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ゼロアニメーションの最新作品

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雛鳥の囀 前編

雛鳥の囀 前編


<ストーリー>
19世紀・大英帝国。鉄道王ドレッド=バートンの屋敷は、新しい女主人クレアのもと、穏やかな時を刻んでいました。屋敷は火災で一度焼け落ちていましたが、いくつかの調度品は焼失から免れ、良くも悪くもかつて起こった出来事を思い出させます。

かつて起こった出来事。いまでこそクレアの執事としてメイドたちを束ねるフォスターは、実は凄腕の調教師であり、クレアはバートンの命で高級娼婦になるべく調教されていたのです。とはいえ、それももう昔のこと。クレアは屋敷の主といっても絶対的な存在ではなく、友達のような感覚で、自らお茶を入れたりもしていました。

ところが、そんな平和な日常は、長くは続きませんでした。突然、キャロルという金髪の少女が屋敷にエリザベスという友人を連れて乗り込んできたのです。

なんとキャロルは大財閥の娘で、鉄道王の遺産を横から掠め取るために送り込まれてきたのでした。キャロルは合法に見せかけた不当な手段でバートンの屋敷を押収すると、あたかも王者の如くに振る舞い、そればかりかフォスターに、他に行くところのないメイドたちを娼婦として調教するように命じ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
いわゆる「メイド萌え属性」がブームとなる始まりごろに位置するシリーズです。この前シリーズにあたる作品に「殻の中の小鳥」というのがあり、どうやらこちらが名実ともにメイド萌えの起源ということになるようです。

わたしは一応前シリーズの方は見たことがあるのですが、なにしろものすごく昔のことなので、内容は今回記事を書くために設定を調べるまですっかり忘れていました。もっとも、前シリーズのネタはちりばめられているものの、基本的にきちんとこの作品だけでも楽しめるように作ってあるので問題はありませんでしたが。

絵に関しては極めて美しく、背景やヴィクトリア朝時代のイギリスの庭園・習俗もきっちりと調べられている感じがして、それだけでも見る価値があります。そしてお話に関しても、大半メイドを調教しているだけの内容にしては意外性やドラマがあり、飽きさせません。とりわけ、キャラクターの描きわけは見事なもので、調教されるメイドたちの反応もバリエーションがあり、さらにキャロルの傍若無人っぷりはむかつきながらも爽快感があります。

エロ度に関しては無修正で、絵が美しいので実用性は十分です。メイドの人数が多いため、一人一人の時間が必然的に短くなってしまうのが難点ですが、最初に調教を受けるキャラクターに関しては尺が長めにとってあるのでボリューム感もあります。

さすがに歴史的作品という位置づけにあるシリーズに相応しい安定した面白さです。萌えと一口に言っても、その歴史や定義などは実はあんまりよく分からない方、この作品を見て勉強してみてはいかがですか?(笑)



関連シリーズ
殻の中の小鳥
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