃牙の家のパロディになっていますし、いじめのシーンではいじめっこのデザインが人間に見えず(作中でも宇宙人みたいと言及されています)、深刻さを感じないようになっています。

また、キャラクターデザインなどにもは他の漫画などのパロディがちりばめられていると思われ、そういうのが好きなひとにはネタ探しも楽しいのでは、と思います。

お話に関しては、上記ストーリー紹介部分のあと、なぜか演劇部と演劇対決、という流れになっています。このあたりはよくある対決もののパターンを踏襲しており、展開があまりにも強引です。お話よりはキャラクター同士の言葉遊び、掛け合いなどを楽しむギャグ漫画として見たほうが正しいでしょう。

キャラクターに関してはいささいか類型的です。とくに悪役に魅力がありません。対決である以上こいつらをやっつける、あるいは改心させるなどの形で溜飲を下げるのだと思いますが、その前段階で不愉快な展開になることが予想されるのはマイナスかもしれません。

さて、肝心のエロ度ですが、実用性はかなり高いです。お色気シーンがふんだんに用意されているほか、セックスシーンの質・量とも十分。また、絵もほとんどのシーンで極めて美しいため、目の保養にもなります。わたしは、中盤に出てきたヤリマンの女の子がとくに気に入りました。

全体として、いかにもエロゲー原作の萌えエロアニメです。超傑作の類ではありませんが、見ている間は十分楽しめることは請け合いだと思います。
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