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野々村病院の人々 THE ANIMATION 後篇

野々村病院の人々 THE ANIMATION 後篇

<ストーリー>
電動車椅子が届いたおかげで、病院を自由に移動できるようになった主人公・琢磨呂。院内を散策しつつ、やってきた助手の涼子ならびに雑誌記者の川崎勉造と情報を交換します。

それによると、野々村病院では、死んだ院長・作治の医療ミスが噂されるほか、なんと麻薬の密売もおこなっているらしいとのことが、まことしやかに囁かれているのだそうです。

涼子たちが帰ったあとも病院をうろついていた琢磨呂は、樹桃子を見かけて話しかけます。しかし…(ゼロアニメーションより)

<感想>
非常にスピーディかつ理解しやすい展開で話が進み、最後まで楽しく見ることができました!シリーズとおして超オススメ!

前回野々村病院の人々 THE ANIMATION 前篇で、謎めいた雰囲気をふんだんにだしたところで、後篇では物語を合理的に説明かつ解決しています。

キャラクターとのイメージにギャップを作るのがうまく、それを利用して視聴者をだますテクニックなどは、なかなかのものだったと思います。伏線をつかってミスリードなどもしており、真相が意外というより、ああ、そういうふうになったからこうなるのかというような感じで、驚きつつも安心して見ていられました。

さて、お話は面白いとして、肝心のエロ度ですが、お色気サスペンスと考えれば極めて高いといえます。無修正ですし、シチュエーションの作り方も美味しいです。

とくにクライマックス部分でのエロは、なかなか緊迫感があり、ストーリーの面白さに貢献していると思います。

ただし、あくまでもお色気レベルであり、アダルトビデオレベルのエロさはありません。見ながら抜けるというより、シチュエーションで妄想してしまうタイプのエロさです。

なお、主人公は折れた足の先に手鏡をくくりつけて、看護師さんたちのスカートのなかをのぞいてまわるような変態です。このあたり、ギャグとしてもちょっとやりすぎで、ひとによっては萎えるかもしれません。

また、何箇所か、緊迫感を作るためなのか、有能な主人公らしからぬ失敗や、危険な偶然が起きているのも、気になるといえば気になります。

しかし、全体がよくできているからこそ、微妙な点が目立つということもあります。ふつうに傑作ですので、ぜひご覧ください!
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