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<ストーリー>
世紀末だから、ということでもないでしょうが、いささか気象が異常です。何日も雨が降り止まないかと思えば、強烈な日射に見舞われるという天候に、買い物帰りの宗徒もうんざりした表情を浮かべています。
しかし、信号でなんとなく見止めた女性のライダー(バイク乗り)に、宗徒は衝撃を受け、買い物を放り出し、思わず彼女を追いかけてしまいます。アッシュ。宗徒は叫びました。
結局、アッシュと言葉を交わすこともかなわず、宗徒は雲行寺にもどってきました。境内の掃除を手伝っていた加代が声をかけても耳に入りません。せっかくの買い物も、どうやら忘れてきたようです。
アッシュ。身を呈して妖獣を葬った惑星監視機構の戦士。しかし、彼女はそのために命を落としたはずでした。そのアッシュが、なぜバイクに乗って宗徒の前に現れたのか。そして、なぜ自分を全く知らないような目で見たのか。一方、その頃…(ゼロアニメーションより)
<感想>
妖獣教室の本編は完結していますが、それとは別に
妖獣教室3の続編としてこの外伝があります。今のところ本編と外伝の差がよく見えませんが、主人公は本編での宗徒と加代ではなく、アッシュの妹である惑星監視機構の二人の戦士、ベベとディーになるようです。
妖獣教室シリーズはなぜか各作品で絵が違うのですが、最も好ましいと思える3に準拠しています。また、このシリーズは後の作品で歴史が修正されることがよくあり、今作も回想シーンが妖獣教室3と微妙に違っています。ネタバレになるのでどこが違うかは指摘しませんが、違いを探してみるのも面白いかもしれません。
絵に関しては、いささか乱暴なところが目に付きます。ただし、勢いのあるシーンをわざと崩しているとも思え、必ずしも悪いとはいえません。キャラクターの大きさのバランスがおかしいのでは、と思うところもあったのですが、当該のキャラクターは設定上大柄なので、ちょっと大げさにしてあるだけで必ずしもおかしくないのかもしれない、とも思えます。
今回はギャグシーンもなく、ストーリー重視の展開で設定の説明なども多いのですが、構成やセリフがこなれていて上手いので、十分に楽しめます。エロシーンも、実用性があるかどうかは微妙ながら目の保養にはなります。
なお、妖獣教室シリーズならではの鮮烈なグロシーンも健在なので、苦手な方は注意しましょう。今回かなり衝撃的な使い方で、目が覚めるような気持ちになりました。
関連シリーズ妖獣教室妖獣教室外伝2
<ストーリー>
アッシュそっくりの女性ライダー・ミキ。ベベとディーはついに彼女と遭遇することに成功します。
ベベとディーは、ミキに妖獣のこと、そして妖獣との戦いの中、殉死した姉のアッシュのことを話します。荒唐無稽な話ではありましたが、二人の真剣な説明と眼差しに打たれ、ミキは二人の申し出を受諾しました。
二人の申し出。それは、アッシュを復活させるために、ミキの体を使うこと。それによってミキという人間の存在が消滅することを意味します。
自分の死をも意味する申し出を受諾したミキ。しかし、それは彼女自身のためでもありました。ミキは、ベベとディーに、申し出を受諾する理由を説明します。
一方、街は妖獣のキャリアが全裸でバイクを乗り回し、また巨大化した妖獣が炎を吐いてあたり一面を灰燼に帰すなど、混乱を極め…(ゼロアニメーションより)
<感想>
アッシュ復活編、とでも名づけたいシリーズの後編に当たります。非常に面白く、感動しました!超オススメの作品だと思います。
上手に構成しているとはいえ、ややこしい設定が山盛りであった
妖獣教室 外伝1 劇場版前編に比べると、余分な説明は断片的な記憶のシーンなどにまとめてあり、非常に見やすいです。また、盛り上げ方も上手く、飽きさせませんし、絵も十分な美しさがあります。さすが名作シリーズですね!
エロ度に関しては、無修正の威力がある上に見事なまでの触手っぷり!淫獣触手好きなら一度は見ておく価値のある作品です!
なお、今作はエンターテインメントとしても優れ、エロ度も非常に高いのですが、グロ度も非常に高いです。普通に若い女の子の形をした妖獣のキャリアを、ゾンビゲームのようにぱんぱん銃で撃ちまくりの吹き飛ましまくりで、血などの表現も生々しいため、グロが苦手な方にだけはオススメできません。面白い作品なのですが、万人向けではありませんので、ご注意ください。
関連シリーズ妖獣教室妖獣教室外伝2