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ハイヌウェレ 収穫の夜 第二話 骨壷の中の灰

ハイヌウェレ 収穫の夜 第二話 骨壷の中の灰

<ストーリー>
涼子が現れて以来、アン・ウルン(街に巣食うチーマー・グループ)に変化が現れました。どうも、ヘッドである雅人が、街を離れたがっているようなのです。

そんな中、対立するグループとの抗争が激化しますが、雅人はそれにもやる気を見せません。雅人の眼中には妹の帆乃香しかなく、その帆乃香は涼子に気持ちが向いてしまっているためです。

やがて、若者たちの暴走は抜き差しならぬところにまで陥り…(ゼロアニメーションより)

<感想>
絵は相変わらず美しく、女性の肉感的表現も素晴らしい作品です。エロ度も十分に高く秀逸ですが、いささかグロ度が高いようです。

前回ハイヌウェレ 収穫の夜 第一話 薔薇と雛器粟も暴力的なシーンは多かったですが、今回はやたらと登場人物が死にまくるだけでなく、爪を剥ぎながらレイプ、眼姦、犯している最中に女の子が死亡(ショック死の類でしょうか)、男が女を力任せにしめころすなど、なかなか強烈なシーンがてんこ盛りです。グロ耐性がない方にはオススメできません。

しかし、それではグロ好きにオススメできるかというと、ちょっと微妙なところがあります。例えば、前述の眼姦のシーンなど、悲鳴を上げたあとに当該キャラクターが眼帯を当てているだけで、そのものズバリが描かれていません。また、そのほかのグロシーンにしても登場人物の行動が間抜けすぎるため、その方面のツッコミが忙しく、衝撃的というより、やっちゃったなあ、という感じです。

他にも、爪剥ぎレイプされた人が死んで、眼姦された人が生きている(しかも結構元気)とか、血が出るほど強くちんぽを噛まれたのにちょっと痛がっただけですぐ復活する男というのはいささか納得できかねるところがあります。まあ、眼姦に関しては、実際にはやっていないのに過激なイメージを出すためにわざと紛らわしい描写をした、ともとれますが…。

また、ラスト近く、女の子が40キロぐらいの重さの柔らかい物体を引きずって歩くシーンがあるのですが、どう見てもそれよりもずっと軽いものを引きずっているようにしか見えません。当該シーンは、イメージとしては衝撃的と言っていいはずなのですが、そういう細かい部分の整合性が全く取れていないため、全然衝撃がありません。

どうも、製作者は絵や場面のインパクトを優先して、そのほかの部分を全部なおざりにしているように見えます。これはちょっと失敗だったのではないでしょうか。

全体として、グロ好きの方なら、多少は見る価値があるでしょう。そうでないなら、あまりオススメできません。絵は綺麗ですが、そのほかの部分で悪い点が多すぎます。



※アンウルン…なにか出展でもあるのではと思って検索をかけると、アンクルンというインドネシアの楽器が出てきました。タイトルのインドネシア神話もからめて、製作者になんらかの意図があったのかもしれません。

眼姦…眼の穴を犯すこと。猟奇的な性行為としては脳姦と並んでポピュラーですが、こちらは物理的に不可能ではないかと思います。女の子の横顔とちんぽを並べてみればわかるとおり、スペースが全然足りません。それに、眼の周囲は骨しかありませんし、眼球自体もかなり固いです。
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螢子(蛍子) 第三夜 淫(おとしめ)

蛍子 第三夜 淫(おとしめ)

<ストーリー>
赤い花の匂いによって正気を失い、流花とともに島を出る絶好の機会を失ってしまった涼。そればかりか、最近では昼も夜も異常な幻覚に苛まれ、夢と現実の境界があいまいになっていました。

そんな涼に対してどうすることも出来ない流花は、同じく婚約者を失い無力さを噛みしめていた香澄にある武器を託されます。

一方、涼への異常な愛情と執着を隠さない蛍子は、赤い花畑の中で涼を嬲り、ついに魂の奥底まで犯し抜いてしまいました。

目くるめく狂気の快楽と白昼夢の中で、涼は自身の出生に疑問を抱き始め…(ゼロアニメーションより)

<感想>
幻想的な表現に強烈なエロシーンてんこ盛りの実に面白い作品です!超オススメ!

表現手法は、断片的な描写で真相を炙りだすというタイプです。見せ方が幻想的、フラッシュバックの多様ということで、かなりストーリーが把握しにくくなっています。このタイプはかなり好みが分かれますが、この作品に関してはかなり設定が練られていて、見応えがあるとわたしは思いました。

エロ度については、レズシーンのボリューム・インパクトが満点です。一応男と女のセックスシーンもあるにはあるのですが、主要なキャラクターが女同士の組み合わせになるため、レズ好きの方には特にオススメでしょう。

シリーズ通してグロ度が強烈だった作品ですが、今回は視覚的グロさはあまりありません。ただし、描写から読み取れる設定は精神有害、おぞましい以外の何者でもありませんのでご注意ください。

ともあれ、お話自体がわかりにくいので、以下で考察してみようかと思います。完全なネタバレになりますので、作品を未見の方はご注意ください。



<ネタバレ考察>



舞台となる、赤い花が咲く島で、杵築斎(いつき)という女性が双子を生む。一人は蛍子、一人は弥津奴。蛍子は白髪でオッドアイ、弥津奴は生まれつき手脚がなかった。

蛍子が、幼少にも関わらず子供を出産(腹部にある縫い目はその跡と思われる)。父親は不明(描写はないが、おそらく弥津奴)。涼と名づける。つまり、斎は涼の母ではなく祖母。

斎、涼を連れて島を出奔。理由は不明。蛍子あるいは弥津奴が、幻覚作用のある赤い花を使い、母親である斎を犯したのかもしれない。また、葦原浩司が家で代々伝わる秘術を用い、生きた女の肉を使って弥津奴の手脚を生成する。

斎が赤い花の禁断症状によって島に戻ってしまい、葦原家の技術で作られた肉人形に食い殺される。そして、蛍子は自らの娘である涼を呼び戻して犯す。

蛍子と弥津奴は、ある種現世に転生してきた神のような存在であると思われます。特に弥津奴の『手脚がない』という先天的な身体異常が神性の象徴ということになっているようです(蛍子 第二夜 辱(はずかしめ)での蛭子神についての発言)。島の社の宮司である葦原家に、人体を用いて手脚や人形を生成する技術が伝わっているのは、歴史上何度か同じように手脚のない神が転生してきたためでしょう。

しかし、おぞましい話ですね。



※蛭子…ひるこ。日本の神話における、イザナギ・イザナミが最初に生み出した奇形の神。多神教の神話では、最初に生まれてくる神が奇形であることはよくあることらしいです。

※葦原…あしはら。原作ゲームでは、菱原(ひしはら)になっているようです。
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刻音色 ~一の刻~

刻音色 ~一の刻~

<ストーリー>
山奥にある旧家、詩条家の館には時計がありません。時計が13回目の鐘を鳴らすとき、人がひとり消えるという奇妙な言い伝えがあり、そのためたった一つ、壊れて鎖でつながれた柱時計を除いては全ての時計が撤去されているのです。

雪深い冬の日、詩条家に使えるメイドたちが風呂に入り、仕事の疲れを癒しているときのこと。仲良くじゃれあったり、軽口を叩き合ったりしている彼女たちがあずかり知らぬところで、恐るべき事態が進行していました。

当主・詩条刹弥が、何者かによって殴り倒され、監禁されてしまったのです。そして、その何者かは空調や水道に細工をすると…(ゼロアニメーションより)

<感想>
いきなり女の子たちの入浴シーンというサービスカットからはじまり、怒涛のエロ展開を見せる作品です。実用性大爆発であり、見応えがあり、超オススメ!しかし、微妙にひとを選ぶ表現があります。

登場人物の描き分け方がなかなか面白いです。実はこの作品、開始早々に登場人物がほぼ全員薬物を盛られて発狂してしまうのですが、それはつまり正常な状況の描写がほとんどないということです。それにも関わらず、特徴的なシーンとセリフ、回想などを駆使して登場人物たちの個性をきっちり説明してくれています。

そして、女の子たちの狂い方が素晴らしい!涎をたらすのはデフォルトで、目つきや表情もイカれたものになり、さらには鼻水まで垂らすようなだらしない表情になります。そして、声優さんたちの演技も素晴らしい!演技自体も素晴らしいうえに、狂ったセリフも素晴らしく、壊れた女の子が好きな方にはたまらないものだといえるでしょう!

わたしがとくに素晴らしいと思ったのは、メイドのひとり、夢叶さやかが発狂するシーンです。さやかはビリヤード場を掃除している間に薬物の影響が出てしまうのですが、錯乱し、おまんこや肛門に大量のビリヤード球を詰め込みます。そして、『入った…。また入っった…。このままじゃ、ランアウトしちゃう』などとわけのわからない言葉を口走りながら涙と涎、さらに鼻水を垂らします。

BGMもいい味を出しており、わたしは見ながら開いた口が塞がりませんでした。呆気にとられるとはまさにこういう作品に使うべき言葉なのでしょう。

ただ、当然ながら人間が発狂するシーンは場合によって精神有害です。また、この作品には一部、女の子を激しく罵倒し、殴り倒し、顔面を足蹴にするような暴力的シーンがあり、さらにフィストファックや上記のビリヤードのシーンをはじめとする異物挿入などのえぐい描写もあります。そういうのが好みでない方はご注意くださいませ。

ところで、この作品には珍しく、剃刀で陰毛を処理したり、生理の女の子がタンポンを挿入するような生活感溢れるシーンが存在します。それが目当てで見るようなものではありませんが、一応特筆しておくべきだと思いました。



※ランアウト…最後のボールまでとりきること。ビリヤードのルールはよく知りませんが、つまり台の上のボールが全部おまんこ穴に入った状態になってしまう、ということが言いたかったのでしょう。作中のセリフでは、激しい喘ぎに呂律が回らず、ラーアウドになっちゃう、というようにしか聞こえませんでした。
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刻音色 ~二の刻~

刻音色 ~二の刻~

<ストーリー>
狂気の乱痴気騒ぎから明けて一夜。激しく性器を酷使したメイドたちでしたが、なんとか怪我などはしないで済んだようです。そればかりか、薬物の副作用で記憶がなく、なぜ自分がすっぽんぽんで転がっていたのか理解できないというような状況でした。

ともあれ、メイドの勤めは館の管理と主人の世話。メイドたちは、いつものように仕事を開始します。

しばらくして、メイドのひとり、藤乃カスミがいなくなっていることがわかりました。館に伝わる言い伝え、時計が13回目の鐘を鳴らすとき、人がひとり消える。そのとおりのことが起こったのです。

これは、神隠し?しかし、本当にそんなことが?疑問が噴出するなか、しかしメイドたちは再び正気を失いはじめ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
前回刻音色 ~一の刻~において、大変なことになったメイドたちでしたが、今回は出だしで正気を取り戻します。詩条葵の顔面の靴跡が消えていないなど、細かい笑いの要素を盛り込んであり、実に微妙でとぼけた味わいのある描写に仕上がっています。

そして、前回はじけた分、今回はストーリーを重視していくのか、と思いきや中盤からやはりメイドたちが発狂します。それも、前回を上回る桁外れのエグさとド迫力!これは凄すぎて、表現がキツすぎ、精神有害としかいいようがありません。

エロシーンにおいては、藤乃カスミ・詩条葵・琴崎美季が関わる場面と、夢叶さやか・綾瀬梨花が関わる場面と、二組に分かれて交互に描かれる、ということになるのですが、とくに凄まじいのはさやかと梨花のペアです。台所で発狂したふたりはそこらにある食べ物や調味料を体に塗りたくり、さらにオーブンの中の骨付き肉の丸焼きから肉の塊を剥ぎ取っておまんこに食べさせてしまいます。

詩条葵の方にしても、おまんこを縫う(!)というあまりにもあまりなシーンが存在するなど、これははっきり言ってグロの領域です。

ネタバレになるので全てを詳しくは書きませんが、それ以外にも、実写で見たらわたしは確実に吐くと思えるほどの凄まじい描写がてんこ盛り!アニメでなかったらこれはさすがに見れないでしょう。

ストーリーに関しては、完全に意味不明です。ただ、どうやら原作のゲームを知っている人間向けに作られたと思われ、作中に原作との繋がりを仄めかす描写があります。また、絵に関しては総合的に見て十分に美しいものの、動きに微妙になめらかさがないかもしれません。それと、愛液が黒、もしくは虹色で表現されているのもどうかと思わないでもありません。

しかし、そういったことよりもなによりも、グロさすら感じる遠慮のない表現は特筆ものです!万人向けでない以上、超オススメというわけにはいきませんが、人生経験という意味で、これは見ても損がないかと思います!



※おまんこを縫う…(!)というより、(*)という感じでした。



※吐くと思えるほどの凄まじい描写…これだけ丁寧な絵を描くためには、スタッフの方たちはきっと参考資料としてこの種の三次元グロ画像をじっくり見たりしたのだろうなあと思うと、正直頭が下がります。また、声優さんたちの気合の入った演技も、感動的ですらあります。一視聴者としては面白いつまらないで済ませてしまうだけですが、そういう部分に思いを馳せるというのもたまにはいいかもしれませんね。
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少女遊戯 前編

少女遊戯 前編

<ストーリー>
鍛冶屋で働き、ゆくゆくは一人前になりたいと願う主人公・ショウは、体こそ最近は大人びてきましたものの、まだ少年らしさを残す多感な青年です。彼は仕事が終わると真っ先に森におもむき、リュティシアという美しい少女との幼い愛を育んでいました。

やがて、真剣で情熱的な性格をしたショウを愛する女性も現れました。しかし、将来をリュティシアと添い遂げたいと願うショウは、その女性の告白を断ってしまいます。

一年後。リュティシアに正式な交際を申し込み、しかし色よい返事をもらうことができなかったショウが塞ぎこんでいると、かつてショウに交際を申し込んできた女性が誰か男を部屋に迎え入れている姿を見ました。

あの男はここらでは見かけない。よそ者だ。不審に思ったショウでしたが、やがてその部屋から…(ゼロアニメーションより)

<感想>
ずいぶんわかりにくいストーリー紹介になってしまったかと思います。実はこの作品、設定を知っているのと知らないのとで面白さがかなり違ってくるため、あえてこういう書き方にしました。

サムネイルをご覧になればわかるとおり、そんなにうまい絵ではありません。背景は見れますが、特に人物はかなり拙い絵だと思います。また、セリフ回しなどもあまりセンスが感じられず、前半はあんまり面白くないと思って見ていました。

しかし、後半ある作中設定が明らかになると、俄然面白くなりました!演出はすばらしく、絵が下手なわりにはかなりの迫力あるシーンもあり、見応えがあります。特に川べりでショウとリュティシアが愛を語らうシーンにおいては、設定を生かした見事な演出がなされており、思わず感嘆の声をあげてしまったほどです。

セリフは説明的で面白味もありませんが、登場人物が多い割りに人間関係はよくわかるように作られています。また、声優さんのアヘ声の演技がかなり気合入ってます。セックスのあいまに面白いことを言うタイプの喘ぎではなく、ハアハアという直球の喘ぎで、これを収録するのは体力的に大変だったのではと思わせるものでした。

明らかに低予算の作品ながら、低予算なりに面白く作ろうという創意工夫が感じられなかなか好ましい作品です。同じシナリオでもっとちゃんとお金がかけられるところが作ったら、かなりの傑作になったのではないかと惜しく思うほどで、全体としては最高とまでは言えずとも、見る価値は十分。絵だけが綺麗なアニメよりはずっといいと思います。
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ヴィシャス 1

ヴィシャス 1

<ストーリー>
母親が階段からの転落事故で亡くなったあと、ヴィドック家の一人娘・アンジェラは塞ぎこんでいました。使用人のジョンは、そんなアンジェラの姿を、母の死にショックを受けたからだと考えています。しかし、それは正確ではありませんでした。

なんと、アンジェラの父であるヴィドック卿は、妻の葬儀に仕事と称して出席しなかったくせに、そのあいだ実はメイドのブリジットを手篭めにしていたのでした。そして、アンジェラはふとした偶然からその様子を目撃してしまったのです。アンジェラが塞いでいたのは、そんな父に対する嫌悪。そして、性に対する歪んだ興味からでした。

そんなこんなで半年。使用人ジョンがひとり変わらぬ穏やかな日常を過ごす中、しかしヴィドック家では水面下でさまざまな歯車が狂いはじめ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
貴族の爛れた性事情を描いた作品です。

絵に関しては十分に美しいです。微妙にチープな感じのする絵柄であるため、すごい絵だと手放しで褒めるほどではありませんが、チープさが逆に下品さを醸し出しており、エロ度には貢献しています。ものすごく美麗な絵もいいですが、わたしはこういう絵のほうが好みかもしれません。とくに、主人であるヴィドック卿がメイド・ブリジットをうしろから犯すシーンで、突き込みながらクリトリスをくりくりとこねまわすシーンには迫力がありました。

また、アンジェラの陰毛は生えかけなのかほんのひとつまみぐらいの量しかなく、また乳房のふくらみも可愛らしいということで、ロリ好みの方には嬉しいかもしれません。

エロシーンのボリューム、シチュエーションの美味しさともに十分納得でき、抜きの使用には十分に耐えます。お話からして、セックスが重要な要素を占める内容であるため、まさにエロアニメに相応しいというべき作品でしょう。

さて、この作品の主役はおそらく使用人ジョンで、ヒロインがアンジェラということになるのだと思いますが、ジョンがほどよく鈍感(ブリジットとヴィドック卿との関係に気付いていないとか、アンジェラの早熟な魔性に気付いてないとか)なので、いろいろと美味しいことになっています。微妙に寝取られな感じもあり、好みのかたにはかなりいいのではないかと思います。

なお、この作品にはライトな表現ながら薬物中毒の描写があります。そのあたりで微妙に鬱が入るかと思いますので、ご注意ください。全体としてはよくできた佳作であり、見る価値は十分だと思います。



※ヴィシャス(Vicious)…悪意のある、危険なの意。セックスピストルズの二代目ベーシストであるシド・ヴィシャスの芸名としても知られている単語。シド・ヴィシャスは薬物の過剰摂取で世を去っていますが、この作品もそれに引っ掛けているのかもしれません。
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ヴィシャス 2

ヴィシャス 2

<ストーリー>
メイド・ブリジットが死にました。主たるヴィドック卿にいいように犯され、精神を壊していく様を見かねた使用人・ジョンが、ふたりして逃亡することを持ちかけた翌日、湖に浮いているのが発見されたのです。状況から見て、自殺だと思われました。

引き上げられたブリジットのなきがらに対し、しかしヴィドック卿は庭にでも埋めておけと冷たく言い放つばかり。また、アンジェラにしても悲しむそぶりすら見せず、むしろ悲嘆にくれるジョンに対して激しくセックスを求めてきます。

盛りがついた獣のようなアンジェラの欲求にただ流されるジョンでしたが、やがてその胸にはある疑念が浮かびはじめ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
ものすごくわたし好みの作品です。

ネタバレになるのでなにがどうわたし好みなのかは言えないのですが、とりあえず人間が死ぬ展開になるため、ひとにより好みが分かれるとだけ言っておきましょう。個人的な好みだけでいえば超オススメなのですが、ホラー・猟奇系に分類されるべき作品であり、血の表現などもあるので、万人に手放しでオススメできないのが残念です。

さて、この作品の見所といえば、やはりアンジェラの淫乱ぶりに尽きると思われます。普通、権力を持って目下のものを陵辱するというのは男の主人であることが多いのですが、この作品ではお嬢様たるアンジェラが使用人・ジョンをほとんど犯すようにして関係を持つようになります。

なにしろ、ジョンが寝ているあいだに強引に上に乗って腰を動かすだの、暇さえあれば物陰に引っ張っていっておまんこを舐めることを強要するだの、やりたい放題。しかも外見がロリなものですから、いかにもセックスを覚えたばかりの少女が男に狂っているという感じで迫力があります。

少女は狂っているほど美しい。そんな感性の持ち主の方は、見ても決して損はないでしょう。こういう系列の作品の中ではかなりできがいいと思いますので、猟奇風味が嫌いでない方はぜひ見てみてください!



※庭にでも埋めておけ…作中でジョンがヴィドック卿の人間性に疑問を持つ言葉。しかし、これって冷たいのかなと思わないでもありません。すくなくとも、この作品の時代背景であれば、普通、メイドが死んだら家族が呼ばれてそちらで埋葬されるはずです。身寄りがないなら共同墓地に埋めると思います。勤め先の庭に埋めるというのは、むしろ温情を感じるようなことなのではないでしょうか。実際のところどうなのかよくわかりませんが、わたしがまえに読んだ時代小説で、死んだ愛妻を庭に埋めるというシーンが出てきたので、どうなのかなと思った次第です。
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奥様は魔法使い 前編

奥様は魔法使い 前編

<ストーリー>
主人公・蓮河玄陽(よもぎかわくろはる・クロ君)とアナスタシア(アナ)はごくありふれた国際結婚カップル、ではありませんでした。なんと、アナは人間の精気を吸うことによって力を得る魔法使いだったのです。

とはいえ、アナ自身は少々ズレたところはあるものの、ごくふつうに人間社会に溶けこむことのできる幼な妻です。クロ君も、ふつうの人間ではないアナを、こよなく愛していたのでした。

そんなふたりの関係が新婚から愛はあれども倦怠期に突入しはじめたある日、クロ君はとなりの家の人妻・罰谷さんに声をかけられます。

豊満・高身長・熟女と、ロリでツルペタなアナとは正反対の美女である罰谷さんに、クロ君はひそかに憧れのような気持ちをいだいており…(ゼロアニメーションより)

<感想>
夕方の時間帯に放映されているアニメのような、落ちついていてシンプルな絵柄の作品です。タイトルからして往年の名作ドラマ・奥様は魔女のパロディであり、いかにもホームドラマのようなつくりになっています。

かわいらしい絵柄ですが、萌え絵としてのメリハリは効いており、なかなかエロ度は高いでしょう。メインヒロインはロリ妻・アナですが、意外にもエロシーンの存在する熟女キャラがふたりもいて、むしろ熟女好きのほうが楽しめる気がしないでもありません。

声優さんの演技も、とくにアナ役のかたは表現力もすばらしく、エロ度も高いため、なにもなければ超オススメしたいところです。

しかし、ストーリーに少々問題があります。といっても、つまらないということはまったくありません。ただ、この絵柄でこの内容は詐欺レベルの、激烈な鬱展開が存在するのです。

どのぐらい鬱かというと、たとえばふつうにサザエさんを見ていて、波平がオヤジ狩りにあい、病院に担ぎこまれたあげくそのまま帰らぬ人になったらおなじぐらい衝撃的だろうという感じの鬱さです。子供が見たらまず泣きます。まあこの作品はエロアニメなので子供は見ませんが、イメージ的に。

わたしは予備知識一切なしでこの作品を視聴してしまったため、マジでビビってしまいました。いちおう、鬱自体はわりと耐性のあるほうだと自認しているのですが、これは家の中を歩いていたらタンスに小指をぶつけた的嫌さがあります。精神有害なので、ご注意ください。



※波平がオヤジ狩りあう…へんな例えになってしまいました。わたしはあまりくわしくませんが、クレヨンしんちゃんの登場人物に、テロで亡くなるキャラクターがいたかと思われますが、それにも似ているかもしれません。ただ、クレヨンしんちゃんはなんとなくもとから毒が強そうな気がするので、あえて国民的健康優良アニメであるサザエさんを例にした次第です。なにしろ、この作品は途中までほとんど毒らしい要素を感じなかったものですから。
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奥様は魔法使い 後編

奥様は魔法使い 後編

<ストーリー>
罰谷さんとの一件以来、どこか様子がおかしいアナ。今日も、目のしたにクマをつくっていました。聞けば、考え事をしていて眠れなかったとのこと。

どうも、アナの母親・アーニャの魔力を感じるのだそうです。実の母ながら、アナを性奴隷のようにあつかい、虐待を繰り返してきたアーニャの存在に、アナは恐怖していたのでした。

とくに、アーニャが現れた場合、危険なのは夫たるクロ君。もともと男を嫌悪しているアーニャに見つかったら、下手をしたら死、もしくはそれ以上のひどい目に合わされるかもしれません。

とにかく気をつけて、なにかあったらわたしを呼んでといいつけて、クロ君を会社に送り出したアナでしたが…(ゼロアニメーションより)

<感想>
今回は前作奥様は魔法使い 前編と比較するといくぶんわかりやすい作品になっています。前作はほのぼの路線と油断させておいて強烈な鬱が来ましたが、今作ではふつうにアナの虐待とかアーニャがどれだけ非道な魔法使いかという描写がされていて、はじめからそっち系の話と理解できるからです。

もっとも、そのせいで相当殺伐とした内容になってしまいました。セリフなども、ギャグっぽく流してはいますが、親子のやりとりだと考えるとあまりにも悲惨です。はっきりいって非常に毒の強い作品という印象です。

さて、ストーリーに関しては、盛り上げとエロを絡めたつくりで、かなりうまいと思います。ラスト近くの対立シーンでは、キャラクターの感情表現も充分で、納得がいきます。ちょっと解決のネタが唐突で、伏線がないようにも思いますが、ゆるせないようなものでもありません。

しかし、残念ながら今回は絵があまりうまくありません。微妙に乱暴で、手抜きな感じがします。また、アナの母親・アーニャのデザインも、あまり美しくありません。熟女だからか化粧が濃く、そして胸が垂れています。かといって、この萌え絵ふうのデザインでは、熟女好きが反応するのも限界があります。

前回は、内容の鬱さはべつとして刺激的な作品でしたが、今回はわりと凡庸な作品です。つまらなくはありませんが、とくに優先するほどではないと思います。



※非道な魔法使い…アーニャのせいで人間が干物(老人?生死不明)になるシーンが存在します。絵がかわいいので深刻ではありませんが、見ていて気分のいいものではありませんのでご注意ください。
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