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<ストーリー>
満月の夜、高校生神崎のアパートに、古い知人のような気がする男・睦月が現れます。睦月はペットを飼えといって人間の少女によく似た謎の生物を連れてきました。
なんとその少女はセックスでエクスタシーに達すると体が剛毛に覆われるという、狼少女でした。神崎は少女にクアールと名づけます。
クアールが来てから、神崎は不思議な夢を見るようになります。砂漠の巨大な塔。謎の怪鳥。巨大ロボット。
ふとした瞬間に、夢に出てきた怪鳥の名を思い出し、「カルラ…」と呟いた瞬間、何か巨大なエネルギーの塊が神崎のアパートを破壊し…(ゼロアニメーションより)
<感想>
ルナティックナイトというタイトルのとおり、気が狂った作品です。内容からして横山光輝氏の名作・バビル2世のパロディと思われますが、実にシュールでブラックな展開が満載です。
何しろ、ごく普通にニューヨークが壊滅したり、アラビア半島が消滅したりするからたまりません。表現が明るいので、陽気な悪夢を見ている感じです。
絵柄が可愛らしく、深刻さのかけらもないのに、主人公は首だけになるわ、核ミサイルは発射されるわ…。正直、開いた口がふさがりませんでした。
ともかくコメディータッチの作品で、かなり笑えるので、ブラックな展開が好みの方なら見る価値はあると思います。深く考えるとちょっと寒気がするようなところがありますが…。