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ゼロアニメーションの最新作品

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夜勤病棟・参 Experment.1

夜勤病棟・参 Experment.1


<ストーリー>
目が覚めると、見知らぬ白い天井。傍らには豚のように肥えた不愉快そうな表情の看護婦。主人公・空は、全く身動きが出来なず、しかも状況もよくわからないことに恐怖します。

どうやら空は、大怪我をして病院に入院している様子。しかし、あまりよく覚えていません。怪我の原因の記憶がないということもありますが、何より昔のことを覚えていないのです。それは、思い出すのがあまりにも辛すぎるために自ら記憶を封印したという感じでした。

ともあれ、浮浪者であった空には入院の費用を払うことなど出来ようはずもありません。体も動くようになったし、逃げよう。そう思い、担当の肥った看護婦を殴り倒して走り出した空でしたが、脚がもつれて転んでしまい…(ゼロアニメーションより)

<感想>
夜勤病棟シリーズの作品です。ただし、比良坂竜二やその勤務先であった聖ユリアンナ病院とは関係ありません。タイトルと病院という関連があるだけの別シリーズということになります。

出だしから少々陰鬱な雰囲気で、しかも主人公の風貌が(自粛)のような感じであるなど、どうなることか、という感じでしたが、最後まで見てもなかなか嫌な気分にさせてくれる作品です。誤解のないように付け加えると、これは作品のレベルが低いということではなく、嫌なテーマの作品であるということです。

浮浪者であった主人公が何らかの新薬の治験に採用されるという内容なのですが、この報酬が一億円という法外なもの。もうこの段階で嫌な雰囲気が漂ってきます。

さらに、主人公は治療が必要なレベルで精神に障害を負っていることが仄めかされています。異様な精神世界の描写をはじめ、他人との会話の最中に待ったく別のことを考えているとか、一般常識がかなり欠如しているなど、かなり異様な設定です。

例えば、主人公はヤキモチという単語を知らず、本当に食べる餅のことと勘違いします。こういう種類の一般常識の欠如は、普通はギャグに使われるものですが、この場面での話し相手の態度は、いかにも可哀想な人を見るような眼差しということで、嫌でも「ああそういうことなんだな」とわかってしまいます。

これらは新薬投与後の描写で、どれだけ薬の影響があるのかわかりませんが、この主人公はかなり見ていて辛いものがありました。

正直なところ、見て気分のいい作品ではありませんのでオススメはしません。ただ、暗い内容だけでなく、妙に笑えるコマなどもあり、丁寧に作られている印象です。見応えは間違いなくあると言えるでしょう。

なお、エロ度に関してはかなり高く、ボリュームもあり、充実していますが、主人公があまりにもあまりなキャラクターであるため、萎えます。少なくともわたしには無理でした。



※豚のように肥えた…別にわたしの主観で悪く書いているわけではありません。後の方で主人公が見るカオスな夢に登場する豚の目つきが、この看護婦さんとそっくりなのです。


※治験…日本では新薬というのは動物実験を経て人体への安全性が確認されたあと、さらに有志のボランティアを募って人間に投薬実験をする、という流れになります。このとき、有志には交通費や食事代の名目で報酬が支払われるわけですが、わたしが調べた限り、高くても一日1万円程度が限度です。日給としてはアルバイトレベルであり、ある程度の期間拘束されるとはいえ一億円というのは法外というか非常識、つまり人に言えないような薬である可能性が極めて高いということです。



関連シリーズ
夜勤病棟 NIGHT SHIFT NURSES
夜勤病棟・弐
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