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<ストーリー>
主人公・神楽貴史は高校3年生。すでに両親を失い、兄である智史に養われて生活しています。
貴史の兄・智史は両親と死別したときはまだ大学生でしたが、学問と生活を両立させ、さらにまだ幼かった弟の養育もすべてこなした上、大学卒業後は一流商社に就職を果たすなど、能力・人格において非の打ち所のない素晴らしい男。最近は美しい妻を迎えることができ、人生は順風満帆です。
ところが、貴史はそんな誇るべき兄を、必ずしも好きになることができませんでした。なぜならば、貴史は偉大とすらいっていい優れた兄に、常に比較され続けていたからです。
もちろん、自分を育ててくれた兄という意識はあり、感謝もしているので、不満はあれど当然我慢してきた貴史ではありましたが、どうしても我慢の出来ないことが一つありました。実は、兄が妻に迎えた美和は、貴史の幼馴染み・美沙の姉。貴史自身幼い頃から密かに憧れ、恋焦がれていた女性だったのです。
自分の愛する女性を奪われたという想いと幼い頃からの兄へのコンプレックスは次第に貴史の心に憎しみと復讐の念を育み…(ゼロアニメーションより)
<感想>
一応兄嫁を義弟が調教して堕とす話ですが、なかなか設定が凝っています。
普通、鬼畜調教系のお話だと大抵主人公は当たり前のように調教のスキルを持っていて、わりとざくざく調教してしまうのが普通ですが、この作品ではむしろ主人公の心の中をしっかりと描いていて、いきなりというより必然的にそうなった、という雰囲気を醸し出すことに成功しています。
とりわけ、ある出来事からいまいち垢抜けなかった主人公が見違えたようになり、自信をつけ、それによって兄嫁を襲う勇気(と言ってはいけませんがw)を身につけるというのはなかなか説得力がありました。普通の調教系の作品だと主人公の無茶暴走や標的の反応の面白さを味わう、というようなことになるのが多いのですが、この作品ではお話そのものに魅力があるという珍しいことになっています。
絵に関してはどちらかといえば下手です。そのため、はじめは「地雷か?」とすら思ったのですが、最後まで見たら非常に面白く感じました。絵さえよければかなりの傑作になったのでは、と思わせる惜しい佳作だと思います。
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- 2007-11-16
- カテゴリ: 兄嫁 ***近親・義理の家族系***