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<ストーリー>
ストロベリーフィールズを救った勇者・ヤマトタケル。彼はその後もあまたの冒険を繰り返し、やがて生きながら伝説となりました。そんな彼の息子のカケルも、タケルに似た闊達な男の子に成長します。
ちょうど同じ頃、各地をルシフォンと呼ばれる魔法使いの軍が蹂躙するという事件がおきていました。タケルの暮らす国の王もこれに対抗する形でタケルにルシフォン討伐を依頼しますが、タケルは15歳になる息子の成長を願い、カケルを旅に送り出します。
しかし、事態は思っていたよりもずっと深刻で、タケルはルシフォンが放った「黒い霧」により石化し、さらに国も滅ぼされてしまいます。勇者タケルの息子として、反ルシフォン軍の旗頭に祭り上げられたカケルは、まだ幼さの残る力の限り、戦い抜きました。
と、それももう昔のこと。反ルシフォン軍は壊滅し、カケルは一人幽閉され、親しい人はみんな死んでしまいました。カケルは昔の記憶の断片を追いかけながら、今では「何で僕は生きているのだろう…」と呟く日々を送っています。おそらくは、苦痛を与えられる、ただそれだけのために、死ぬことも許されず、何もなければそのままカケルは朽ち果てていくはずでした。
ゴトリ。止まっていた時間が動き出した音は、カケルを閉じ込めた部屋の閂を開ける音でした。マルレーネ。かつてカケルとともに戦ったエルフの美女がそこにいて…(ゼロアニメーションより)
<感想>
ドラゴンナイト4というシミュレーションゲームを原作としたアニメです。ゲームでは1が前作
DRAGON KNIGHT(ドラゴンナイト1)での主人公ヤマトタケルのお話で、2~3まではアニメでは描かれていませんが、その間にヤマトタケルは伝説の勇者ということになった様子です。わたしは残念ながらゲームは未プレイですが、冒険を繰り返して生ける伝説になる主人公というのはなかなか面白そうですね!
さて、この作品は前作と比べてギャグ要素があまりありません。なかなか変則的な構成で、おそらくゲームでははじめ隠されていたであろう事柄(主人公の仲間が実は未来の主人公)が、最初から明かされています。しかし、知っている人向けに作られているのではなく、わたしのように予備知識のない人間でも普通に楽しめるつくりになっています。
内容はゲームをアニメ化した作品にありがちな、時間経過や展開の拙さが全くなく、感心してしまうほど上手に表現しています。タイムパラドックスをテーマにした作品で、未来の主人公の時代ではすでに死んでしまった大切な人との再会での切ない気持ちも、見ていて非常に好ましく感じられます。ただ、シリアス寄りの作品ですが、描写はあまり重すぎないので、軽い気持ちで見ても感銘を受けることが出来るでしょう。
なお、絵は素晴らしいものの、軽めのセックスシーンが一回あるだけで、サービスカットすらほとんどないため、18禁作品にしてはエロ度はほぼ皆無です。作品自体が非常に面白いので、その意味でオススメです。
関連シリーズドラゴンナイト DRAGON KNIGHT
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