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<ストーリー>
激しい雷鳴が、江ノ島学園を照らします。すでに夜ですが、更衣室には灯りが燈っていました。まだ学生が残っているのです。
更衣室にいたのは二人の少女、早乙女麻衣子と鈴木恵子。ちょうど着替えの最中で、下着姿です。さすがに、停電ぐらいで怯えるほど子供ではありませんでしたが、そのときは少し違っていました。
ガタンと音を立て、出し抜けにロッカーが開いたのです。何か、いる。二人は思わず更衣室の角に逃げ込むと、抱き合って震えてしまいます。
雷鳴が再び更衣室を照らしたとき、二人はありえないものを目にしました。そこに居たのは、粘液を滴らせた触手の化け物で…(ゼロアニメーションより)
<感想>
遊人原作の漫画をアニメ化した作品です。1995年製作と古さは否めませんが、B級の香りがする、かなり面白い作品です!
展開に独特の間合い、というかリズム感があり、緊迫感を見事に演出しています。普通、先の展開が読めてしまうと興が醒めるものですが、この作品ではそうではなく、「なんかこうなりそうな…ああ、やっぱりそうだ。来るぞ…来るぞ…来るぞ…キター!!!!」というような、「溜め」の効果を発揮しています。
アクションシーンについては、スピード感は全くありませんが、逆にそれがいい味わいになっています。戦隊モノのアクションをそのままアニメにした、というような印象があり、なんだか化け物のデザインもあわせて仮面ライダーとかそういうものを思い出してしまいしました。
ギャグは単体では切れ味があるとは思えませんが、緊迫感のあるシーンをほぐすように挿入されているため、よいアクセントとなっています。超傑作とはいえないまでも、見る価値のあるとても出来のいい作品だと思います。
なお、エロ度に関しては残念ながらサービスカットレベルで、それを期待しても仕方ない程度です。また、怪物は吸血生物であり、直接的なグロは少ないまでも設定や絵柄から考えるとかなり衝撃的なシーンもありますので、ご注意ください。
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- 2007-02-22
- カテゴリ: 未来超獣フォビア ***遊人原作***