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<ストーリー>
真月が輝く夜・凍夜(とうや)。火倉いずみを中心とする桜水台学園天文部の面々は、今日も『火車(かしゃ)』として邪悪なる『光狩(ひかり)』と戦い続けています。
今日の光狩は、ムラサキ色の長髪に半裸、刺青という奇矯ないでたちの男。そして、無抵抗な怪我人を足蹴にし、さらにひどい傷を負わせようとしています。
男は光狩としては雑魚もいいところで、あっというまに火車たちに叩き潰され、どこかに逃げ去ってしまいました。
しかし、火車のひとり、星川翼は衝撃を受けていました。実は、光狩の男は『O.T.O(オト)』というバンドのボーカル・拝島ツトム(ハイジ)で、被害者は同じくバンドのリーダーで平山だったのです。星川は、O.T.Oを敬愛しており、このバンドが少し前にリーダーの怪我で解散してしまったことに落ち込んでいたのでした。そう、以前リーダーに怪我を負ってしまったのも、ハイジの暴行が原因だったのです。
一応、いずみの能力で怪我の応急処置をすませたものの、被害者の心の傷も甚大です。いつものように、いずみは平山の記憶を消すことしますが、星川はそのことに疑問を投げかけ…(ゼロアニメーションより)
<感想>
伏線などを上手に盛り込んだ作品です。
今回、邪悪なる光狩(怪物)を量産する者や火車たちの日常風景、さらに戦いと敵か味方かもわからない存在たちの襲来など、内容はてんこ盛りです。しかし、話はテンポよく進み、時間のわりに十分な情報量を持たせているのはさすがです。
とりわけ、学生としての天文部員たちの文化祭をからめた青春模様など、ダイジェストながら上手に表現しており、なかなか味わい深いものがあります。
また、あとあとに重要な意味を持つ伏線は、今回ちゃんと目立つようにわかりやすく表現されています。時系列などがわかりにくかった前回
夜が来る! 第1夜 ~双つの月~に比べると、ストーリー表現にも磨きがかかっています。
そして肝心のエロ度ですが、これはかなり高いです。のっけからら濃厚な乱交シーンあり、監禁・拘束しての陵辱ありと、なかなかディープです。エロシーンの表現が個性的ですが、実用性を損ねるものではないでしょう。
短い時間で表現するという制約から、切り捨てられてしまう説明が多く、またそのために疑問に感じてしまう部分はありますが、後半の葛藤などは納得であり、登場人物の心理や行動も実に面白いと思いました。
全体として、これはかなりの傑作です。普通に超オススメで、続きが配信されるのを楽しみに待ちたいと思います!
なお、前回が触手系だったのであわせましたが、むしろただのファンタジーっぽい作品だと考えた方がいいかもしれません。怪物や触手はほんの数十秒単位でしか描かれていませんから。
※拝島ツトム…個人的な話ですが、某時間を消し飛ばす超能力をもったギャングのボスとデザインが似ている気がしてちょっと笑えました。いや、むしろボスがいい歳してビジュアルバンドのギタリストみたいな格好しているのが問題なんですけどねw