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椿色のプリジオーネ 第二幕 ~玄い雪景色~

椿色のプリジオーネ 第二幕 ~玄い雪景色~


<ストーリー>
浴槽に浮かぶのは赤い椿の花。美しい花に塗れ、メイドの野際琴美は息絶えていました。顕嗣の父弓三郎を心から慕い、弓三郎死後はその霊前で日々の報告を怠らなかったこの娘が、何者かに殺害されたのは明らかでした。

西園寺家の隠れた奇習。世間の常識にとらわれない大人物を育成する目的で、公然と複数の妾をもつこと。そして琴美は、その習しに基づいて顕嗣に抱かれた直後の死でした。何者かのメッセージ、あるいは、警告?顕嗣は執事の佐伯昇が通報しようとするのを止め、琴美を屋敷地下の保冷施設に保管させると、自ら捜査に乗り出します。

顕嗣は朝食のとき、メイドたちに琴美の死を発表した際、迂闊にも口を滑らした元社長令嬢・速水小夜を性的拷問にかけ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
一応西園寺家、ということになっていますが、これが日本であるようには思えません。はっきり言って現代であるようにすら思えません。現代には便利な文明の利器があり、金持ちはおろか、一般人でも当たり前に持っているそうしたものがあれば、この作品で描かれている状況のいくつかは成立しないからです。したがって、これを現代日本のお話として考えれば設定の破綻以外の何者でもありません。なにしろ、当たり前のように銃を持ち出しているという用意のよさ(笑)。そういうところに厳格な方は楽しめないかもしれません。

しかし、そうした点に目をつぶり、20世紀初頭のヨーロッパあたりの雰囲気を描いていて、舞台やキャラクターが日本なのは単に視聴者がなじみやすいようにしているから、という具合にこちら側で補完してあげることが出来るなら、この作品は良質なミステリーとして楽しめるでしょう。そういう作りに賛否はあると思いますが、人形劇の黒子のように、ある意味お約束として捉えたいところです。

お話に関しては非常に痛ましく、チェンバロを使った儚げな音楽によって、陰鬱な展開に花を添えています。ミステリーとしてのトリックもあり、さらに展開は月並みながら設定に基づくキャラクターのセリフも素晴らしい効果をあげていて、十分に楽しめます。

エロ度に関しても、容疑者への性的拷問という素晴らしいシチュエーションで、三角木馬で四肢を拘束したあと張型で犯しながらポラロイドカメラで恥ずかしい姿を撮影し、さらにニシキヘビに襲わせるというかなり濃いもので、見応えがあります。キャラクターの設定がしっかりしているため、反応もリアリティがあり、実用性も十分です。

今作で一応の解決が見られたかのようですが、お話はまだ一話あります。まだどんでん返しがあるのでしょうか?非常に先が楽しみになる出来の良い作品だと思います。
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